2009年12月28日月曜日

i-SIM News:023/2009 プレーバック

こんにちは。仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所(ISIM)の荒木です。2009年も総括の時期を迎えました。スポーツ界を顧みると、世界陸上選手権男子100mでジャマイカのボルトが9秒58の世界新で駆け抜けました。ワールド・べースボール・クラシック(WBC)では、侍ジャパンが連覇し、日本中を沸かせました。目を東北に転じれば、プロ野球の楽天イーグルスが"下馬評"を覆してパリーグ2位と大暴れ。地力をつけてきたことを証明しました。また、サッカーのベガルタ仙台はJ2初優勝。勢いに乗って天皇杯でも初の4強入りし、明日29日の準決勝でガンバ大阪と対戦します。モンテディオ山形もJ1残留を決め、来期のみちのくダービーが楽しみです。東北のスポーツファンにとってはたまらない年でした。皆さんはこの一年、いかがでしたか。それでは、今年を締めくくるi-SIM Newsを粟木一博研究員にお願いいたします。どうぞー。

◆2009 プレーバック
先日、サンタクロースから指令があり、娘にクリスマスプレゼントを贈りました。前から彼女が欲しがっていた電子辞書です。英和辞典だけではなく機能満載、とても便利です。しかし、電子辞書がどれだけ便利になろうとも紙でできた辞書がなくなるとは思えません。それはなぜでしょうか。紙、インクの香りや質感、前後にある関係のない語句。単語の意味を調べることとは無関係に見えるようなことが、案外、紙でできた辞書の魅力を支えているのかもしれません。スポーツも同じです。仮想空間が本物の体験に取って代わることは決してないでしょう。研究員と活動に関わる様々な人たちとがスポーツをテーマに実際に様々な経験をし、それによって「つながり」を築き、それを強めてゆく。そんな研究所の一年を振り返っ てみました。
宮城県サッカー協会、ベガルタ仙台、ベガルタ仙台ホームタウン協議会とともによりよいスポーツ環境づくりをテーマに「おかげさまプロジェクト」が発足。その中でCM映像やポスターの制作などの役割を担いました。キーワードは「ありがとう」、「どういたしまして」です。
8月28日から3日間、宮城テレビ放送との共催で「第2回国際スポーツ情報科学カンファレンス」を開催しました。29日には2016年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会の河野一郎事務総長とラグビーの神戸製鋼コベルコスティ—ラーズゼネラルマネージャー総監督の平尾誠二氏による特別講演が行なわれました。3日間を通じて延べ130名の参加がありました。参加者、スポーツの現在と未来、あらゆる環境で行われているスポーツ。これらを「つなぐ」ことがテーマとなりました。
9月20日(日)から22日(火)までの3日間、北海道中川町で、今年で2回目となる「こどもスポーツ大学」が開催されました。参加した子ども達は上川北部地区五市町村から集まった小学4年生から6年生までの24名です。スポーツを通じてルールを守ることや仲間と協力することなどを通じて「自ら考え行動すること」を学ぶ2泊3日の活動です。この他、このi-SIM Newsの発信開始、研究委託を受けている、和歌山県、秋田県、岩手県でのタレント発掘・育成事業など、おかげさまで大変充実した一年を送ることができました。来年度もますます活動を発展させていく所存です。どうぞ皆様方の温かいご支援、ご指導を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

〈編集後記〉一喜一憂するような社会の動き、様々な人間模様を織りなした2009年もフィナーレを迎えつつあります。まさに「光陰矢のごとし」。残すところ数十時間。人も物も忙しく動く時期です。帰省時の交通事故や風邪などにはくれぐれもお気をつけ下さい。「終わりよければすべてよし」。心安らかに2009年を送り、すがすがしい気分で新年を迎えたいものです。
(荒木)

2009年12月21日月曜日

i-SIM News:022/映像編集アカデミーへ突撃インタビュー!

こんにちは。仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所(ISIM)の前田です。
先週のi-SIM Newsの文章が全て英語で書かれていたことに驚きましたか?
ISIMでは、国際性に富む人材の育成にも力を入れています。

12月も残すところ、あと10日ほどとなりました。
仙台大学周辺は、雪の降る日が多くなってきました。皆さんが、住んでいる街はどんな冬景色になっていますか?
さて、本日はi-SIM News:005/人間性と社会性を磨く自由闊達な場=ISIMアカデミーの際に紹介致しました「映像編集アカデミー」について、指導担当である小野寺研究員と受講生に、実際にアカデミーに取り組む中で感じる自分の変化やこれから取り組みたいことについてインタビューします!


「こんにちは。スポーツ情報マスメディア学科1年 鎌田 淳史(かまた あつし)です。
私は、将来紙面の出版・編集に関する仕事に携わりたいと思い、スポーツ情報マスメディア学科に入学しました。
ISIMで行われている映像編集アカデミーを受講することで"情報の伝え方"に対する、自らの考え方に変化を感じています。
私にとっての映像編集アカデミーは、表現方法(映像、文字、言葉)や表現による効果について、将来へ向けた専門性と教養を身に付ける場であると考えています。
今後は、レイアウトやデザインについても勉強し"情報を伝える力"をつけていきたいです。」


「こんにちは。スポーツ情報マスメディア学科1年 佐藤 幸輝(さとう こうき)です。
私は、高校時代の部活動での経験から、将来はバスケットボールの試合分析に関する仕事に携わりたいと思い、スポーツ情報マスメディア学科に入学しました。
映像編集アカデミーを受講してからは、情報の伝え方や受け手の視点を考えるようになりました。
ここで学んでいることは、試合分析に活用する映像の撮影に活かせることがとても多くあると感じています。」


「こんにちは。スポーツ情報マスメディア学科1年 進藤 健二(しんどう けんじ)です。
私は、将来企業広報として文章で情報を伝える仕事に就きたいと考えています。
映像編集アカデミーを受講して、映像撮影や映像編集に関する技術を学ぶと同時に"情報を受け取る対象の視点"について深く学んでいます。
また、ご指導いただいている小野寺さんは、私たち学生との接し方や指導の仕方にとても魅力を感じられる方です。
これからも、小野寺さんから多くのことを学び、そして少しずつ活動の場を広げていきたいと考えています。」


「皆さん、はじめまして。映像編集アカデミーを担当しております 小野寺 努(おのでら つとむ)と申します。
映像編集アカデミーでは、受講している学生達が、記者、広報、アナリストなどに共通して必要とされる"情報を伝える"ということを学んでいます。
また、学生の興味・ニーズに対応する場にできるよう、学生たちとのコミュニケーションを大切にしています。
学生達と関わる中で、学生達の自分や物事に対する意識レベルの向上を実感しています。
この意識レベルの向上が次へのステップにつながると肌で感じています。
そして、撮影や映像編集の技術習得よりも本人にとって意味のあることだと思っています。
今後も、アカデミーを通して学生達と"情報を伝える"ことについて学んでいこうと考えています。」


<編集後記>
皆さん、ISIMで行っている映像編集アカデミーの活動や学生の成長を今回のインタビューから伝わったでしょうか。
学びたい学生に対して常にオープンスペースとなっていることもアカデミーの特徴だと思っています。
今回は、インタビューを通して"生の声"をお伝えしましたが、まだまだ紹介しきれないことが多いので、機会がありましたら、是非お立ち寄りください。
街中クリスマス一色となり装飾やイルミネーションが綺麗な季節となり、こころなしか気持ちがウキウキしてきました。
このi-SIM Newsも今年は残すところあと1回となりました。この1年を振り返りながら、気持ちよく1年を締めくくりましょう!(前田)

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仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所
Institute of Sport Intelligence & Massmedia (ISIM)

TEL:0224-55-1045(内:656)
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2009年12月14日月曜日

i-SIM News:021/ What is "journalism"?

How do you do?, this is Yu Nitobe from Department of Sport Intelligence and Mass Media(SIM) at Sendai University. It has been getting colder than last week. Please take care of yourself. By the way, do you know the word "journalism"? today, I would like to introduce "what is journalism" to you. Mrs. Lin!! Please introduce about it.
Hi, this is Lin from Department of SIM. It's my second year teaching here and my specialty is Mass media and Journalism Studies. Today I would like to share with you some of my thoughts about "journalism".
To most Japanese students, the word "Journalism" (or "press") might sound unfamiliar and foreign because it is not a word they frequently use in daily conversations. Even for those who are aware of what it means, they sometimes answer that it is of the same meaning with "mass media". Moreover, people usually think of it as a jargon only understood among mass media companies. However, what I want to emphasize here is, journalism, as a social activity, is neither only a job at mass media companies nor a consumer goods. It is an activity which used to play an important role in the process of democratization, and now is still essential to our society and daily lives. Journalism carries an important task to keep a society work in a democratic system, and to avoid any autocratic decisions.
Before sharing with you my thoughts on "journalism", I want to define it in a broad sense that it is "an activity of recording/reporting/explaining social issues by anyone in a society". By defining journalism this way, we will find that it is not only the employees at mass media companies who can be called journalists, people who regularly record/report/explain issues happening around them can be potential journalists as well. Especially with the drastic development of information and computer technologies in recent years, people using blogs, web news sites or email networks to report news are increasing and they all can be called journalists as long as what they write are based on facts and rational discussions.
Therefore, journalism is not an activity which is only limited to some special skilled reporters but is a practice to be carried out by members of the society to discover social problems, reporting and bringing them people's attention. The area journalism mostly covers include sports, politics, culture, economics and international/local affairs, but there still have more areas needed to be discovered and reported from an alternative perspective.
[the editor's postscript]
Everyone, did you understand "journalism"? If you are interested in "journalism", Department of SIM supports all of you!
Thank you.
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2009年12月7日月曜日

i-SIM News:020/バンクーバーオリンピックにおける情報支援プロジェクト!

こんにちは。仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所(ISIM)の二戸部です。12月は別名「師走」!!皆さんお忙しい時間をお過ごしでしょうか。1人、2人とバンクーバーオリンピック出場内定者も決まり、いよいよ決戦間近に感じられる今日この頃。私も昨年の北京オリンピックでは、日本選手団を「情報」面から援護射撃する「北京オリンピック情報支援プロジェクト」に参加しました。このプロジェクトには、仙台大学スポーツ情報マスメディア学科の学生も参加し、「情報を伝えることの喜び」「情報を上手に伝えることの難しさ」を体験しました。今回のi-SIM Newsでは、昨年に引き続いて実施が予定されている「バンクーバーオリンピック情報支援プロジェクト」における、仙台大学サポートチームの活動について紹介します。それでは、藤本先生よろしくお願いします。
競技スポーツとスポーツ情報戦略
「バンクーバーに向けたナショナルチームの準備と仙台大学」
こんにちは!仙台大学の藤本です。いよいよバンクーバーオリンピック(2月12日開幕)まで残すところ数ヶ月となりました。皆さんはどんな競技に注目していますか?各種目のナショナルチームは現在シーズンに突入した時期でもあり、日本代表選手はこれから続々と決まり報道されてくると思います。あまり知られていませんが、新たな選手が出てきている競技もあります。特に注目は、皆さんが良く知っているスキーのフ・・・っと、ここで紹介するのはやめておきます。皆さんも今から代表選手有力候補を探してみてはどうでしょう。新しいオリンピックの楽しみ方も見つかるかもしれません。
さて、話は変わって、仙台大学では、オリンピック日本選手団をサポートする活動が動き出します。前回(2008年)の夏のオリンピック(北京)では、仙台大学で初めてとなる日本選手団を影で支える活動を行ってきましたが、今回も冬のオリンピックをサポートする活動がスタートします。何をするかと言うと、日本選手団が必要な競技に必要な情報を探して、まとめていきます。先ほども書いたような、日本人選手だけじゃなく、海外の有力選手を見つけ、その選手の競技歴やどんな練習環境でトレーニングを行っているかなど、様々な情報を集めます。また、冬のオリンピックではすべての種目で道具が重要な役割を持っています。 このような道具の開発に関する情報を集めたりもしています。皆さんも新聞や雑誌、もちろんテレビに映る情報からも見つけられる情報はたくさん隠されています。ぜひ自分だけの「とっておき情報」を探してみてください。その情報は仙台大学のサポートチームでも探せていない情報かもしれません。見つけた!と思ったときはぜひ連絡を ・・それでは。
<編集後記>
皆さんいかがでしたか。仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所とスポーツ情報マスメディア学科は大学内だけではなく宮城県・日本を越えたグローバルな活動を行っています 。 先日、i-SIM Newsの17号にてご紹介した、久保田氏の講演会が学内でありました。この講演を通して我々スタッフや学生は、「情報を伝えることの奥深さ、難しさ」を再確認させていただきました。2月のバンクーバーオリンピックも、「情報の質」を大切にしながら、「仙台大学サポートチーム」はチーム一丸で頑張ります。詳しい内容をお知りになりたい方やご意見などのある方はisim2008@scn.ac.jp <mailto:isim2008@scn.ac.jp> へご連絡ください。(二戸部)

2009年12月1日火曜日


 仙台大学スポーツ情報マスメディア学科
「取材報道演習Ⅰ(河北新報社による出前講義)」

 平成21年12月1日(火) 、河北新報社の社員による出前講義が行われた。90分 間の講義の内容は、「新聞社の役割」や 「仕事の内容」について、日頃感じていることを、入社5年目 の6人の社員に 率直に話していただくというものであった。日々、マスメディアに関する講義を受講し ている学生達は、 若い新聞社の社員による新鮮な講義を積極的に受けていた。

 平成17年に入社した東野氏は、現在秋田県政記者クラブに所属し、行政の政策 の取材を行っている。入社2年目で、宮城県警記者クラブに所属になり、事故や事件の際、被害者 やその家族に対する取材では大きな葛藤が あったと話す。学生から「どうやって、それを乗り越えたのか」という質問には、決して野次馬ではなく、誠心誠意被害者や関係者の現状を伝えることで、救えることがあるんだという意識のもと、取材に取り組んだと答えていた。今の仕事のやりがいは、取材した人とのつながりによって、いろんな人と出会えること。また、秋田にいて強く思うことは、工業等が盛んではなくても、地域に密着して励ますことも、地方紙としての重要な役割だということ、と熱く語った。
 
写真部に所属する高橋氏は、Jリー グのモンテディオ山形のホームページに掲載する写真の撮影のアルバイトがきっかけで入社した。現在ではベガルタ仙台担当。憧れのプロサッカー選手を目の前に、写真を撮れることにやりがいを感じ、こういう関わり方もあったんだと、スポーツが好きだったことがマスメディアの仕事に発展した経緯を話した。
 普段使用しているカメラを学生に持たせたり、機材について詳しく説 明したりして、学生達の興味をより一層ひいていた。

 編集局の整理部に所属する杉山氏は、整理部の仕事について説明した。本社の記者、通信社、友好社から寄せられた情報を、整理部でニュースの価値判断をし、見出しを付け、レイアウトを行うとのこと。自分が1番最初の読者になれることが嬉しいし、どのようにしたら読んでもらえるかを考えて仕事をすることに、やりがいを感じると、読者目線で仕事をして いる様子を話した。

 今年、人事部から整理部に異 動になった相沢氏は、大学時代にまちづくりについて勉強していたことがきっかけで、河北新報社に入社した。もともと、マスメディアにも興味があり、地元で地域に関わる仕事をしたいと考えていたことから、河北新報社は非常に マッチしていたが、入社してすぐ人事部に配属された時はどういう部署か分からず戸惑ったという。仕事内容は、出張する人の手配等の勤怠管理だが、楽天の田中選手の取材で飛行機の残り1席を確保できた時に、やりがいを感じたと話 した。

