2012年7月25日水曜日

【学科生's View】メディアに触れて学んだこと

こんにちは。スポーツ情報マスメディア学科4年の塩田峻生(しおだしゅんき)です。今回は私のこれまでの学生生活で印象に残っている出来事を紹介したいと思います。

 1つ目は2年生の時「取材・報道実習Ⅰ」の授業で河北新報社へ実習に行ったことです。この実習では河北新報社の色んな部署の方から貴重なお話をたくさん聞くことができました。また、最終日にはbjリーグ仙台89ersの試合を観て、試合終了後の監督・選手への囲み取材に参加させていただくことができました。実際のスポーツ現場で貴重な経験ができて、とても勉強になりました。さらに、試合の記事を書いて添削していただくという経験もできました。実際に記事を書いてみて、改めて記事を書く難しさを実感しました。4日間の中身の濃い実習でたくさんのことが学べました。

 2つ目は情報アカデミーでの活動です。私は2年生の時から情報アカデミーでの活動に参加しています。これまでには「DAN DAN DANCE」「東北子ども博」「奥埜博亮選手ベガルタ仙台入団内定会見」等のイベントで撮影を経験してきました。撮影を重ねていくうちにただ撮るだけではなく、実際に作品になった時の画を想像しながら撮ることの大切さを学びました。そして技術を覚えていくことで撮影の楽しさを感じることができました。
 また、アカデミーの学生4人で学内向けのフリーペーパー制作を行っています。基本的には学内情報を載せていますが、その他にもインタビューやスポーツに関するコラムも載せています。紙面構成、取材、記事作成、写真撮影等、一つの紙面を作るにしても様々な過程があり、役割も多いので大変なことも多々あります。しかし、話し合いを重ねて作業を進めていくなかで完成したフリーペーパーを見た時の達成感は特別なものです。元々紙面製作にも興味があったのでとても充実感があるし、貴重な経験になっています。
「様々な知識や経験を身につけたい」という気持ちを持って何事にも取り組むことで私は非常に充実した大学生活を送れています。

2012年7月18日水曜日

i-SIM News 107/ロンドン2012開幕直前

こんにちは。スポーツ情報マスメディア研究所の矢部です。
ロンドンオリンピック開幕まで10日を切り、いよいよ開幕間近になりました。今回のi-SIM Newsでは、スポーツ情報マスメディア学科を3月に卒業し、4月から本学の大学院に進学した浅川さんのロンドン大会に向けての取り組みについて紹介します。(ISIM 矢部恭平 アシスタント・スタッフ)

 浅川さんは本学スポーツ情報マスメディア学科を今年3月に卒業し、本学大学院に進学しました。現在、浅川さんは主に情報戦略の分野で更なる学びを深めています。
 浅川さんが大学院で受講している「スポーツ情報戦略特講」(担当:阿部篤志講師)では、今回のロンドンオリンピックに関わる情報収集・分析活動が一つの課題になっています。阿部講師は国立スポーツ科学センター(JISS)のロンドンオリンピック情報後方支援活動「東京Jプロジェクト」のメンバーであり、同様にメンバーとなっている流通経済大学准教授の荒井宏和先生のゼミ(学部3、4年生)と連携して授業を展開しています。荒井ゼミでは今年1月、ロンドンを視察し、事前の情報収集活動にも力を入れています。7月11日にスカイプ(インターネットテレビ会議システム)で行われた合同ミーティングでは、どのような枠組みで情報戦略活動を行っていくのかを決定し、現在はそこに向けて準備を進めている段階です。

 ここで今回の取り組みについて意気込みをお聞きしました。

浅川「今回の授業を通じて、ナショナルトレーニングセンターで行なわれる東京Jプロジェクトを視察予定ですが、学生としてこのような経験から一つでも多くの事を学ぶと共に、陰ながらチームジャパンの一員としてアスリートやコーチへの力になる為に責任を持った仕事をしていくという姿勢で演習に取り組みたいと思います。」

 本学では大学院生だけではなく、スポーツ情報マスメディア学科3年生も今後、授業の一環でロンドンオリンピックに関する情報収集・分析を行う予定になっています。
ロンドンでは19日間にわたり熱戦が繰り広げられます。皆さんも、テレビや新聞で報道されるオリンピックの情報を、これまでとは違った観点から読み解いていくことも面白いかもしれません。

