情報戦略グループ



仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所(ISIM)情報戦略グループは、実践的なスポーツ情報戦略教育・研究活動を促進するためのコンセプトでありネットワークです。

仙台大学は2007年10月に国立スポーツ科学センター(JISS)と「スポーツ情報研究に対する連携協力に関する協定」を締結し、「スポーツ情報戦略に関わる共同研究やインターンシップの実施等の業務提携・人的交流を通じ、わが国のスポーツ情報分野の発展と次世代に向けた人材育成を図る」ことを目的としました。

Innsbruck 2012 情報戦略
活動ミーティングの様子
ISIMはそれ以降、2008年北京オリンピック競技大会や2010年バンクーバーオリンピック冬季競技大会などにおける国際競技力向上のための情報戦略活動に研究員や研究スタッフ、学生を派遣し、情報戦略の最前線での活動に参加。情報戦略スタッフを志向する学生のOJT(On the Job Training)を行なうとともに、トップスポーツを情報戦略研究課題の一つとして取り組みを進めてきました。

また、宮城県を中心とした地域とも連携し、宮城県サッカー協会のキッズエリートプログラムの情報支援活動を継続的に行なったり、日本ソフトボール学生連盟からの依頼により、インカレにおける大会映像の撮影及びインターネットでの放映、速報配信の支援にも参画しています。2011年度には、競技現場でのニーズが高まっているダートフィッシュ(DF)ソフトウェアを導入し、学内での研修会を開催したり、特別強化指定クラブの映像分析支援活動を開始しました。


Jackson博士と競技者育成戦略
について議論する研究スタッフ
さらに、学外とのネットワークを通じて、情報戦略について広く学ぶための会議や研修会への参加も積極的に行なっています。2011年10月に開催されたJISSスポーツ科学会議には、本学教員の他、情報戦略に関わる研究スタッフや学生も参加し、特別講演に来日していたDr. Roger Jackson氏(カナダ・2010年バンクーバー大会の強化戦略イニシアティブ「Own the Podium」創設者兼初代CEO)と議論したり、日本サッカー協会(JFA)テクニカルハウスセミナーにも参加しました。

ISIM情報戦略グループは今後、学内競技の情報戦略支援活動や情報戦略勉強会をさらに充実させるとともに、スポーツ基本法(2011)やスポーツ基本計画(2012)で示されたスポーツを通じた社会課題の解決を促進するための情報活用のあり方について研究を進め、スポーツ情報戦略に関わる知見の蓄積と人材の輩出を積極的に展開します。

これからスポーツについて学びたいと考えている受験生の皆さんには、学科一日体験会やオープンキャンパスなどの機会に、これからの可能性が大きく広がる「スポーツ情報戦略」という世界にぜひ触れていただき、情報に卓越した社会人をめざしてほしいと考えています。

なお、スポーツ情報戦略についてさらに詳しく知りたい方は、以下の研究員(教員)までご連絡ください。

阿部篤志(情報戦略・スポーツ政策系/at-abe@sendai-u.ac.jp)
石丸出穂(情報戦略・コーチング支援系/iz-ishimaru@sendai-u.ac.jp)
藤本晋也(情報戦略・映像情報戦略及びスポーツ教育系/sn-fujimoto@sendai-u.ac.jp)

以上