 山形県政と、モンテディオ山形担当の山形氏は、社会で困っている人に対して、何かできないか考えた結果、そのことを世間に知ってもらうことも救うことの1つ の方法であると思い、新聞社に入社した。そのため、記事に対して、何らかの反応があった時、この仕事のやりがいを感じると語った。
 最後に、営業・事業部の佐々木氏。実は佐々木氏は、先生になるという夢を持っている。しかし、社会での経験を積んでから先生になろうと決め、 職種のデパートといわれる新聞社へ入社した。営業の仕事は、販売、広告、事業の3種類に分かれており、コンサートやスポーツイベント、展覧会等の催し物を行う事業部で働いている。各イベントで、様々な人に出会えることで、多くの経験が積むことができ、やりがいを感じると話した。先生になることだけを考えているのではなく、事業部の仕事をする上で、イベントを喜んでくれる人がいると素直に嬉しいと笑顔で学生達に話した。

以上のような、熱く、内容の濃い講義が繰り広げられた。いろんなきっかけから新聞社に入社した社員達の話を聞き、これから就職活動の 始まる学生達に とって、大きな後押しになったのではないだろうか。やりがいを感じながら働くことの面白さ、働くことの意義を学生達は感じ取っていた。


第3 回スポーツを考える会
2009年11月30日(金)  20:00~22:30
おでん三吉(仙台市青葉区一番町4-10-8)

はじ めて夕食を交えて開かれた「スポーツを考える会」。朴澤学長をはじめ マスコミ関係者、東北経済産業局員や高校教諭、スポーツ関係者・東北大教授などスポー ツに関心を持つ 方々約30人に参加頂きました。当初は「2016オリンピック・パラリンピッ ク東京招致を振り返る」をメーンテーマにする予定でおりました が、論客ぞろいで大いに盛り上がり「今 年は楽天とベガルタにいい夢を見せてもらった。来期が楽しみ」や「地域スポーツの発展に欠かせないリーダーの育成が 立ち遅れている」といった発言のほか「芝の上手な栽培法」まで飛び出し、談論風発。それぞれのスポーツへの思いを“交換”し合い、近日中の再会を期して閉 会いたしました。今後も、マスメディア研究所はいろいろな企画を展開して人と人との交流を深める予定でおります。


第2回国際スポーツ情報科学カンファレンス
"地域、学 校、トップから考える、これからのスポーツ"
日時:2009年8月28日(金)~30日(日)
場所:仙台大学、エル・パーク仙台

仙台 大学は8月28日から3日間、株式会社宮城テレビ放送との共催で「第 2回国際スポーツ情報科学カンファレンス」を開催しました。3日間を通して仙台大学の 学生が約60名、一般参加者が約75名と計130名を超える方々にお越しいただきました。2016年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会の河野一 郎事務総長とラグビーの神戸製鋼コベルコスティ―ラーズゼネラルマネージャー総監督の平尾誠二氏による特別講演が行わ れた29日の仙台会場では、ミヤギテ レビと河北新報に取材もしていただきました。今回のカンファレンスでは、全日程を通して「地域・学校・トップ」のスポーツの現状 を共有し、そして、これか らのスポーツを考えました。それを実現するためには、その3者に限ら ず、このカンファレンスへの参加者を含めた「様々な立場の人々」が結ばれることが重要 だと私たちは考 えています。その意味では、「結ぶ」をコンセプトに開催したこのカンファレンスにおいて、参加者の皆様から「様々な分野からスポーツを考え ることができた」「様々なスポーツの価値を知ることが大切であると感じた」などのご感想をいただき、私たちが関 わっていく未来スポーツに向けて、確かな一 歩を踏み出すことができたと実感しています。


タイ トル:花田達朗氏講演会「マスメディアとジャーナリズムの現在と課 題」
日時:2009年6月26日(金)
場所:仙台大学

現 在、わが国では活字離れ、視聴者離れが起こっている。これは、朝刊を 閲読している人の平均閲読時間は25.1分です。世代別にみると60歳代は平均 36.2分、20 歳代は平均15.5分と若くなるほど平均閲読時間は減っていることやテレビの視聴率も上がらないことなどからわかります。また、・やら せ、パクリ、捏造などの個人的な不祥事や集中豪雨型報道、メディアスクラムなどメディアの不祥事が多いことから 現在はジャーナリズムが衰退しマスメディア に対するイメージも低下しています。90年代には、インターネット が登場し、当初は通信手段として使われていたが、短時間で不特定多数の人へ伝達・分配す るマスメディア的な使われ方になり、現在、既存のマスメディアが浸食されています。

ま た、現在まで、「ハードとソフトが一致」した中でジャーナリズムの財 源が調達されてきました。しかし構造変化の中で「ハードとソフトの一致モデル」が崩れ ている今、社会 的に必要不可欠なジャーナリズムの財源をどのように調達するのか。その方法の1つとして、一人の人間がプロとして職能を達成していくプロ フェッショナリズ ムが必要だと考えます。「個」としてのジャーナリストが必要であり、ネガティブな状況ではあるがチャンスはあるかもしれません。

現 在、時代は目にも止まらぬ速さで進んでいるが、いずれの時代において も、変化する環境の中で現実と格闘し、発想の転換を通して克服していくということが必 要ではないで しょうか。


特別 講演「戦い(スポーツ)とインテリジェンス」
2009年12月9日(火) 16:00~17:30
仙台大学

「陸 上自衛隊第二施設団長兼船岡駐屯地司令一等陸佐 白井純夫氏」をお招 きし、スポーツと情報戦略における特別講演が行われました。白井氏は、冷戦下の東欧 ルーマニア駐在武 官として現地での情報収集を経験し、更にソ連を睨んだ北海道・北部方面隊の情報将校(調査部長)として自衛隊の情報収集、情報分析の最前 線で活躍した、情報のエキスパートです。
白井氏は、「戦いにおいて、周りの状況を判断し、相手方が取り得る可能行動を複数列挙し、最もありそうなパターンを想定しなければ な らないことは、スポーツでも同様」と述べられました。
参加した学生からは、「スポーツの世界に限らず、どのような分野においても、情報が大切である ことに気付かされた」との感想が聞かれました。


第2 回スポーツを考える会
2008年11月27日(木) 13:00~15:00
仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所分室(仙台 市青葉区川平2-26-1)

北京 で行われた夏季オリンピック・パラリンピックを振り返るとともに、ス ポーツにおけるタレント発掘・育成事業(文部科学省推進)の取り組みを紹介しました。 また、今回から スタートした参加者による座談会では、地元メディアを長年に渡って牽引している竹鼻純氏(ミヤギテレビ解説委員)を座長に迎え、「企業ス ポーツの衰退にみるわが国のスポーツの現状」や「若年層におけるタレント発掘事業の是非」について語り合いまし た。次回は、宮城県サッカー協会会長・小幡 忠義氏(塩釜フットボールクラブ)を座長にお迎えします。


第1 回国際スポーツ情報科学カンファレンス
2009年9月1日~3日
仙台大学、仙台放送上杉ホール

仙台 大学スポーツ情報マスメディア研究所は、大学の講義の一貫として、 「第1回国際スポーツ情報科学カンファレンス」を開催しました。国立スポー ツ科学セン ターや日本オリンピック委員会の情報戦略活動を担当する講師陣が終結 し、北京オリンピックにおける情報戦略やスポーツ省(庁)設置に向けた最新の情報提供 がなされました。2日の仙台大 学-仙台放送連携協定記念フォーラムには、東京オリンピック招致委員会事務総長を務める河野一郎氏、日本オリンピック委員会 (JOC)理事を務める荒木田裕子氏、国立スポーツ科学センター(JISS)情報研究部先任研究員を務める和久貴洋氏などが講師として出席し、 「スポーツ 立国」や「2016年東京オリンピックに向けて」などをテーマに、本学学生や地域スポー ツ振興担当者との活発な意見交換がなされました。

第1 回スポーツを考える会
2008年7月29日(火) 10:00~12:00               
仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所分室(仙台 市青葉区川平2-26-1)

地元 で活躍するマスコミの方々や障がい者スポーツの関係者、スポーツボラ ンティアの方々や自治体の担当者などと共に、スポーツのいまと未来を語る「第1回ス ポーツを考える 会」がISIMの分室で開催されました。これは人と人をつなぐISIMの存在意義を体言するべく企画されたもので、この日は、中国の北京で 開催される夏のオリンピック・パラリンピックを前に、日本オリンピック委員会が行ったメダル分析の裏側や日本選 手団の現状報告などを勝田ISIM所長から 行いました。次回からは、ISIMの情 報提供に加え、参加者座長制度による座談会も行い、集った人々が主体的に熱くスポーツを考える試みを始めます。


仙台 大学スポーツ情報マスメディア研究所開所フォーラム
2009年4月28日(月) 15:00~17:00
仙台大学

ISIM は2008年4月に、「国立スポーツ科学センターなどと連携し、スポーツ情報に関す る学術的研究を通して、学内外のスポーツ現場に有益な支援活動の展開を 図る」ことを目的 として設立されました。これを機会に「研究所が社会的な認知を得ること」「あらゆるスポーツ関係者とネットワークを構築する」ことを目指 して「開所フォーラム」を開催しました。

演目 一覧
① フォーラム:ISIM開設の意図と可能性
②[シンポジウム]ISIMに期待すること
③[ディスカッション]ISIMの将来像

本 フォーラムは、自治体関係者、大学関係者、地域のスポーツ指導者など 多くの団体から足を運んで頂きました。事後アンケート(資料参照)を実施したところ、 「プロフェッショナルの現場で即戦力で活躍できる人材を育成してほしい」、「スポーツ情報に関わる人材は現状、不足し、一人前に なるにはかなりの時間を費 やしている。是非スポーツ情報の伝え手としてより実践的に学ばせ、マ スコミを始め、各スポーツ団体でのメッセンジャーとしても活躍できる人材を育てていっ てください」と いった人材育成に関して期待を寄せたご意見を頂きました。これらのご意見を大切にし、ISIMの「研究成果」や「事業成果」を広く社会に対 して「発信」して いく必要があると感じました。

 
第3回スポーツを考える会
2009年11月30日(金)  20:00~22:30
おでん三吉(仙台市青葉区 一番町4-10-8

はじめて夕食を交えて開かれた「スポーツを考える会」。朴澤学長をはじめマスコミ関係者、東北 経済産業局員や高校教諭、スポーツ関係者・東北大教授などスポーツに関心を持つ方々約30人に参加頂きました。当初は「2016オリンピック・パラリン ピック東京招致を振り返る」をメーンテーマにする予定でおりましたが、論客ぞろいで大いに盛り上がり「今年は楽天とベガルタにいい夢を見せてもらった。来 期が楽しみ」や「地域スポーツの発展に欠かせないリーダーの育成が立ち遅れている」といった発言のほか「芝の上手な栽培法」まで飛び出し、談論風発。それ ぞれのスポーツへの思いを交換し合い、近日中の再会を期して閉会いたしました。今後も、マスメディア研究所はいろいろな企画を展開して人と人との交流 を深める予定でおります。


タイトル:第2回国際スポーツ情報科学カンファレンス
" 地域、学校、トップから考える、これからのスポーツ"
日時:2009828()30()
場所:仙台大学、エ ル・パーク仙台

仙台大学は8月28日から3日間、株式会社宮城テレビ放送との共催で「第2回国際スポーツ情報科学カ ンファレンス」を開催しました。3日間を通して仙台大学の学生が約60名、一般参加者が約75名と計130名を超える方々にお越しいただきました。 2016年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会の河野一郎事務総長とラグビーの神戸製鋼コベルコスティ―ラーズゼネラルマネージャー総監督の平尾 誠二氏による特別講演が行われた29日の仙台会場では、ミヤギテレビと河北新報に取材もしていただきました。今回のカンファレンスでは、全日程を通して 「地域・学校・トップ」のスポーツの現状を共有し、そして、これからのスポーツを考えました。それを実現するためには、その3者に限らず、このカンファレ ンスへの参加者を含めた「様々な立場の人々」が結ばれることが重要だと私たちは考えています。その意味では、「結ぶ」をコンセプトに開催したこのカンファ レンスにおいて、参加者の皆様から「様々な分野からスポーツを考えることができた」「様々なスポーツの価値を知ることが大切であると感じた」などのご感想 をいただき、私たちが関わっていく未来スポーツに向けて、確かな一歩を踏み出すことができたと実感しています。


タ イトル:花田達朗氏講演会「マスメディアとジャーナリズムの現在と課題」
日時:2009626()
場所:仙台大学

現 在、わが国では活字離れ、視聴者離れが起こっている。これは、朝刊を閲読している人の平均閲読時間は25.1分です。世代別にみると60歳代は平均 36.2分、20歳代は平均15.5分と若くなるほど平均閲読時間は減っていることやテレビの視聴率も上がらないことなどからわかります。また、・やら せ、パクリ、捏造などの個人的な不祥事や集中豪雨型報道、メディアスクラムなどメディアの不祥事が多いことから現在はジャーナリズムが衰退しマスメディア に対するイメージも低下しています。90年代には、インターネットが登場し、当初は通信手段として使われていたが、短時間で不特定多数の人へ伝達・分配す るマスメディア的な使われ方になり、現在、既存のマスメディアが浸食されています。

また、現在まで、「ハードとソフ トが一致」した中でジャーナリズムの財源が調達されてきました。しかし構造変化の中で「ハードとソフトの一致モデル」が崩れている今、社会的に必要不可欠 なジャーナリズムの財源をどのように調達するのか。その方法の1つとして、一人の人間がプロとして職能を達成していくプロフェッショナリズムが必要だと考 えます。「個」としてのジャーナリストが必要であり、ネガティブな状況ではあるがチャンスはあるかもしれません。

現 在、時代は目にも止まらぬ速さで進んでいるが、いずれの時代においても、変化する環境の中で現実と格闘し、発想の転換を通して克服していくということが必 要ではないでしょうか。


特別講演「戦い(スポーツ)とインテリジェンス」
2009 129日(火) 16001730
仙台大学

「陸上自衛隊第二施設団長兼船岡駐屯地司令一等 陸佐 白井純夫氏」をお招きし、スポーツと情報戦略における特別講演が行われました。白井氏は、冷戦下の東欧ルーマニア駐在武官として現地での情報収集を 経験し、更にソ連を睨んだ北海道・北部方面隊の情報将校(調査部長)として自衛隊の情報収集、情報分析の最前線で活躍した、情報のエキスパートです。
白 井氏は、「戦いにおいて、周りの状況を判断し、相手方が取り得る可能行動を複数列挙し、最もありそうなパターンを想定しなければならないことは、スポーツ でも同様」と述べられました。
参加した学生からは、「スポーツの世界に限らず、どのような分野においても、情報が大切であることに気付かさ れた」との感想が聞かれました。


第2回スポーツを考える会
2008年11月 27日(木) 13:00~15:00
仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所分室(仙台市青葉区川平2-26-1

北 京で行われた夏季オリンピック・パラリンピックを振り返るとともに、スポーツにおけるタレント発掘・育成事業(文部科学省推進)の取り組みを紹介しまし た。また、今回からスタートした参加者による座談会では、地元メディアを長年に渡って牽引している竹鼻純氏(ミヤギテレビ解説委員)を座長に迎え、「企業 スポーツの衰退にみるわが国のスポーツの現状」や「若年層におけるタレント発掘事業の是非」について語り合いました。次回は、宮城県サッカー協会会長・小 幡忠義氏(塩釜フットボールクラブ)を座長にお迎えします。