2012年7月9日月曜日

【学科生's View】仙台89ers広報・川村亜紀さんを招き「スポーツ起業論」を開講


仙台大学スポーツ情報マスメディア学科2年の郷内(ごうない)です。今日は私が受講している「スポーツ起業論」についてご紹介します。


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 先月6月5日(火)、株式会社仙台スポーツリンク(仙台89ers)広報の川村亜紀さんを迎え、スポーツ起業論の授業が行われました。

この「スポーツ起業論」は、毎週、学外からゲストスピーカーを招き、スポーツの社会において自ら仕事を開拓された方々からお話を頂くことによって、学生達が今までにない多様な見方や考え方を知ることを目的として開講されています。

前回までには、現在、全日本女子バレーボールチームのチーフアナリストを務める渡辺啓太さんをはじめ、スポーツ界の最前線で活躍されている方々から貴重なお話を頂いてきました。

川村亜紀さんは、自らの学生時代の経験を踏まえながら、この仕事に就くまでの経緯、仙台89ersの発足時の体制、震災後のチーム解散時の状況などを語り、聴講者は、興味深くその話に耳を傾けていました。

また、その後の質疑応答では、「新規の観戦者の獲得のためにはどのような取り組みをしているのか」といった具体的な質問や、「チラシ・ポスターを作成する際にどのようなソフトを使っているのか」といった専門的な質問まで飛び、大変中身の詰まった講義となりました。

なお、この授業は、履修者のみならず、毎回どなたでも聴講が可能です。学生の皆さんも、機会があれば、是非一度、参加してみてはいかがでしょうか。

文・郷内和軌(スポーツ情報マスメディア学科・2年)

<関連>
新科目「スポーツ起業論」に注目!

Information
スポーツ起業論(Sport Entrepreneurship)
平成24年度前期開講科目/学科2年
日時:毎週火曜3時限目(12:40〜14:10)
場所:仙台大学E棟3階303教室
担当:阿部篤志(本学講師)
※シラバスはこちら(新しいウィンドウで開きます)。

2012年7月4日水曜日

i-SIM News 106/開設から1年、今年度の活動とこれから=ISIM情報戦略グループ

スポーツ情報戦略に関わるハブ拠点として仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所が「スポーツ情報戦略研究グループ」を開設してから1年が経ちました。今回は、その取り組みを中心にご紹介します。(ISIM 溝上拓志 アシスタント・スタッフ)

 今年度情報戦略グループとして行ったことは、昨年6月に配信(i-SIM News083/情報戦略「知の集約と発信」拠点、いよいよ始動)した際に掲載した「アカデミープログラムの枠組みと内容(一部計画案)」におけるプロジェクトの一つ、情報(IT)リテラシー向上セミナーをスポーツ情報戦略フォーラムという題目で、5〜6月の2ヵ月に渡り7回開催しました。
 フォーラム開催の目的は、「スポーツ現場の第一線で活躍されている方にお越し頂き、情報の運用に関わる実践事例を紹介いただくとともに、そこから情報の卓越性について検討を加えることで、その知見を広く共有するとともに、情報を扱う際に求められる価値観や態度について学び、実践的な情報活用のスキル向上を目指す。」ことです。全日本女子バレーボールチーム・チーフアナリストの渡辺啓太氏や、日本サッカー協会広報部情報戦略グループの松田利幸氏など第一線で活躍されている方々に本学にお越しいただき行われました。全学公開で開催したこともあり、スポーツ情報マスメディア学科生だけでなく部活動に所属している他学科生をはじめ様々な本学関係者に参加していただき、情報(Intelligence)について学びました。
 今後情報戦略グループの取り組みとして、一つ目に「部活動との連携促進」によりダートフィッシュ・ソフトウェアを活用した情報戦略支援、二つ目にオリンピックイヤーということで「ロンドンオリンピックを題材にトレーニング」を予定しています。昨年掲げたコンセプトをテーマに学生が情報戦略の実務と実践に触れて学ぶ場を多く設定できるよう、本学関係者の要望を取り入れながら活動を促進していきます。