1回国際スポーツ情報科学カン ファレンス
200991日~3
仙台大学、仙台放送上杉ホール

仙台大学スポーツ情 報マスメディア研究所は、大学の講義の一貫として、「第1回国際スポーツ情報科学カンファレンス」を開催しました。国立スポーツ科学センターや日本オリン ピック委員会の情報戦略活動を担当する講師陣が終結し、北京オリンピックにおける情報戦略やスポーツ省()設置に向けた最新の情報提供がなされました。 2日の仙台大学-仙台放送連携協定記念フォーラムには、東京オリンピック招致委員会事務総長を務める河野一郎氏、日本オリンピック委員会(JOC)理事を 務める荒木田裕子氏、国立スポーツ科学センター(JISS)情報研究部先任研究員を務める和久貴洋氏などが講師として出席し、「スポーツ立国」や「2016年東京オリンピックに向けて」などをテーマに、本学学生や地域スポーツ振興担当者との活発な意見交換がなされました。

第 1回スポーツを考える会
2008年7月29日(火) 10:00~12:00               
仙台大学スポー ツ情報マスメディア研究所分室(仙台市青葉区川平2-26-1

地元で活躍するマスコミの方々や障がい者スポーツの 関係者、スポーツボランティアの方々や自治体の担当者などと共に、スポーツのいまと未来を語る「第1回スポーツを考える会」がISIMの分室で開催されま した。これは人と人をつなぐISIMの存在意義を体言するべく企画されたもので、この日は、中国の北京で開催される夏のオリンピック・パラリンピックを前 に、日本オリンピック委員会が行ったメダル分析の裏側や日本選手団の現状報告などを勝田ISIM所長から行いました。次回からは、ISIMの情報提供に加 え、参加者座長制度による座談会も行い、集った人々が主体的に熱くスポーツを考える試みを始めます。


仙 台大学スポーツ情報マスメディア研究所開所フォーラム
2009428() 1500~17:00
仙台大学

ISIM 20084月に、「国立スポーツ科学センターなどと連携し、スポーツ情報に関する学術的研究を通して、学内外のスポーツ現場に有益な支援活動の展開を 図る」ことを目的として設立されました。これを機会に「研究所が社会的な認知を得ること」「あらゆるスポーツ関係者とネットワークを構築する」ことを目指 して「開所フォーラム」を開催しました。

演目一覧
①フォーラム:ISIM開設の意図と可能性
②[シ ンポジウム]ISIMに期待すること
③[ディスカッション]ISIMの将来像

本フォーラムは、自治体 関係者、大学関係者、地域のスポーツ指導者など多くの団体から足を運んで頂きました。事後アンケート(資料参照)を実施したところ、「プロフェッショナル の現場で即戦力で活躍できる人材を育成してほしい」、「スポーツ情報に関わる人材は現状、不足し、一人前になるにはかなりの時間を費やしている。是非ス ポーツ情報の伝え手としてより実践的に学ばせ、マスコミを始め、各スポーツ団体でのメッセンジャーとしても活躍できる人材を育てていってください」といっ た人材育成に関して期待を寄せたご意見を頂きました。これらのご意見を大切にし、ISIMの「研究成果」や「事業成果」を広く社会に対して「発信」してい く必要があると感じました。

2009年11月30日月曜日

i-SIM News:019/研究所スタッフにズームイン!

こんにちは。仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所ISIM)の岩瀬です。

明日から12月。今年も残りわずかとなりました。2829の両日、本学で県内の中学生とその指導者のみなさんを対象とした宮城県ジュニア・アスリート指導者研修会(宮城県体協主催)が行われ、、ISIMが開発・提供している「スポーツ教育プログラム」を受講されました。これは主にアスリートの自己教育力を育てるもので、知的能力開発プログラムなどとも呼ばれています。スポーツをする上で大切なコミュニケーション能力を高めたり、スポーツを支える役割を知るほか、スポーツにはどんな価値があるのか?などを討論したりもしました。ところで、ISIMは研究員であるスポーツ情報マスメディア学科の教員と、事務課に所属する職員とで構成されています。今日は"裏方"として研究活動を支える7人の職員にスポットを当て、これまでと違った視点からISIMに迫ります。荒木事務課長、お願いします!

 

◆研究所スタッフにズームイン!

事務課の荒木です。今週はアカデミックな領域から少し距離を置き、研究所で頑張っている「あの人」「この人」を紹介したいと思います。

 

岩瀬 裕子(専任研究員兼スタッフ) ミヤギテレビのアナウンサーから一転、3年間スペインに自費留学してスペイン語をマスターした。学科のサポートに加え、意欲的な学生を対象とした「トークアカデミー」では、日本語の話し方、コミュニケーション、スペイン語講座を担当。心のこもった指導で、学生を引っ張っています。また、豊富な経験と人脈を生かし、研究所のスポークスマン、折衝役としても活躍。明るく理知的で、常に積極的な女性です。

 

小野寺 努(非常勤スタッフ) 映像・音響工学のエキスパートで、撮影から編集、MA(音声編集)まですべてをこなすトータル制作プロダクションの社長さん。「映像情報アカデミー」で火曜日と金曜日の午後、有志学生にカメラ撮影や編集基礎を指導しています。「プロダクションオーナー」の肩書きはいかめしいですが、友達感覚で優しく丁寧に語り掛けます。とは言っても職人肌の一面を持ち、決めるところはビシッと決めます。頼りがいのある、渋いおじさん。

 

八重樫 瞳(スタッフ・新助手) 仙台大学OGで、大学のことに関しては赴任2,3年目の教職員よりはるかに詳しい。研究所設立時にも、こまごまとした神経を使う任務をやり遂げました。ウオーキングディクショナリー的な存在で、研究員の信頼は厚い。学科全般の補助業務を受け持つほか、研究所のお金の出入りに目を光らせる会計も担当。出張するスタッフの宿泊・切符などの手配もやってくれます。"金庫番"とあって、重み(体重ではない)のある存在です。

 

二戸部 優(スタッフ・仙台大大学院2年) 優しい名前です。和みます。名は人を現す−とも言います。大学内で5本の指に入る「イケメン」です(私見)。バレーボールの名手でもあります。スタッフのチーフ格として、事務総括・タレント発掘事業補助、大型ビジョン放映など、あらゆる仕事に精通しており、信頼できるお兄さんです。IT関連にも強く、機器トラブルの際に不在だと、本当に困ります。来春からは故郷・山形で小学校の新人先生となります。

 

宮本 学(スタッフ・仙台大大学院1年) 甲子園を目指した元高校球児で、鋭い目つき、俊敏そうな体型が魅力的(と評する人もいる)。若干近寄りがたい雰囲気を漂わせもするが、北海道出身らしいおおらかさと温かさを併せ持つ。カンファレンスや講演会の準備、施設・図書管理など多くの仕事をこなすオールラウンドプレイヤー。理論派でもあり、毎週1回、研究所内で随時開かれる自主的な勉強会の中心メンバーとして頑張っている。

 

前田 研吾(スタッフ・仙台大大学院1年) 研究所主催の各種会合の取りまとめのほか、カメラなどの備品や新聞の管理など幅広く担当。黙々とコーヒーの準備をしたり、室内を清掃するなど気配りの人。大変助かります。趣味はラーメンの食べ歩き。趣味からも温厚な人柄がしのばれます(?)。一方、他人の迷惑になるような行動を取る学生には「そんな態度ではどこでも通用しないぞ」。諄々と諭す。学生は「マエケンさん」と慕う。元中距離ランナー。

 

荒木 廸(スタッフ・常勤嘱託) 縁あって春からお世話になっています。40余年ぶりの「大学生活」です。優秀なスタッフに囲まれて幸せですが、新しい組織の構築は容易ではありません。日常の業務に追われながら、こうした環境の中で若い力をどう伸ばしていくか、思案の毎日です。長年、新聞社で働いてきました。

 

<編集後記>皆さん、ISIMで日々奮闘しているメンバーのプロフィールが伝わったでしょうか。(過分な紹介に恐縮中。)機会がありましたら、是非お立ち寄りくださいね。紹介した7人のほかに、北海道北部の美深町(びふかちょう)教育委員会に出向している本間孝太郎(仙台大大学院2年)もまもなく1年の出向期間を終えて卒業の時を迎えます。明日からISIMのブログがスタート。このi-SIM Newsが引き継がれるだけでなく、さらに皆さんに有用な情報を加え、人と人とを結びます。詳細は近日中にお伝えしますのでお楽しみに。いよいよ師走。みなさんはどのように1年を締めくくりますか。(岩瀬)

 

2009年11月24日火曜日

i-SIM News: 018/目指せ!合格!

こんにちは。仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所(ISIM)の岩瀬です。日に日に寒くなって参りましたが、いかがお過ごしですか。さて、本学では今日からAO入試(後期)の出願受付が始まりました。AO入試とはアドミッションズ・オフィス入試の略で出願者自身の人物像を学校側の求める学生像(アドミッション・ポリシー)と照らし合わせて合否を決める入試方法で、本学では書類審査や個人面接、グループ活動などでその選考を行います。そこで、今日は、教育の道を長年歩んでこられた太田四郎先生より、受験までの留意点や試験に臨む心構えなどをアドバイスしてもらいました。

★目指せ!合格!
i-SIM Newsをご覧の皆様、こんにちは! 私は太田と申します。よろしくお願い致します。さて、今日のテーマはこれから行われる仙台大学スポーツ情報マスメディア学科の「入試とその準備」についてです。既に、AO-A、AO-B入試前期、推薦入試を受験された皆様とその保護者の方も多いことと存じますが、受験がこれからだという方は確認の意味でも是非、目を通して下さい。

1 今後予定されている入試と期日 ※ 下記のことについて詳しくは平成22年度仙台大学「入学試験要項」をご確認して下さい。

(1) 12/12・土は、AO-A及びAO-B後期試験が行われます。試験内容は、AO-Aが書類審査、個人面接とグループ活動、AO-Bは書類審査と個人面接です。出願期間はどちらも11/24・火〜12/7・月で、必着ですのでご注意下さい。

(2) 2/6・土、2/7・日、2/8・月は、一般入試前期試験A方式が行われます。試験教科は、国語、英語です。また、同B方式は、2/7・日に実施され、国語、基礎運動能力試験があります。出願期間はどちらも平成22年1/7・木〜同年1/28・木で、必着となっていますのでご注意下さい。

(3)  平成22年3/11・木は、一般入試後期試験が行われます。試験教科は、国語、英語です。出願期間は平成22年2/17・水〜同年3/13・水で、必着となっていますのでご注意下さい。

(4) 大学入試センター試験利用入試について

㈰ 前期
平成22年度大学入試センター試験の、「国語(近代以降の文章)」は必須、「英語(リスニング含む)」「「数学㈵」「数学㈵・数学A」のうち1科目選択の計2科目を対象とし、その合計点で合否を判定します。出願期間は平成22年1/7・木〜同年2/2・火で、必着となっていますのでご注意下さい。

㈪ 後期
平成22年度大学入試センター試験の、「国語(近代以降の文章)」は必須、「英語(リスニング含む)」「「数学㈵」「数学㈵・数学A」のうち1科目選択の計2科目を対象とし、その合計点で合否を判定します。出願期間は平成22年2/17・水〜同年3/5・金で、必着となっていますのでご注意下さい。

2 受験に際しての準備  ※ 下記のことは入試の際の一般的な注意事項です。

(1) 個人面接
・きちんとした服装で、マナーがしっかりしていること。
・正しい言葉遣いができること。
・自分の言葉で自分の考えを明瞭に面接官に話すこと。
・明るく積極的な雰囲気が好印象を与えることが多い。

(2) グループ活動
・積極性、協調性、リーダーシップ、明朗性、キビキビした行動、発想力、創造力、想像力、コミュニケーション力などが総合的にみられること。

(3) 基礎運動能力試験
・ シャトルラン(15mの距離での3往復走)
・メディシンボール投げ(膝立ち位から後方へのバックスロー)
・立ち三段跳び(前方への左右脚交互の3歩跳躍) 

(4) 教科試験
㈰ 国語
・「国語総合(古文漢文を除く)」、「現代文」です。過去問を参考にして内容の読み取り、言葉の正しい理解、漢字の読み書きをしっかり学習しておくこと。
㈪ 英語
・ 「英語㈵」、「英語㈼」、「リーディング」、「ライティング」です。大学でも英語は非常に重要です。過去問を参考にして様々な設問に備えて基礎基本をしっかり学習しておくこと。

<編集後記>
推薦入試が終わった先週金曜日の晩にISIM主催「第3回スポーツを考える会」が行われ学内外から26名が出席。「スポーツのいまと未来」を語り合いました。東北経済産業局やマスコミの方々、スポーツボランティア、総合型地域スポーツクラブの担当者に加え高校教諭、障がい者スポーツ関係者、プロクラブに出資しているスポンサーの方々などさまざまな“スポーツの顔”が揃い、スポーツに対する“熱”を感じました。次回の参加を希望される方は是非ISIM(isim2008@scn.ac.jp)までご連絡下さい。(岩瀬)

2009年11月16日月曜日

i-SIM News: 017/私から見た「SIM」

仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所の宮本です。仙台大学ではAO入試に続き今週は推薦入試が行われます。今後の入試日程では、AO入試・一般入試が行われます。そこで今回は、スポーツ情報マスメディア学科をさらに知ってもらうべく、私から見た「SIM」をお伝えします。それでは、八重樫さんお願いします。

◆私からみた「SIM」
こんにちは。仙台大学の八重樫です。先々週に引き続き、今週はスポーツ情報マスメディア学科(SIM)の紹介をさせて頂きます。SIM学科は、現在、1年生が43名、2年生が46名、3年生が24名の計113名の学生が在籍しています。他学科よりも人数が少ないですが、個性豊かな学生や才能あふれる学生が沢山います。
「SIM学科ならでは」の授業のひとつとして、2年生の後期から開講される「ヒューマンリレーション演習Ⅰ」があります。この授業では、「人間」や「人間関係」について深く考えることをテーマとしています。また、コミュニケーション、プレゼンテーションなど人間関係を円滑にするスキルについても学びます。情報機器やそれを取り扱う技術が進歩しても、スポーツにおいて用いられる情報を媒介するのはあくまでも人間であり、そのために相手の立場に立って考える、話を聞く、話すというコミュニケーションの基本を、ディスカッションやディベート、シンポジウムやマネジメント分析などのスキル習得と併せて学びます。また外部講師をお招きして特別講義なども行なっています。今までお招きした外部講師の先生方は、バレーボール協会専属アナリスト、プロカメラマン、自衛隊情報戦略室長、国立スポーツ科学センター(JISS)情報研究部の方、日本オリンピック委員会(JOC)の方、保険会社広報室の方、雑誌編集会社編集局次長など多彩です。12月1日には、社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の久保田裕氏を��お招きし、「情報モラル」をテーマに、著作権や情報倫理についての特別講義を行なう予定です。興味のある方は、是非ご自由にご参加ください。詳細は後日i-SIM Newsで配信させて頂きます。
最後になりましたが、SIM学科はパソコンを使って映像編集やカメラで撮影をすることを学ぶ学科のように思われがちですが、決してそのようなことが中心ではありません。もちろん授業の中では、パソコンやカメラも使用しますが、それはあくまでも使い方を学ぶ授業の一つであり、大切ことは、情報を扱う教養能力を高めることです。卒業生はまだいませんので、就職先としての具体例はありませんが、社会で生きていくためには「情報を扱う能力(品性)」や「コミュニケーション能力」といったものは必ず必要となります。自分を表現したり、相手を理解したりするためには、伝える、聞く、話すといったコミュニケーションが必要です。SIM学科では、そういったヒトと人とを繋ぐコミュニケーション能力を高め、情報を扱うものとしての教養を学ぶことができます。SIM学科の授業に興味を持たれた方は、是非授業に参加して体験してみてください。お待ちしております。

<編集後記>
今回のi-SIM Newsはいかがでしたか。スポーツ情報マスメディア学科の授業内容等で気になることや知りたいことがありましたら、isim2008@scn.ac.jpまでお気軽にお送りください。よろしくお願いいたします。皆さん風邪やインフルエンザにもご注意ください。(宮本)

2009年11月9日月曜日

i-SIM News: 016/「SIM」の授業に潜入!

みなさん、こんばんは。仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所(ISIM)の岩瀬裕子(いわせ・ゆうこ)です。毎週月曜日、i-SIM Newsをお読み頂きありがとうございます。宮城県では、先日の東北楽天・野村監督の引退に伴う胴上げに続き、今朝もスポーツが地元紙の一面を飾りました。サッカーJリーグ2部の地元・ベガルタ仙台が7年ぶりとなるJ1復帰を果たしたからです。全国的に見ても転勤族が多いと言われる仙台市ですが、私のように実家のある千葉県を離れて1人で暮らす者にとっても、自分の居場所が感じられる喜び・自分の住む街がスポーツで活気付くうれしさを体感しています。皆さんは、ご自身の住む街のスポーツ、またそれを取り囲む環境、盛り上がり等をどのように捉えていますか。このi-SIM Newsも、宮城県内のみならず、遠くは福岡県など10県を超える皆さんに受信頂いています。是非、みなさんの街のスポーツについて、現状なり思い等をISIMまでご紹介下さい。

さて、先週のi-SIM Newsでお伝えしましたように、今日は、開学3年目を迎えるスポーツ情報マスメディア学科(SIM)で行っている授業の一部をご紹介します。ちょうど、本日、マスメディアコース3年生の必修となる「取材・報道演習Ⅱ」が行われました。これは、初めてそのニュースに触れる人にも分かりやすい取材・報道のあり方を考えるもので、履修学生9名が思い思いに、取材映像を発表しました。今日は、授業に参加した先生方の感想も交え、授業を垣間見て頂こうと思います。

◆「SIM」の授業に潜入!

授業担当:山内亨(やまのうち・とおる)教授

延び延びとなっていた合評(がっぴょう)会。自分の足で探した出来事をニュースに仕立てるものですが、各自興味深いテーマを見つけて取材してきました。ママチャリの耐久レースや高齢者の生涯野球大会、体操日本選手権に出場する有望選手紹介や同じくインフルエンザに悩まされるバレー部のニュースなどバラエティーに富んでいました。問題はニュースに仕立てる技術です。学生の四苦八苦振りが伝わってきました。映像の撮り方、編集の仕方、原稿の書き方すべてにわたって「何を伝えたいか?」「そのために何を・・・」の基本に立ち返る必要を繰り返し指摘され、確認した合評会でした。この授業ではニュース表現発表を終え、次回からは3分から5分のミニ企画ニュースに挑戦です。

講評:齋藤博(さいとう・ひろし)教授

きょう久しぶりに3年生の演習に参加しました。3年生とは卒業論文を担当する5人を除いて後期は直接の接点はありません。このため久しぶりに話をした人も多く、私にとってとても楽しい時間になりました。演習では9人の学生が2分前後で取材、編集、原稿を書いたニュースを2時間にわたって見ました。まず、感心したのはネタが誰一人同じものがなかったこと。これは、一人一人がニュースとは何かを真剣に考え、悩み、ネタを決め、取材し、まとめたことがこういう結果になったのだと思います。世の中ではよく「個性的に」とか「個性を活かして」などと「個性」が強調されますが案外、個性とは真摯に対象に向き合い、ぶつかっていった人に自ずと身についてくるものなのかなあと思ってしまいました。今度、機会がありましたら学内、学外の皆様にも是非ご覧いただければと思います。とはいえ、かれらはまだまだ原石です。これからは「テクニック」におぼれずに、「ハート」で本質に迫り、それを伝えられる人間に成長してほしいと心から願い、応援していきたいと思いました。

<編集後記>
大学とは、「ものの見方」を学べるところだと考えます。その中でも、私が参加した今日の授業は、学生が自ら興味を持ち選んだネタ(ニュース)をいかに切り取り、いかに伝えるかという、その学生の顔・「ものの見方」が見えてくる創造的な時間でした。「ものの見方」は自由で、かつ多様であることを実感できました。皆さんでしたら、ご自身の身近なニュースをどのように伝えますか? ご意見・ご感想はisim2008@scn.ac.jpまで。(岩瀬)

2009年11月2日月曜日

i-SIM News: 015/私から見た「SIM」

こんばんは。仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所(ISIM)の岩瀬です。おととい、昨日と本学では大学祭が開かれ、2日間で延べ5000人近い方が来場されました。ありがとうございます。宮城県出身の人気アーティスト・LGYankeesの生ライブや楽天イーグルスの初代監督・田尾安志氏のスポーツ講演会など内容盛りだくさん!会場は熱気に包まれていました。そして、その学園祭終了を知ってか知らずか、県内は今朝から曇り空。雨粒も落ちる寒い1日になりました。さて、その仙台大学では、本日、11月2日(月)から11月12日(木)まで推薦入試の出願を受け付けています。詳しくは、仙台大学ホームページ www.sendaidaigaku.jp/ をご覧ください。そして、今日のi-SIM Newsは、この人からです!

◆私から見た「SIM」
こんばんは。仙台大学スポーツ情報マスメディア学科(SIM学科)の学科補助と研究所の運営スタッフをしています、助手の八重樫瞳 (やえがしひとみ)です。私は、主に学科学生の皆さんの学生生活や授業補助、また会議の運営などを行なっています。今回は、勝田学科長の了解を得て学科に関係する先生方で行なわれる会議の様子を簡単に紹介します。先生方の会議の概要から、学科の姿を垣間見ていただければ幸いです。

■ 定例「学科」会議
定例の学科会議は、学科に関するすべての先生が集まり、月に一度行われます。ここでは、学生の生活状況や実習・演習などの報告の他に、教育方針や、進路、就職などといった学科運営のあり方や方針などが話し合われます。
■ 学科長・主任会議
学科長と教育主任、そしてコース主任の4名の先生方で行なわれる会議です。学科全体の課題や具体的な対策など、学科会議に提案する内容などが話し合われます。
■ 担任会議
学科長・コース主任・担任の先生方で、学科学生の生活状況や授業への取組みなどについて話し合います。
■ プロジェクト会議
先生方は、学科独自の検討プロジェクトに所属しています。以下のようなプロジェクトがあり、それぞれのプロジェクトはリーダーの先生を中心に話し合いを重ね、具体策を学科会議に提案したり、年度末には検討内容の報告書を提出することになっています。
・カリキュラム検討プロジェクト:授業科目や授業内容などのあり方を検討します。
・進路就職対策プロジェクト:学科生の進路開拓や指導について検討します。
・大学院接続検討プロジェクト:学科生卒業後の大学院との接続について検討します。
・卒論/制作運営委員会:学科生の卒論・卒業製作のあり方や指導について検討します。
・高校訪問授業プロジェクト:学科の教育を高校生に理解してもらうための訪問授業について検討します。

次回は、学科授業の様子について紹介したいと思います。

<編集後記>
日本で初めて”スポーツ情報”に特化した形で設立されたスポーツ情報マスメディア学科(SIM)。その授業をサポートしたり、地域の中の”ひと”と”ヒト”とを結んだりと、主にスポーツ活動の中で、”ひとづくり”に力を注ぐのが、スポーツ情報マスメディア研究所(ISIM)です。本学では、いつでも学科案内や研究所の施設見学などを行っていますので、お気軽にお問い合わせ下さい。詳しくはISIM(isim2008@scn.ac.jp)まで。寒さが厳しくなってきました。ご自愛を!(岩瀬)

2009年10月26日月曜日

i-SIM News:014/「思い描くものを形にできる場所」=インテリジェンスルーム


仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所の宮本です。本日のテーマは「インテリジェンスルームの秘密」。オープンキャンパスや学科一日体験会で、皆さんはその「秘密」に気づきましたか?藤本先生からのレポートです。氏家君からの「仙台大学大学祭」のご案内も併せてどうぞ。

★インテリジェンスルームの秘密
皆さんこんにちは、藤本です。今回は学内有数の映像編集機材が揃う「インテリジェンスルーム」の紹介をしたいと思います。この部屋は仙台大学第3体育館の4階に位置し、廊下からみてガラス越しにならぶ映像編集用のパソコンはまさに圧巻の一言です。部屋の名前に「インテリジェンス」とあるように、この部屋では、課題を作成したり、レポートを作ったり、単にパソコンなどの機械やソフト等を操作できるようになるだけではなく、収集した情報の共有、機器やソフトの使用方法、自分たちが作成した物の評価など、そこで行われる「人と人とのコミュニケーションからくる情報交換」を基に「思い描くものを形にできる場所」であり、その形にする方法をこの部屋がサポートしてくれるのだと思います。


具体的には、平日は授業での使用をはじめ、部活動の大会映像の編集・加工、レポート作成などが行われています。さらに北京オリンピックにおいては、世界各国の強化戦略の分析などを行う情報支援プロジェクトが行われ、「インテリジェンスルーム」も重要な活動拠点となりました。「インテリジェンスルーム」はスポーツ情報マスメディア学科の学生だけではなく仙台大学生の皆さんが使いたいときに使用できるように、決められた時間内に常時開放しています。この部屋での活動を通じ、新しいアイデアが生まれ、多数の成果に繋がっています。また、機材の操作方法を覚えることで、作品のクオリティが上がり、次の活動へのチャレンジができる場所にもなっています。

★仙台大学大学祭開催間近
スポーツ情報マスメディア学科2年、大学祭実行委員の氏家奨悟です!!10月も終わりに近づいてきました。10月後半と言えば・・・ハロウィン!!それも大事だけど、10/31、11/1にある仙台大学大学祭を忘れちゃいけません!!今年の大学祭は例年以上に内容が盛りだくさんとなっており、来場して頂いた皆さん全員に、ご満足して頂けるイベントを沢山ご用意しています☆☆その中で、私なりに注目点を3つにまとめました。

<模擬店>今年の模擬店出店団体は21団体となっており、中には沖縄そば、ミネストローネ、のっぺ汁などのように涼しい季節に合った様々な食べ物があるので、是非お腹をペコペコにさせて立ち寄ってみてください。

<講演会> 仙台大学初の歌手ライブは、なんと今話題のLGYankees、Noa、SO-TAの豪華3組☆スポーツ講演会には、最近クライマックス決勝進出を決めた楽天イーグルスの初代監督 田尾安志さん、そして、カリフォルニア州立大学ロングビーチ高の学科長ガスリーさんに来ていただき、貴重な講話をして頂きます。野球好きの方、楽天好きな方は必見です!また、当日は仙台大学副学長のキーナート先生との対談も予定しています。

<イベント・後夜祭>今年の実行委員主催イベントは2つあります。1つ目は、早食い大会!2つ目は、ファションデートNo.1決定戦!審査員は会場にいるみなさん☆全員参加型のイベントになっていますので、是非参加してみて下さい。他にも、10団体以上の団体がダンスや踊り、催し事などを用意しています。また、後夜祭では、全員が参加できるビンゴ大会や各イベントを用意しています。以上のように、楽しいイベントをたくさんご用意致しております!是非この機会に仙台大学にご来場ください。

日時・時間帯:10/31 9:00‾18:00 11/1 10:00‾20:00

<編集後記>
いかがでしたか。今週末は仙台大学大学祭に多くの方が参加していただけることを願っています。皆様もお友達を連れて参加してみて下さい。ご意見、ご感想はisim2008@scn.ac.jp  までお気軽にお送りください。(宮本)

2009年10月19日月曜日

i-SIM News:013/学生と教員が一緒に新しい分野を開拓=スポーツ情報戦略コース

こんにちは、仙台大学の阿部です。AO入試A方式前期の結果が出ましたね。皆さんの想いは結果に繋がりましたでしょうか。これから受験をしていただく皆さんも、ぜひ大きな夢を描いてチャレンジしてください。

さて今日は、先週の山内先生に引き続き、スポーツ情報戦略コース主任の粟木(あわき)先生から、同コースについてのメッセージをお伝えします。

★学生と教員が一緒に新しい分野を開拓=スポーツ情報戦略コース
みなさんこんにちは、粟木です。スポーツ情報戦略という分野は歴史がある分野ではなく、学生教員がいっしょになって新しい分野を開拓しながら授業を進めています。2年次からそれぞれのコースに所属します。基盤の科目としてはデータを扱うことの基礎的な能力を培うためのデータ分析・活用の方法を学んだり、情報は人と人とによって扱われるという基本的な理念に基づき人間関係の基本について学んだりすることになります。この他、スポーツ情報戦略論演習・実習として実際のスポーツ情報を取り扱うことを学びます。具体的には地元の高校の県総合体育大会での活躍をビデオに収め編集・提供したり、ニュースレターを発行し、高校生のスポーツ活動を支えるという演習を行ったり、オリンピックなどの国際大会では情報支援活動の実情を知り、その支援を行ったりする活動が挙げられます。教員一同、今後これらの活動をより充実させ、実りの多き授業が展開されるよう努力してゆく所存です。

<編集後記>
「スポーツ情報戦略」とは何ですか、とよく聞かれます。情報を戦略的に扱う、というと、何か秘めた感じがしますが、実は何ら特別のものではなく、誰にとっても大事なことなんです、という話をします。皆さんが興味・関心を持つスポーツを通して、ヒトや情報の本質を学ぶことで、どの世界に出ていっても際立った「情報力」を持つ人になってほしい。それが、本学科の強い思いであり、また日々めざしているところでもあります。ご意見やご質問は、いつでもお気軽にisim2008@scn.ac.jp まで。(阿部)

2009年10月13日火曜日

i-SIM News:012/「見て、伝える」を学ぶ=スポーツマスメディアコース

 仙台大学の阿部です。先週末は、本学科を含めた3学科のAO入試が行われました。受験生の皆さん、お疲れさまでした。皆さんがそれぞれに夢を持ってそれに向かっていこうという気持ちを強く感じることができ、それを目指す道として、本学に挑戦していただけたことを、とても嬉しく思いました。ありがとうございました。


 さて今日は、スポーツマスメディアコースの授業について、コース主任の山内(やまのうち)先生からのメッセージをお伝えします。

★「見て、伝える」を学ぶ=スポーツマスメディアコース
 皆さんこんにちは、山内です。今週のi-SIM Newsは「マスメディアコースの実習授業」をご紹介します。スポーツへの接し方は「する」「見る」「支える」などがあり、一人の人がさまざまな関わり方をします。そのなかでも多くの人は「見る」が一番多い接し方と思います。

 マスメディアコースでは、このスポーツを「見る」「伝える」世界を学びます。スポーツを見たり、効果的に伝えるためにメディアの技法に学ぶことがたくさんあります。メディアを知り、技法の真髄を理解するには学内の座学だけでは限界があります。マスメディアコースでは2、3年次に在仙マス・メディアの協力を頂き現場実習に取り組んでいます。 

 河北新報では新聞作りについて講義を受けた後、自分達の手で新聞作りに挑戦しました。映像メディアでは東北放送、仙台放送、ミヤギテレビで、番組作りをしているスタッフの身近で、取材から放送までの実際を学びました。東北放送では「仙台国際ハーフマラソン」「Jリーグサッカー中継」、仙台放送では「スポーツ情報番組・スポルたん」、ミヤギテレビでは「全国サッカー選手権県大会」の取材現場やスタジオで実習しました。参加学生は放送直前まで、分かりやすい番組にするためプロの妥協のない作業や時間との戦いを驚異の目で見つつ「表現し、伝える」考え方、処理の実際を体験しました。

 このように学生達はメディア実習の中でスポーツを「見て(取材)伝える」貴重な体験をしています。

<編集後記>
 いかがでしたか。実際のプロの現場で、スポーツならではの視点と技法を学ぶ取り組みが進められています。次週はスポーツ情報戦略コースで行われていることについてレポートしたいと思います。ご意見、ご感想はisim2008@scn.ac.jp までお気軽にお送りください。(阿部)

2009年10月5日月曜日

i-SIM News:011/スポーツの未来に向けて=ISIMと地域タレント発掘・育成事業

仙台大学の阿部です。昨日、岩瀬研究員とともにデンマークのコペンハーゲンから戻りました。2016年のオリンピック・パラリンピックは、ブラジルのリオ・デジャネイロで開催することが決定。「TOKYO2016」はその夢を実現することができませんでしたが、記者会見では招致メンバーの多くが、「一つのチーム」として招致活動に最善を尽くすことができたことの意義を、それぞれの表現でコメントしていました。このことは報道ではあまり広く伝えられていませんが、今後の私たちのスポーツを考える上では重要な点だと感じています。

そこで今日は、スポーツの未来について考えるテーマとして、スポーツ情報マスメディア研究所(ISIM)が参画している「タレント発掘・育成事業」について、研究所スタッフの前田がお届けします。

◆スポーツの未来に向けて=ISIMと地域タレント発掘・育成事業
こんばんは、ISIM(アイシム)の前田です。各都道府県ではいま、国民に夢と希望を与える「オリンピアン」の輩出や、子どもが自分に適したスポーツに出会い世界を目指していくことを目的とした「タレント発掘・育成事業」が盛んに行われています。

ISIMでは、福岡県、和歌山県、岩手県、秋田県、北海道上川北部5市町村(名寄市・美深町、中川町、下川町、音威子府村)でのタレント発掘・育成事業において、受講生である子ども達へ「自ら考え行動する」ことができる主体性のあるスポーツ選手の育成を目指した「スポーツ教育プログラム」を提供しています。

このISIMスポーツ教育プログラムは、国際舞台をめざすうえで欠かせない要素のひとつである「円滑な人間関係を構築することやチームの中で自分の力を発揮する能力」、「問題を発見・解決する能力」、「自分を見つめる能力」を高めることができるように、座学だけではなく、ゲームやグループワークなどを体験的に学ぶプログラムです。

またISIMでは、日本を代表する選手・コーチが参加する講習会や地域のスポーツ講習会など、スポーツに関わるあらゆる方々のニーズに応じて、同様のプログラムを提供しています。

ISIMはこれからも、スポーツに関わるあらゆる方々と共に、子どもたちの未来の可能性が拡がるプログラムのあり方を考えていきたいと思います。

<編集後記>
国際オリンピック委員会(IOC)は、2016年オリンピック・パラリンピックの開催地を決定した後、スポーツを取り巻く様々な課題について、世界のスポーツ関係者とともに熱く議論を続けています。オリンピック・パラリンピック招致活動のレガシー(未来に引き継がれるもの)について、皆さんはどのようにお感じになっていますか。私たちは、今回の招致活動がこれですべて終わってしまうのではなく、これがきっかけとして動き出している色々なことが、今後もさらに持続可能なものとしていかに発展していくかということが大事だと感じています。そしてそのために、私たちに出来ることは何でしょうか。次回のi-SIM Newsでは、さらにスポーツの未来について考えます。今回の招致の結果や未来のスポーツのあり方についてのご意見やご感想を是非、 isim2008@scn.ac.jp までお寄せください。(Abe)

2009年9月28日月曜日

i-SIM News:010/東京2016招致とレガシー

仙台大学の阿部です。寒さを感じるようになりました。私はこの4月に仙台に越してきたので、これから初めて東北での冬を経験します。少し楽しみです。

さて、いよいよあと4日。10月2日には、2016年の夏のオリンピックおよびパラリンピック競技大会の開催都市が決定します。東京での開催が決定すれば、東京だけではなく全国にさまざまな変化が訪れます。そして体育・スポーツに関わる多くの人が、大会の開催を支える大きな役割を果たすことになります。今日は、仙台大学との関係も含めて、オリンピック招致について少し雑談をしたいと思います。

★オリンピック・パラリンピック招致(しょうち)とは
オリンピックやパラリンピックは、国ではなく一つの都市が立候補して招致活動を行います。今回は、世界で4つの都市が2016年の開催に立候補しています。シカゴ(アメリカ)、マドリード(スペイン)、リオデジャネイロ(ブラジル)、そして東京(日本)です。オリンピックやパラリンピックの開催はその国にとっても大きなイベントですので、各国とも国が都市を支援して招致活動を進めています。オリンピックとパラリンピックは、必ず一緒に行うことが、開催の前提として決められています。

★仙台大学とオリンピック招致
仙台大学には、選手として、あるいは指導者やスタッフとして、オリンピックやパラリンピックに関わる人が多くいます。また今回の招致活動には、スポーツ情報マスメディア研究所所長の勝田隆所長は、2016年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会の計画策定専門委員として活動をしてきました。また岩瀬裕子研究員は、世界に対して日本をアピールするビデオ映像に出演し、英語でのプレゼンテーションを行っています。また私・阿部は、国立スポーツ科学センター(JISS)に勤めていた時に、東京2016招致支援フォーラムを企画・開催し、これまでにオリンピックを経験したオーストラリアやこれから開催するイギリスから先生を招聘して、日本のオリンピック・パラリンピックのレガシーを全国の大学生の皆さんとともに考えました。

★レガシーはハードからソフトへ
オリンピックを開催すると、その都市や国には多くのレガシーが生まれます。この「レガシー」とは一体なんでしょうか。「レガシー」とは一般的に、「遺産」や「引き継がれるもの」と訳されます。以前までのオリンピックでは、開催をすることで多くのスタジアムが建設されたため、「ハード」(施設・設備など)のレガシーに注目が集まっていました。これからのオリンピックで注目されるレガシーは「ソフト」としてのレガシーです。ソフトというのは、人や制度、プログラム/コンテンツ、環境などをさします。

オリンピックの自国での開催はもちろん、間近に世界のトップアスリートの戦いを見られるという大きなメリットがあります。しかしもっと大事なことは、私たちの国でオリンピックを開催することで、その後の私たちのスポーツや生活はどのように変わるのか、世界にどんな新しいメッセージを発信できるのか、そして、未来にどのような価値を引き継ぐことができるのか、ということにあります。

★招致のレガシー
実はこれまで、オリンピックを開催した後の「レガシー」のことは語られてきました。今回のオリンピック・パラリンピック招致において、日本が重視してきたのは「招致」を通じたレガシーのことです。招致のレガシーとは何か。また、なぜ招致のレガシーなのでしょうか。

オリンピックを招致するためには、その過程において、さまざまな人が準備をしたり、体制を整えたりします。また、本当にオリンピックを東京で(日本で)開催することが、私たちにとって幸せなことなのか、世界に貢献することにつながるのか、そもそもオリンピックというのは何のために開催するのか、といった賛否両論のある議論が繰り返されます。

社会的な経済活動の観点から見ても、その成否に関わらず、招致活動過程から得られるレガシー(未来のために残すことができるもの)は重要なものですが、私たちが最も身近に関わる「スポーツ」の世界においても、この過程はとても重要な時間です。私たちは東京2016招致を大きなきっかけとして、普段はあいまいにしがちであるスポーツの価値をもう一度見直したり、競争という側面だけに注目しがちなオリンピックの意義を新たな視点から再考したり、子どもたちのスポーツ環境を改善することができました。

具体的には、日本では招致過程を通じて、新たなスポーツ基本法の制定に向けた議論が一気に進みました。また東京都では、オリンピックを通じた人間教育がテキストにもなりました。全国の各地域では、子どもが自分に合ったスポーツに出会い世界を目指してチャレンジを始めるタレント発掘プログラムが動き出しました。

★未来のスポーツの姿
10月2日、4都市の代表団は、2016年の開催都市を決定する国際オリンピック委員会(IOC)総会でプレゼンテーションを行い、IOC委員の投票によって一つの開催都市が決定されます。7年後のオリンピック・パラリンピックに対する各国の提案は、未来のスポーツの姿を表しているものです。私たちの未来に、世界はどのようなスポーツを描いているのか、ぜひ注目してください。

<編集後記>
先々週のi-SIM News Vol.8で登場した岩瀬裕子研究員ですが、東京招致の代表団の一員として、IOC総会が開催されるデンマークのコペンハーゲンへと出発しました。皆さん、ぜひ日本から、東京2016招致の成功に声援を送ってください!東京でのオリンピック・パラリンピック招致・開催への期待、声援、疑問など、isim2008@scn.ac.jp までお気軽にお送りいただければと思います。(阿部)

2009年9月24日木曜日

i-SIM News:009/自ら考え行動する力」=こどもスポーツ大学

こんにちは。仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所(ISIM)の宮本です。いつもi-SIM Newsお読みいただきありがとうございます。仙台大学は長い夏休みを終えて、今日から後期の授業が始まりました。さて、今週のi-SIM Newsは「こどもスポーツ大学」の報告と「いつでもキャンパス」についてのお知らせです。

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「自ら考え行動する力」
=こどもスポーツ大学
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9月20日(日)から22日(火)までの3日間、北海道中川郡中川町で、今年で2回目となる「こどもスポーツ大学」が開催されました。この「こどもスポーツ大学」は、参加者のこども達が実際に大学生になり、普段の生活の場を離れ2泊3日の合宿形式で、スポーツの価値やスポーツ栄養、ルールの存在意義などについてスポーツを通して「自ら考え行動する」力を身に付けることを目的にしたISIMの「スポーツ教育プログラム」です。参加者は北海道上川北部地区5市町村(中川町・美深町・音威子府村・名寄市・下川町)の小学校4年生から6年生のこども達24名でした。

初日は、受付と同時にプログラムが始まり、こども達は恥ずかしそうに参加していましたが、タグラグビーが始まると恥ずかしさを忘れ皆楽しそうに走り回っていました。夜には、スポーツ栄養を学ぶ「そば作り体験」が行われました。なかなかうまく作れなかったようですがグループ内で協力し初めて行うそば作りに興味津々で参加していました。2日目は、午前中に「コミュニケーション」のプログラムでは、質問の仕方や大切さ、問題解決の仕方について学びました。また、「伝えるを学ぶ」のプログラムでは上手に意思を伝えるには、まず、話を「きく」ことの大切さを学びました。午後には午前中で学んだことを活かしチームフラッグ作りや調理実習(芋煮・さんま焼き)を行いました。また、夕食後は大学生と同じく研究室訪問を体験してもらうということで大学生や大学院生がこども達の質問に答えるというプログラムも行われました。そして、最終日にはタグラグビー大会in中川と称しタグラグビーの試合を行いました。

3日間という短い時間でしたが、こども達はわからないことは質問をし、グループ内では皆が意見を発表したり、他の人の意見をしっかりと聞いたりと初日とは別人のように「自ら考え行動」するようになっていました。また、私たち大学側のスタッフも大人の目線ではなくこども達の目線で物事を見たり考えたりすることで私たちもこども達と同じく「自ら考え行動する」ことを学びました。年に1度の「こどもスポーツ大学」ですが、早く来年になって欲しいです。

もし皆さんも「こどもスポーツ大学」のようなプロジェクトに興味がありましたらISIMまでご連絡ください。

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いつでもキャンPassカード
いつでもここに
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スポーツ情報マスメディア学科では、皆さんにもっとスポーツ情報マスメディア学科の本当を知っていただきたい。その思いから企画されました「いつでもキャンPass」カードを発行しています。学科1日体験会やオープンキャンパスで発行をし、本学後期授業開始に伴い、大学の授業を皆さんに体験していただきたいと思っております。さらに、皆さんがこれから進もうとする道を決めていく上でのお手伝いをさせていただければと思いますので、ぜひ「いつでもキャンPass」を有効に活用して、スポーツ情報マスメディア学科フリークになってください!今後も引き続き、本カードの登録を受け付けておりますので、生徒・保護者の皆様、学校の先生方、ぜひご登録ください。 isim2008@scn.ac.jp (担当:藤本晋也)までお問い合わせください。

<編集後記>
シルバーウィークと呼ばれていた9月19日から23日までの5連休は私を含めISIMスタッフは皆北海道に行っていました。驚くことに北海道では今シーズン初めて気温が氷点下までいきとても寒かったです。秋も中盤になって来ましたが皆さんも風邪には気をつけてお過ごしください。また、何かありましたらisim2008@scn.ac.jpまでご連絡ください。今後ともよろしくお願いします。(宮本)

2009年9月14日月曜日

i-SIM News:008/世界とつながるために

こんにちは。仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所(ISIM)の岩瀬です。今日から、スポーツ情報マスメディア学科(SIM)のAO入試A方式の出願が始まりました!10月2日(金)必着です。

10月2日と言えば、2016年の夏季オリンピック・パラリンピック開催地が決定する日!我が日本からも“東京”が立候補していますが、是非、みなさんのパワーを開催地決定の投票が行われるデンマークに送りましょう!そのオリンピックと本学は、実はとても深い関わりがあり、昨年の北京オリンピックの時には、学生が“日本代表のための情報戦略サポート”を行いましたし、直接、現地・北京で活動された教員もいました。また、今回の東京オリンピック・パラリンピック招致に関わっている方も大勢います。本学に入れば、そんなオリンピックと関係のある実習や勉強もできます。是非、“世界とつながる”ためにも、スポーツ情報マスメディア学科(SIM)の門をたたいてみて下さい。詳しい入試要項はこちら!ちょうど、今日からAO入試の出願が始まっています!http://www.sendaidaigaku.jp/nyugaku/yoko/ao-a.html

さて、本学の夏休みも残り10日となりました。さきほど、本学にはオリンピックをはじめ“世界とつながる”機会があるとお伝えしましたが、これからお届けするのもそんな“世界とつながる”経験です。この夏休みを利用し海外に留学している学生から、ちょうど、元気な便りが届いたのです。本学では、スポーツ科学を中心とした分野で中国・韓国・フィンランド・アメリカ・タイ・パラオ・ベラルーシといった国々の13大学等と交流し、学生に豊かな学びの機会を提供しています。早速、初めての海外生活を満喫している学生から“みなさんへの手紙”です!

「こんにちは。仙台大学スポーツ情報マスメディア学科2年の高橋花奈(たかはしかな)と申します。私は今、交換留学生として、仙台大学が提携しているフィンランドのカヤーニ応用科学大学で3週間の短期留学をしています。

フィンランドと言えば、みなさん、何を思い浮かべますか?サンタクロースやムーミン・サウナが有名ですが、フィンランドは戦後、日本が初参加した1952年の夏季ヘルシンキオリンピックの開催地でもあります。

カヤーニ応用科学大学の生徒数は、仙台大学とほぼ同じ2000人。健康等スポーツ、技術工学など4つの学部が設けられています。そして、この大学では、フィンランド人だけでなくロシア・ドイツ・ベトナム・アメリカなど、さまざまな国から留学生が来ているので交流を深めることができます。

3週間はとても短く、先週の9日現在で、定められたプログラムの半分が終了してしまいました。これまでに体験した内容は、栄養学・護身術(空手)・ペサパッロ(フィンランド野球)観戦・ハイキングなど。サウナにも入り、凍えながらも湖で泳いできました。

このようなプログラムの中、初めての海外生活でたくさんの外国人と触れ合うことができています。みんな、心が優しく、親切で、分からないことは丁寧に教えてくれます。日本人は恥ずかしがって、なかなか会話が始まらなかったりしますが、外国人は、最初から同等にしゃべることができるのです。自分から積極的に話しかけることで、誰とでもすぐ仲良くなれることはすばらしいことだと思います。日本ではあまり考えられません。

困っていることと言えば、食べ物くらいです。日本に比べて量が多い上に、ヨーロッパ連合(EU)に加盟しているので税金が高く物価も高いので、多少、苦労しています。また、日本食を全く口にしていないせいか、日本が少し恋しいです。

しかし、日本に帰りたくないほどフィンランドの生活がとっても楽しいので、残り少ない日を大切にしながら現地でしか経験できないことを積極的に学んでいきたいと思います。」

と、慣れない英語での生活ながら、たくさんの刺激を受けている様子の高橋さん。フィンランドには、彼女の他に、もう一人の学生が短期留学しています。

また、中国にも3人の学生が国費留学しています。詳しくは、本学ホームページをご覧下さいね。http://www.sendaidaigaku.jp/koryu/kokusai.html

現在、本学では「英語でスポーツを語るキャンパス造り」にも取り組み中。海外国籍を持つ教員もいますし、中国や台湾から9名の学生(学部・大学院・研究)が勉学に励んでいます。 みなさんも、仙台大学に入学したら、是非、この留学制度を使って、海外での体験をしてみて下さい。成長できること間違いなしです!

<編集後記>
私も10年の社会人経験を経て、スペインに3年間留学しました。海外での経験は、単なる言葉の習得だけでなく、その背景にある物の考え方や慣習など、その国の文化もたくさん勉強させてくれます。海外留学に興味のある方、また本学入学に関して質問などある方は isim2008@scn.ac.jp まで、どんどんアクセスしてくださいね。待ってま~す。(岩瀬)

2009年9月7日月曜日

i-SIM News:007/夢を伝える「フリーペーパー」づくり

こんにちは!仙台大学の山内(やまのうち)です。小・中・高校はすでに夏休みが空けているかと思いますが、大学はまだ休暇中。本学では、今月24日から授業が再開します。


そして、まもなく仙台大学の学生有志が作るフリーペーパー「plus one 1」が創刊されます。情報を集め、取材し原稿を書き、お店を回って広告を集め経費の上でも自立した紙面を目指しています。学生たちは今、情報伝達の難しさと楽しさを体験中です。

ここからは、実際の活動の中でリーダー的な存在であるスポーツ情報マスメディア学科(SIM)2年の高橋花奈(たかはしかな)さんにバトンタッチします。

Q.フリーペーパーとは?
A.広告収入をもとに定期的に制作され、無料で特定の読者層に配布される印刷メディアのことです。皆さんの身近にHot pepper やTown Workなどがありますが、それらがまさしく、フリーペーパーです。

Q.「plus one」って?
A.テーマは「夢」です。私たちが作る冊子を通して、夢を追いかける人と誰かを繋げ、懸け橋になれれば…という願いを込めて命名しました。現時点ではまだ、企業などから広告をとっていません。いわゆる、学内新聞ならぬ学内冊子です。

Q.いつから始まったの?
A.3月に活動を始めたばかりのこのプロジェクト。創刊号発刊を前に、見本作りをしました。まずは、学内に広めることを目標にしています。

Q.どんな活動を行っているの?
A.夢をかなえるために頑張っている人を追い、取材、編集などを経て、一つの冊子を制作することを目標に掲げています。 定期的にミーティングや取材対象を決めるなどの編集会議を行い、全体の流れを全員が把握できるようにしています。また、取材対象を仙台大学生に絞り、その取材対象者が行っている活動を広く知らせる役目も果たすのです。この活動では文章力や技術的なスキルは勿論、人と触れ合う機会が多くあるため、コミュニケーション能力なども鍛えることができます。そして、全員が積極的に意見を発言することによって、より良いものに進化を遂げるのです!みなさんもぜひ、一緒にやりませんか??
興味がある方は、plusone529@yahoo.co.jp まで気軽にご連絡ください。

<編集後記>
「情報を伝える」ことを学ぶには何度もトライしてみることが大切です。その意味でフリーペーパー作りは授業では学べない貴重な体験になるでしょう。創刊前の見本作りでも、「誰に・何を・どう伝えるか」情報表現が簡単でないことを学びました。いよいよ創刊号作りが始まります。読者に注目される表現内容は勿論、広告を載せる独自のメディア作りにもチャレンジ。どこの大学にも負けないフリーペーパーを目指して欲しいと思います。このフリーペーパーの購読を希望される方はisim2008@scn.ac.jpまで。(山内)

2009年8月31日月曜日

i-SIM News:006/「結ぶ」をコンセプトに=カンファレンス報告


こんにちは、仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所(ISIM)の前田です。宮城県は台風の影響で雨が降っていますが、皆さんは大丈夫ですか。今回は、昨日まで3日間開催いたしました「第2回国際スポーツ情報科学カンファレンス」の報告をさせていただきます。それでは宮本さん、よろしくお願いします。

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★結ぶ=カンファレンス
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"地域、学校、トップから考える、これからのスポーツ"

ISIMの宮本です。仙台大学は8月28日から3日間、株式会社宮城テレビ放送との共催で「第2回国際スポーツ情報科学カンファレンス」を開催しました。3日間を通して仙台大学の学生が約60名、一般参加者が約75名と計130名を超える方々にお越しいただきました。2016年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会の河野一郎事務総長とラグビーの神戸製鋼コベルコスティ―ラーズゼネラルマネージャー総監督の平尾誠二氏による特別講演が行われた29日の仙台会場では、ミヤギテレビと河北新報に取材もしていただきました。

今回のカンファレンスでは、全日程を通して「地域・学校・トップ」のスポーツの現状を共有し、そして、これからのスポーツを考えました。それを実現するためには、その3者に限らず、このカンファレンスへの参加者を含めた「様々な立場の人々」が結ばれることが重要だと私たちは考えています。その意味では、「結ぶ」をコンセプトに開催したこのカンファレンスにおいて、参加者の皆様から「様々な分野からスポーツを考えることができた」「様々なスポーツの価値を知ることが大切であると感じた」などのご感想をいただき、私たちが関わっていく未来スポーツに向けて、確かな一歩を踏み出すことができたと実感しています。

最後に、今回行われた12セッションのキーワードをお伝えして、私からの報告を終わりにしたいと思います。

“人と人との関わりの中で” “共通のビジョンを持つことで組織はうまくいく” “知ること・動くこと・変えること” “おかげさまの環” “井戸から出る” “今、オリンピック招致活動で何を残すか” “コーチングと情報戦略” “すべての子どもにチャンスを” “approaches to innovation” “配分から投資へ” “地域から世界への挑戦” “何もしなければ何も生まれない”

<編集後記>
今回のカンファレンスで、私は学生統括の担当になりました。写真・ビデオ撮影や、要点をまとめたレポート作成に従事する学生をまとめたり、指導をしたりしましたが、意外と難しいものですね。i-SIM Newsを購読されている皆さんで、今回のカンファレンスのレポート(A4・6ページ)をお読みになりたい方がいらっしゃいましたら、isim2008@scn.ac.jp までパソコンのメールアドレス、または郵送先をご連絡ください。その他のご意見・ご要望もお待ちしております。(前田)

2009年8月24日月曜日

i-SIM News:005/人間性と社会性を磨く自由闊達な場=ISIMアカデミー

みなさん、こんにちは。仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所(ISIM)専任研究員の岩瀬です。残り少ない夏休み、どのように過ごしていますか?今日は、当研究所で行っている「アカデミー事業」についてご紹介します。

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★アカデミー事業に参加し、
人間性と社会性を磨こう!
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まず、みなさんは研究所という言葉から、何を想像しますか?ISIMでは、本学スポーツ情報マスメディア学科(SIM)と連携し、スポーツの情報戦略やマスメディアに関する”研究”のみならず、本学学生の”教育”にも力を入れています。その”教育”に当たるのが、今日お伝えする「アカデミー事業」です。これは、みなさんが大学卒業後、これまで学んできたことをもとに、広く社会で貢献できるような人間性と社会性を身につけることも目標にしています。以下が、柱となる3つのアカデミーです。

1、映像撮影・編集アカデミー
現役のプロカメラマンから、映像に関するさまざまな撮影・編集の仕方を学びます。ここで学んだことを生かして母校の部活動サポートや試合の戦力分析などを行っている学生もいます。このアカデミーでは、撮影以前に、取材対象者・調査対象者とどう接するかと言った対応の仕方も学びます。映像には、その”人”が表れます。積極的に”人間性”を磨きましょう!

2、トークアカデミー
プロのアナウンサーやリポーターを目指す人だけでなく、いかに、日々のコミュニケーションを円滑にするかと考える人に適しています。私達の言葉を使った意思疎通は、全体のコミュニケーションの割合の、わずか30パーセントにも過ぎないと言われています。残りは、その人の表情やその場の流れから判断し、コミュニケーションをとっていると言われています。このアカデミーでは、豊かな表情を持つ日本語の言葉選びにとどまらず、体全体で、自分を表現すること、相手を知ることを学びます。

3、スペイン語のしゃべり場
とにかく、このアカデミーはしゃべります。例え、外国語を習得しても、母語で自分の考えを述べられなければ、外国語になっては、その表現はさらに難しくなるからです。ここでは、スペイン語を通してその文化に触れ、”自分と異なるものに触れる楽しさ”を学びます。また、スペインのスポーツや政治、国民性についても見聞を深めます。広い視野を持ち、国際感覚を備えた”社会性”を磨きましょう!(岩瀬裕子)

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★今週末は…
カンファレンス!!
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こんにちは、ISIM研究スタッフの宮本です。いよいよ今週末となりました。8月28日(金)~30日(日) の3日間、仙台大学及び仙台市内にて「第2回国際スポーツ情報科学カンファレンス」を開催します。私たちの準備も大詰めですが、皆さんにとって有意義な場となるよう最善を尽くしたいと思います。高校生の皆さんは普段、なかなかこういった会議に参加する機会が少ないかも知れませんが、時にはこういった場に、友だちと足を運んでみてください。お申し込みを心よりお待ちしております。

詳細は仙台大学ホームページ http://www.sendaidaigaku.jp/ にて。

◇OH!バンデスに出演予定!
私たちは、8月27日(木)17時10分頃、宮城テレビ放送「OH!バンデス」に出演する予定です。僭越ながら、私がカンファレンスの告知をします!多分、緊張してかむと思います・・・。ぜひチェックしてみてください。(宮本学)

<編集後記>
今日ご紹介した「ISIMアカデミー」。主に火曜日と金曜日を中心に、第3体育館の教室やスタジオなどで開催していますので、もし興味がありましたら自由に見学・参加できますのでご連絡ください。その他、i-SIM Newsについてのご意見・ご要望もお待ちしております。ご連絡は isim2008@scn.ac.jp まで。情報配信の停止、配信先の変更、配信先の追加等も随時受け付けています。(Abe)

2009年8月18日火曜日

i-SIM News:004/実践型授業で情報戦略活動を学ぶ=『TeamRIFU』情報戦略プロジェクト

仙台大学の阿部です。先日行われた国際オリンピック委員会(IOC)の理事会。2012年ロンドンオリンピックでは、 実施種目に女子ボクシングが新たに追加されました。これで26競技すべてに男女が参加することに。オリンピックではいま、実施競技の「男女平等」が大きなテーマとして改革が行われています。

さて今日は、スポーツ情報マスメディア学科スポーツ情報戦略コースの授業の一つをご紹介します。

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★実践型授業の新たなチャレンジ「『Team RIFU』情報戦略プロジェクト」
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こんにちは、学部3年の大町祐太です。私たちは本年度前期、学科3年の授業「スポーツ情報戦略論演習2」のなかで、「TeamRIFU情報戦略プロジェクト」を立ち上げて実施しました。その報告を兼ねて、私たちの授業の紹介をしたいと思います。

このプロジェクトは、今年6月に行われた県高総体での利府高等学校の各部活動の戦いを、情報面で戦略的に後方支援するという形の演習でした。授業を履修する学生で情報チームを立ち上げ、主体的に活動を行いました。この演習を通じて、私たちは競技スポーツの現場に対する情報戦略活動の考え方や情報の扱い方などを学びました。

このプロジェクトのモデルとなったのは、国立スポーツ科学センター(JISS)が日本オリンピック委員会(JOC)と連携して、オリンピックの時に、現地で戦う日本代表選手団を日本から情
報を駆使して後方支援する「東京Jプロジェクト」という取り組みです。

例えばその活動では、他国のチームがどのような戦略や計画でオリンピックに臨んできているのか、今回のオリンピックではどのような新たな最先端の用具や用品が扱われているのかなど、これから日本が世界で勝つために必要な情報を集めて、それを整理・分析し、 強化に関わる人に情報を分かりやすく提供する、といったことをしています。

また、競技を越えて日本が「一つのチーム」として戦う気持ちと機能を持てるように、「Team Japanニュースレター」を作成して、日本代表選手団の選手やコーチに配布するといったこともしています。

今回私たちは、このモデルを実際の現場で追体験することで、その意義や有効性について学ぼうとしました。まず現場に出る前に、どのような成果を目指して、誰に対して、どのような情報活動を行うか、といった計画をするためのミーティングを重ねました。

そして会場では、選手や指導者、来場者、関係者からの情報収集や写真撮影を実施。それを毎日1枚のニュースレターにして、各会場で別々に戦う利府高校の関係者に対して同時に提供しました。このことで、お互いがいまどのような戦いをしているのか、あるいは試合に向けて他の競技がどのような準備をしてきたのか、といったことを共有し、競技を越えた一つのチーム(=Team RIFU)として試合に挑んでもらえるような仕組みを作り、実際に行いました。 映像を撮影して、Team RIFUのモチベーションビデオを制作してDVDで提供するといったことにもチャレンジしました。

活動後の振り返りのためのミーティングでは、沢山の課題が明らかになり、情報戦略活動の難しさを痛感しましたが、一方で現場の先生方から「一つになって戦うことができた」といった内容のコメントをいただくことができ、一つの成果もあったかと思います。

私は、このプロジェクトのリーダーをさせてもらいました。正直、 自分でやらなければならないことが沢山あって大変でしたが、その分、情報戦略ついて色々な角度から学べたと思います。また実際に行動したことで、自分がどこまでできるのかということが良く分かった気がします。

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いかがでしたか。学んだことを、自分の力として実際に社会の中で発揮する。それがどのくらい出来るかは、行動してみて初めて分かります。実現できたこと、できなかったことを振り返りながら、私たちにとって大切なことは何かを考える、そういった授業を学生主体に行っています。ぜひ皆さんにも、そのような授業を通じて沢山のことを考え、学んでいただきたいと思います。

<編集後記>
ここ数日、暑い日が続いています。また新型インフルエンザの脅威も続いています。体調には十分に気をつけて、有意義な夏休みをお過ごしください。i-SIM Newsも4号となりました。ぜひ皆さんからの感想をお聞かせください。ご連絡はisim2008@scn.ac.jp まで。(Abe)

2009年8月10日月曜日

i-SIM News:003/多くの仲間に感謝して=リスペクト!おかげさまプロジェクト





仙台大学の阿部です。いつもありがとうございます。今回は、宮城県サッカー協会やベガルタ仙台などと一緒に仙台大学が推進している「リスペクト!おかげさまプロジェクト」について。昨日実施されたオープンキャンパスのご報告と併せてお届けします。

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★リスペクト!
おかげさまプロジェクト
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仙台大学ではいま、宮城県サッカー協会・ベガルタ仙台・ベガルタ仙台ホームタウン協議会と協力して「リスペクト!おかげさまプロジェクト」を推進しています。

Q.「リスペクト!おかげさまプロジェクト」ってなに?
A.私たちのスポーツは、普段、気にも留めていないところで、多くの仲間に支えられています。私たちが、自由にスポーツを楽しめることに感謝して、お互いによりよいスポーツ環境をつくっていこう。というプロジェクトです。

Q.どんな活動をしているの?
A.6月から始まったこのプロジェクトでは、「ファミリーあいさつ運動」を皮切りに、様々な活動を展開していく予定です。現在は、ベガルタ仙台のホームゲームの際、入場ゲートであいさつ運動を行っています。コミュニケーションの基本は「あいさつ」ということで、笑顔で元気にあいさつを交わし、ステキな環境をつくっていきましょう。

また、このプロジェクトをみなさんに知ってもらおうと、ベガルタ仙台のホームゲームの際、スタジアムの大型ビジョンでの普及CMの上映やポスターでの告知、ハーフタイム中での横断幕を持った行進などをしています。

Q.仙台大学はどう関わっているの?
A.仙台大学内でも、よりよいスポーツ環境づくりを目指しています。また、スポーツ情報マスメディア学科では、学科の特色を活かして、このプロジェクトに大きく関わっています。

プロジェクトの普及CMやポスターを制作したり、仙台大学のある船岡駅から大学まで続く商店街を歩いて、1軒1軒に普段の感謝の気持ちを伝えるとともに、普及ポスターの掲示をお願いしました。この「おかげさまロード」をきっかけに、学内から地域へと、この運動を広めていきたいと考えています。

自分たちが制作したものが、公の場で活用されることはとても嬉しく思います。と同時に、情報を扱うことの責任の大きさや重さも実感していて、学ぶことがたくさんあります。

◎オープンキャンパス版「リスペクト!おかげさまプロジェクト」
8/8(土)、仙台大学オープンキャンパスに来てくださった高校生のみなさんにもご協力いただきました。いつも、自分を支えてくれている大事な人に向けてのメッセージを画用紙に書いてもらい、写真をパチリ。みなさん悩みながらも、家族やコーチ、部活の仲間達に向けての感謝のメッセージを書いていました。普段は言えないような、感謝の気持ちを伝えるきっかけづくりができたかと思っております。

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このように、「リスペクト!おかげさまプロジェクト」ではさまざまな活動を展開中です。自分を支えてくれている人やモノに対して、「おかげさま」の気持ちを見つけた時、もうすでに「おかげさまの環」は広がっているのです。みなさんも、一緒に「おかげさまの環」を広げていきませんか?


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★オープンキャンパス報告
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「僕はスポーツ情報戦略に興味があるんです。でも、まだ迷っています」。オープンキャンパスでのスポーツ情報マスメディア学科の個別相談に訪れた一人の方は、そう言って、色々な思いを聞かせてくれました。

8月8日(土)に開催された仙台大学オープンキャンパスには、小雨の降る中、多くの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。本学科のイベントにも、のべ282名の方にお越しいただきました。スタジオでの番組制作体験や映像編集ソフトを活用したオリジナルDVD制作、教員・学生による個別相談、本学科やスポーツ情報マスメディア研究所関連資料の提供等を通じて、皆さんにとって本学科の全体像をより知っていただく機会であったならば幸いです。

私たちは今回、「いつでもキャンPass」というパスカードを発行しました。ご登録いただきました皆さん、ありがとうございます。ぜひカードを有効活用していただき、皆さんがこれから進もうとする道を決めていく上でのお手伝いをさせていただければと思います。今後も引き続き、本カードの登録を受け付けておりますので、 isim2008@scn.ac.jp (担当:藤本晋也)までお問い合わせください。(阿部篤志)

<編集後記>
外はしとしとと降り続いていますが、雨が地を固めていくように、おかげさまプロジェクトを一つの小さなきっかけとして、誰しもがお互いに感謝の気持ちを持ってスポーツが成り立つような文化が、ゆっくりとゆっくりとこの地に醸成されていくことを私たちは目指しています。今度は皆さんと一緒にできることを考えていければと思います。アイディアがあればぜひお知らせください。ご連絡は isim2008@scn.ac.jp まで。(Abe)

2009年8月3日月曜日

i-SIM News:002/国際スポーツ情報科学カンファレンスのご案内


皆さんこんにちは。仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所の宮本です。i-SIM News配信スタートから間もないですが,是非皆さんに知ってもらいたい情報があり、早速第2弾を配信します。

今回はマスメディア研究所主管の「第2回国際スポーツ情報科学カンファレンス」と仙台大学の「オープンキャンパス」についてのお知らせです。

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★第2回
国際スポーツ情報科学
カンファレンスのご案内
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8月28日(金)〜30日(日)の3日間、仙台大学(29日は仙台市青葉区のエル・パーク仙台 )で、「第2回国際スポーツ情報科学カンファレンス」を開催します。「スポーツ情報」をキーワードにスポーツの社会的意義や国際的な動向について、さまざまな立場や視点から深く考え合い、情報を共有することを目的としています。このカンファレンスはスポーツ情報マスメディア学科の授業の一環として実施される公開講座でもあり、スポーツ情報マスメディア学科がどのようなことを学んでいるのか知ることもできます。スポーツ関係者や保護者に限らず学生の皆様の参加もお待ちしています。なお、時間・場所・参加申込等の詳細は仙台大学ホームページhttp://www.sendaidaigaku.jp/をご確認ください。

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★8/8は何の日?
是非お越し下さい!
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先週にご案内しました通り、来る8月8日(土)、仙台大学でオープンキャンパスが行われます。オープンキャンパスでは、スポーツ情報マスメディア学科の教員のみならず、現役の学生も皆さんの相談に対応できるよう、大学でお待ちしています。申込不要、出入り自由ですので、ぜひ足を伸ばしていただければと思います。詳細は仙台大学ホームページ www.sendaidaigaku.jp/ をご確認ください。

<編集後記>
研究所では7月の初旬から汗水流しながらカンファレンスの準備をしています。たくさんの参加者や素晴らしい講師の方々も来られるので成功できるように頑張っています。皆さんの参加待ってます!!ご連絡は isim2008@scn.ac.jp まで(※「.」(ドット)などが複数入った一部の携帯メールアドレスからは送信できないこともあります)。情報配信の停止、配信先の変更、配信先の追加等も随時受け付けています。今後ともよろしくお願いします。(宮本)

2009年7月29日水曜日

i-SIM News:001(創刊号)/仙台大学からの情報提供が始まりました


仙台大学の阿部です。皆様いかがお過ごしでしょうか。

メールでの情報提供をご希望された皆様を対象に、本日からスポーツ情報マスメディア学科(SIM)とスポーツ情報マスメディア研究所(ISIM)に関する情報をお届けするメールニュース「i-SIM News」の配信を開始します。

仙台大学とはどのような大学なのか。学科や研究所の取り組みを中心に、そのビジョンや動向についてお知らせすることで、より皆さんに仙台大学を知っていただき、また身近に感じていただけるようになればと思います。

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★学科を知る
3つのキーワード
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スポーツ情報マスメディア学科(SIM)の3つキーワードをご存知ですか。

【品】・・・情報化社会のいま、情報を発信する側が持つべき品位、そして情報を受け取る側が持つべき品位が問われています。この「品」位を身につけることが私たちの教育理念の中心にあります。

【ON】・・・「keep on」、「touch on」など、「ON」という語には「何かをし続ける」、「強く触れる」などの意味があります。私たちの学科では、実物に「触れ」て、発展・成長し「続ける」ことを重視しており、実際のスポーツ現場に出向いたり、その専門家から直接指導を受ける授業を行っています。

【研究所】・・・本物に触れるためには、その現場との密接なつながりが不可欠です。そこで私たちは学内に「研究所」を設立し、学生の皆さんが最新の情報や最前線の人材と常につながっているようにしました。研究所はいつもワイワイガヤガヤと熱気に溢れています。ぜひ一度お越し下さい。

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★8/8は
オープンキャンパス
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8月8日(土)には、仙台大学でオープンキャンパスが行われます。7月の学科体験会では見られなかった各施設の自由見学や、スタジオでのキャスター体験&簡単オリジナルDVD制作、先生や在校生とざっくばらんな話ができる個別相談会など、気軽に楽しめる場になっていますので、生徒・保護者の皆様にはぜひ足を運んでいただければと思います。詳細は仙台大学ホームページ www.sendaidaigaku.jp/ をご確認ください。

<編集後記>
メールでの情報提供は、私たちにとって新たな試みです。回を重ねる中で、より有意義なコミュニケーションへと発展させていきたいと考えています。ぜひ皆様からの率直なご意見・ご要望をお聞かせください。ご連絡は isim2008@scn.ac.jp まで(※「.」(ドット)などが複数入った一部の携帯メールアドレスからは送信できないこともあります)。情報配信の停止、配信先の変更、配信先の追加等も随時受け付けています。今後ともよろしくお願いします。(Abe)

2009年4月1日水曜日

スポーツ教育プログラムとは?

現在日本の多くの地域で、国民に夢と希望を与える「オリンピアン」の輩出、子どもが自分に合ったスポーツに出会い世界を目指していくことを目標とした「スポーツにおけるタレント発掘・育成事業」が行われています。


ISIMは、和歌山県、岩手県、秋田県、東京都、山形県、長岡市、北海道上川北部5市町村(名寄市・美深町、中川町、下川町、音威子府村)でのタレント発掘・育成事業において、受講生である子ども達が「自ら考え行動する」ことができる主体性のあるスポーツ選手の育成を目指した「スポーツ教育プログラム」を提供しています。

スポーツ教育プログラムは、競技力を向上させる上で欠かせない要素である「円滑な人間関係を構築することやチームの中で自分の力を発揮する能力」、「問題を発見・解決する能力」、「自分を見つめる能力」を高めることができるように、座学だけではなく、ゲームやグループワークなどを通して体験的に学ぶプログラム です。

また、ISIMではこのようなプログラムを、日本代表選手やコーチが参加する講習会や、地域のスポーツ講習会など、スポーツに関わるあらゆる方々のニーズに応じて提供しています。

これからも、ISIMはスポーツに関わるあらゆる方々と共に、スポーツの未来について考えていきたいと考えています。もし皆さんも「スポーツにおけるタレント発掘・育成事業」や「スポーツ教育プログラム」に興味がありましたらISIMまでご連絡ください。



ISIM スタッフ紹介

山内 亨 Yamanouchi Toru(教授 スポーツ情報マスメディア研究所所長 スポーツ情報マスメディア学科長)

研究領域
メディア学,コンテンツ制作論

主な著書・論文
プロデュース 「川島隆太教授の『いきいき脳体操』DVDブック」扶桑社 2004.4
プロデュース 「川島隆太教授のいきいき脳体操DVD」(株)インターチャネル 2006.4

受賞経歴
平成5年スポーツドキュメント『佐織のバレーボール日記』、放送批評家懇談会「ギャラクシー選奨」受賞

元仙台放送アナウンサー 編成局長  
報道制作局長



粟木 一博 Awaki Kazuhiro(教授 研究所副所長)

研究領域
スポーツ心理学

主な著書・論文
「生涯スポーツと健康」中央法規出版 1997 (単著・分担)「心理的タレント発掘と育成」体育の科学 2007

社会的活動
平成15年 JOC情報・医・科学専門委員会科学サポート部会部会員
平成15年 JOC情報・医・科学専門委員会セカンドキャリアプロジェクト委員
平成15年 JOC情報・医・科学専門委員会学校スポーツプロジェクト委員



勝田 隆 Katsuta Takashi(教授・筑波大学客員教授出向)

研究領域
スポーツ情報戦略、コーチング、ラグビー

主な著書・論文
「知的コーチング」大修館書店 2002、「スポーツ白書」SSF笹川財団 2006

社会的活動
平成19年~ 日本ラグビーフットボール協会理事
平成19年~ 日本オリンピック委員会(JOC)選手強化常任委員
平成19年~ 文部科学省中央教育審議会特別委員
平成23年〜 筑波大学スポーツresearch & developmentコア主幹研究員



齋藤 博 Saito Hiroshi(教授 研究員)

研究領域
スポーツとマスメディア

受賞経歴
「東北大学開放講座・おもちゃの科学」第1回科学技術映画祭 科学技術庁長官賞受賞
「七色の変化球・ニッポン野球の異邦人 BOZO 若林忠志」 平成2年度ギャラクシー選奨受賞

社会的活動
平成14年 宮城県防災会議幹事
平成14年 仙台市防災会議幹事
元東北放送 制作総務



中房 敏朗 Nakafusa Toshiro(教授 研究員)

研究領域
スポーツ史

主な著書・論文
「英国社会の民衆娯楽」平凡社 1993 「新世紀スポーツ文化論II」 タイムス 2002

社会的活動
平成13年~平成20年 東北学生空手道連盟事務局長

指導実績
平成19年 第6回東北大学空手道選手権大会 女子団体組手優勝(5連覇)



林 怡蕿 I-Hsuan LIN(准教授 研究員)

研究領域
社会情報学、マスメディア、ジャーナリズム研究

主な著書・論文
「台湾『メディアNGO』の活躍――放送・通信独立規制機関の成立――」『放送レポート』2006年7月、No.201,40P-44P
「台湾のジャーナリズム教育についての考察――飛躍的発展の後に残された課題」『朝日総研リポートAIR21』2007年5月号、No.204,66P-91P

社会的活動
日本マスコミュニケーション学会会員



石丸 出穂 Ishimaru Izuho(講師 研究員)

研究領域
バレーボール、コーチング論

主な著書・論文
「DATA VOLLEY&VIDEO を使ったバレーボールスキルアップのためのフィードバック研究1-仙台大学男子バレーボール部のテクニカル活動-」仙台大学紀要第39巻第2号 2008. 3

社会的活動
平成14年~17年 上尾中央総合病院(現Vチャレンジリーグ)アシスタントコーチ 平成19年 バレーボールワールドリーグ2007全日本男子アナリスト平成19年 バレーボールワールドカップ2007全日本男子アナリスト



阿部 篤志 Abe Atsushi(講師 研究員)

研究領域
競技力向上のための組織的かつ戦略的な情報オペレーションとそのコミュニケーションの在り方に関する研究 他

主な著書・論文
「2016年東京オリンピック招致がもたらす日本の国際競技力向上へのレガシーとそのための情報戦略の在り方に関する調査研究」JOCアクエリアス基金研究助成報告書(2009.3)
「非競技特化型タレント発掘・育成プログラムの評価モデルの開発:プロセス評価のアプローチ」日本体育学科体育方法専門分科会会報 第35号, p163-166(2009.3)

社会的活動
国立スポーツ科学センター(JISS)インテリジェンスプログラムメンバー
(財)日本体育協会「指導者のためのスポーツジャーナル」編集委員



藤本 晋也 Fujimoto Shinya(助教 研究員)

研究領域
スポーツ情報戦略、コーチング

社会的活動
平成18年第15回アジア競技大会(ドーハ) 国立スポーツ科学センター (東京Jプロジェクト) 情報戦略スタッフ平成20年~日本スケート連盟ショートトラックナショナルチーム情報戦略スタッフ



荒木 廸 Araki Tadasi(研究所事務課長)
前河北新報社



岩瀬 裕子 Iwase Yuko(非常勤研究員 東京事務所在勤)

研究領域
スポーツ取材,メディア教育

社会的活動
オリンピック日本選手団情報支援東京本部(東京J)スタッフ
東京オリンピック・パラリンピック招致委員会国際部門ディレクター
NPO法人スペシャルオリンピックス日本・宮城ボランティア委員



小野寺 努 Onodera Tsutomu(研究員(非常勤))
映像制作クリエーター(撮影指導論)

研究領域
撮影指導論

主な著書・論文
女子サッカーチーム「マリーゼ」紹介番組「マリーゼ・オーレ!!」.福島テレビ.2004~
映画「オハイエ!」(2006). NPO法人オハイエ・プロダクツ

社会的活動
とっておきの音楽祭実行委員会委員





木間 奈津子 Konoma Natsuko(運営スタッフ)


研究領域
地域スポーツ、総合型地域スポーツクラブ、スポーツ振興


社会的活動
七ヶ浜町総合型地域スポーツクラブ NPO法人アクアゆめクラブ理事
宮城県体育協会 クラブ育成委員会委員
宮城県レクリエーション協会 生涯スポーツ推進委員



稲福 貴史 Inafuku Takafumi(研究スタッフ)


研究領域
スポーツ情報戦略、ハンドボール



大町 祐太 Omachi Yuta(アシスタントスタッフ)


研究領域
スポーツ情報戦略、タレント発掘



和久 貴洋 Waku Takahiro(研究員(客員))
国立スポーツ科学センター副主任研究員(スポーツ情報研究部)

研究領域
スポーツ情報(情報戦略)、スポーツ医学

主な著書・論文
オリンピックへ向けた国内の取り組み(1)国内外の国際競技力向上への取り組みからみた北京オリンピックと日本体育の科学 58(6), 429〜437 ,2008/6

社会的活動
(国際競技力向上のための情報戦略と連携・ネットワーク 他)
オリンピック・アジア大会等日本選手団情報支援東京本部(東京J)リーダー
JOC情報戦略部会副部会長



白井 克佳 Shirai katuya(研究員(客員))
国立スポーツ科学センター先任研究員(スポーツ情報研究部)

研究領域
スポーツ情報(情報戦略)、スポーツ医学

主な著書・論文
オリンピックへ向けた国内の取り組み(4)北京オリンピックにおける映像サポートの現状と課題体育の科学 58(10),733-736,2008
ハンドボールジュニア優秀選手の体力測定評価に関する研究九州産業大学健康・スポーツ科学研究 10,25-32,20080100

社会的活動
JOC情報戦略部会員
北京オリンピック日本選手団員情報戦略担当(ゲーム分析システムの開発 他)



山下 修平 Yamashita Syuhei(研究員(客員))
国立スポーツ科学センター研究員(スポーツ情報研究部)

研究領域
国際競技力向上のための情報戦略、競技スポーツにおけるコンディショニング、国際競技力向上のためのタレント発掘・育成プログラム

主な著書・論文
競技力向上と情報・メディア・コミュニケーション.スポーツ白書編集員(編),スポーツ白書〜スポーツが目指すべき未来〜,笹川スポーツ財団,東京,152-156,2011
タレント発掘・育成事業の今日的趨勢,トレーニング科学,22(3),155-158,2010

社会的活動
日本オリンピック委員会ロンドン対策プロジェクト委員・情報戦略部会員



トビアス・バイネルト Tobias Beinert(研究員(客員))
独立行政法人日本スポーツ振興センターマルチ・サポート事業契約職員

研究領域
スポーツ情報(情報戦略)

主な著書・論文
オリンピックへ向けた国内の取り組み(1)国内外の国際競技力向上への取り組みからみた北京オリンピックと日本体育の科学 58(6), 429〜437 ,2008/6

社会的活動
北京オリンピック大会日本選手団情報支援東京本部(東京J)スタッフ
元国立スポーツ科学センター研究員(スポーツ情報研究部)




東海林 和哉 Tokairin Kazuya(研究員(客員))

ISIM 概要



仙台大学は,スポーツ,体育,健康,身体活動に根ざした福祉,運動と栄養,そしてインテリジェンスとしてのスポーツ情報など,研究の対象とする領域を「体育学部」という一つの学部のなかに取り込み大学教育を展開しています.


仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所(ISIM)は,スポーツ情報分野における研究活動の立場から,学外のスポーツ団体・組織と連携し,相互の資源や機能をつなげ,日本のスポーツ振興に寄与するとともに,学科教育の充実を目的として,2008年3月に設立されました.


平成19年8月に文部科学副大臣の私的諮問機関がまとめた『スポーツ立国ニッポン』の中において,スポーツにおける情報戦略機能の確立や国内各地で行われているタレント発掘・育成事業の拡大と充実などが提言されました.


当研究所においても,地域における情報戦略スタッフの育成や地域タレント発掘事業へ提供するプログラムを開発することは大きな課題であると考えています.当研究所はこのような課題を踏まえ全国の関係機関との連携・充実を図り,大学における研究所としての機能を十分に生かしながら,日本のスポーツを縁の下で支えることのできる人財の育成に励んでいます.




主な連携協定組織

2007/10/12 国立スポーツ科学センター

2007/11/26 株式会社東北放送

2007/12/3  株式会社河北新報社

2007/10/26 北海道美深町

2008/4/1 岩手県体育協会

2008/4/1 和歌山県教育委員会

2008/4/1 東北大学加齢医学研究所

2008/8/29 株式会社仙台放送

2009/2/2 株式会社宮城テレビ放送







仙台大学機構図




















ISIM カンファレンス・講習会

第3回スポーツを考える会
2009年11月30日(金)  20:00~22:30
おでん三吉(仙台市青葉区一番町4-10-8)


はじめて夕食を交えて開かれた「スポーツを考える会」。朴澤学長をはじめマスコミ関係者、東北経済産業局員や高校教諭、スポーツ関係者・東北大教授などスポーツに関心を持つ方々約30人に参加頂きました。当初は「2016オリンピック・パラリンピック東京招致を振り返る」をメーンテーマにする予定でおりましたが、論客ぞろいで大いに盛り上がり「今年は楽天とベガルタにいい夢を見せてもらった。来期が楽しみ」や「地域スポーツの発展に欠かせないリーダーの育成が立ち遅れている」といった発言のほか「芝の上手な栽培法」まで飛び出し、談論風発。それぞれのスポーツへの思いを“交換”し合い、近日中の再会を期して閉会いたしました。今後も、マスメディア研究所はいろいろな企画を展開して人と人との交流を深める予定でおります。


タイトル:第2回国際スポーツ情報科学カンファレンス
"地域、学校、トップから考える、これからのスポーツ"
日時:2009年8月28日(金)~30日(日)
場所:仙台大学、エル・パーク仙台


仙台大学は8月28日から3日間、株式会社宮城テレビ放送との共催で「第2回国際スポーツ情報科学カンファレンス」を開催しました。3日間を通して仙台大学の学生が約60名、一般参加者が約75名と計130名を超える方々にお越しいただきました。2016年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会の河野一郎事務総長とラグビーの神戸製鋼コベルコスティ―ラーズゼネラルマネージャー総監督の平尾誠二氏による特別講演が行われた29日の仙台会場では、ミヤギテレビと河北新報に取材もしていただきました。今回のカンファレンスでは、全日程を通して「地域・学校・トップ」のスポーツの現状を共有し、そして、これからのスポーツを考えました。それを実現するためには、その3者に限らず、このカンファレンスへの参加者を含めた「様々な立場の人々」が結ばれることが重要だと私たちは考えています。その意味では、「結ぶ」をコンセプトに開催したこのカンファレンスにおいて、参加者の皆様から「様々な分野からスポーツを考えることができた」「様々なスポーツの価値を知ることが大切であると感じた」などのご感想をいただき、私たちが関わっていく未来スポーツに向けて、確かな一歩を踏み出すことができたと実感しています。


タイトル:花田達朗氏講演会「マスメディアとジャーナリズムの現在と課題」
日時:2009年6月26日(金)
場所:仙台大学

現在、わが国では活字離れ、視聴者離れが起こっている。これは、朝刊を閲読している人の平均閲読時間は25.1分です。世代別にみると60歳代は平均36.2分、20歳代は平均15.5分と若くなるほど平均閲読時間は減っていることやテレビの視聴率も上がらないことなどからわかります。また、・やらせ、パクリ、捏造などの個人的な不祥事や集中豪雨型報道、メディアスクラムなどメディアの不祥事が多いことから現在はジャーナリズムが衰退しマスメディアに対するイメージも低下しています。90年代には、インターネットが登場し、当初は通信手段として使われていたが、短時間で不特定多数の人へ伝達・分配するマスメディア的な使われ方になり、現在、既存のマスメディアが浸食されています。

また、現在まで、「ハードとソフトが一致」した中でジャーナリズムの財源が調達されてきました。しかし構造変化の中で「ハードとソフトの一致モデル」が崩れている今、社会的に必要不可欠なジャーナリズムの財源をどのように調達するのか。その方法の1つとして、一人の人間がプロとして職能を達成していくプロフェッショナリズムが必要だと考えます。「個」としてのジャーナリストが必要であり、ネガティブな状況ではあるがチャンスはあるかもしれません。

現在、時代は目にも止まらぬ速さで進んでいるが、いずれの時代においても、変化する環境の中で現実と格闘し、発想の転換を通して克服していくということが必要ではないでしょうか。


特別講演「戦い(スポーツ)とインテリジェンス」
2008年12月9日(火) 16:00~17:30
仙台大学

「陸上自衛隊第二施設団長兼船岡駐屯地司令一等陸佐 白井純夫氏」をお招きし、スポーツと情報戦略における特別講演が行われました。白井氏は、冷戦下の東欧ルーマニア駐在武官として現地での情報収集を経験し、更にソ連を睨んだ北海道・北部方面隊の情報将校(調査部長)として自衛隊の情報収集、情報分析の最前線で活躍した、情報のエキスパートです。
白井氏は、「戦いにおいて、周りの状況を判断し、相手方が取り得る可能行動を複数列挙し、最もありそうなパターンを想定しなければならないことは、スポーツでも同様」と述べられました。
参加した学生からは、「スポーツの世界に限らず、どのような分野においても、情報が大切であることに気付かされた」との感想が聞かれました。


第2回スポーツを考える会
2008年11月27日(木) 13:00~15:00
仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所分室(仙台市青葉区川平2-26-1)

北京で行われた夏季オリンピック・パラリンピックを振り返るとともに、スポーツにおけるタレント発掘・育成事業(文部科学省推進)の取り組みを紹介しました。また、今回からスタートした参加者による座談会では、地元メディアを長年に渡って牽引している竹鼻純氏(ミヤギテレビ解説委員)を座長に迎え、「企業スポーツの衰退にみるわが国のスポーツの現状」や「若年層におけるタレント発掘事業の是非」について語り合いました。次回は、宮城県サッカー協会会長・小幡忠義氏(塩釜フットボールクラブ)を座長にお迎えします。


第1回国際スポーツ情報科学カンファレンス
2008年9月1日~3日
仙台大学、仙台放送上杉ホール

仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所は、大学の講義の一貫として、「第1回国際スポーツ情報科学カンファレンス」を開催しました。国立スポーツ科学センターや日本オリンピック委員会の情報戦略活動を担当する講師陣が終結し、北京オリンピックにおける情報戦略やスポーツ省(庁)設置に向けた最新の情報提供がなされました。2日の仙台大学-仙台放送連携協定記念フォーラムには、東京オリンピック招致委員会事務総長を務める河野一郎氏、日本オリンピック委員会(JOC)理事を務める荒木田裕子氏、国立スポーツ科学センター(JISS)情報研究部先任研究員を務める和久貴洋氏などが講師として出席し、「スポーツ立国」や「2016年東京オリンピックに向けて」などをテーマに、本学学生や地域スポーツ振興担当者との活発な意見交換がなされました。

第1回スポーツを考える会
2008年7月29日(火) 10:00~12:00               
仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所分室(仙台市青葉区川平2-26-1)


地元で活躍するマスコミの方々や障がい者スポーツの関係者、スポーツボランティアの方々や自治体の担当者などと共に、スポーツのいまと未来を語る「第1回スポーツを考える会」がISIMの分室で開催されました。これは人と人をつなぐISIMの存在意義を体言するべく企画されたもので、この日は、中国の北京で開催される夏のオリンピック・パラリンピックを前に、日本オリンピック委員会が行ったメダル分析の裏側や日本選手団の現状報告などを勝田ISIM所長から行いました。次回からは、ISIMの情報提供に加え、参加者座長制度による座談会も行い、集った人々が主体的に熱くスポーツを考える試みを始めます。


仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所開所フォーラム
2008年4月28日(月) 15:00~17:00
仙台大学

ISIMは2008年4月に、「国立スポーツ科学センターなどと連携し、スポーツ情報に関する学術的研究を通して、学内外のスポーツ現場に有益な支援活動の展開を図る」ことを目的として設立されました。これを機会に「研究所が社会的な認知を得ること」「あらゆるスポーツ関係者とネットワークを構築する」ことを目指して「開所フォーラム」を開催しました。

演目一覧
①フォーラム:ISIM開設の意図と可能性
②[シンポジウム]ISIMに期待すること
③[ディスカッション]ISIMの将来像

本フォーラムは、自治体関係者、大学関係者、地域のスポーツ指導者など多くの団体から足を運んで頂きました。事後アンケート(資料参照)を実施したところ、「プロフェッショナルの現場で即戦力で活躍できる人材を育成してほしい」、「スポーツ情報に関わる人材は現状、不足し、一人前になるにはかなりの時間を費やしている。是非スポーツ情報の伝え手としてより実践的に学ばせ、マスコミを始め、各スポーツ団体でのメッセンジャーとしても活躍できる人材を育てていってください」といった人材育成に関して期待を寄せたご意見を頂きました。これらのご意見を大切にし、ISIMの「研究成果」や「事業成果」を広く社会に対して「発信」していく必要があると感じました。

i-SIM Newsとは

Sendai University Institute of Sport Intelligence and Massmedia (ISIM)

Mission




Vision



Values




Activities

















ISIM アカデミー



* 活動の概要
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* 映像アカデミー
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* トークアカデミー
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* 情報戦略アカデミー
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