2009年12月28日月曜日

i-SIM News:023/2009 プレーバック

こんにちは。仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所(ISIM)の荒木です。2009年も総括の時期を迎えました。スポーツ界を顧みると、世界陸上選手権男子100mでジャマイカのボルトが9秒58の世界新で駆け抜けました。ワールド・べースボール・クラシック(WBC)では、侍ジャパンが連覇し、日本中を沸かせました。目を東北に転じれば、プロ野球の楽天イーグルスが"下馬評"を覆してパリーグ2位と大暴れ。地力をつけてきたことを証明しました。また、サッカーのベガルタ仙台はJ2初優勝。勢いに乗って天皇杯でも初の4強入りし、明日29日の準決勝でガンバ大阪と対戦します。モンテディオ山形もJ1残留を決め、来期のみちのくダービーが楽しみです。東北のスポーツファンにとってはたまらない年でした。皆さんはこの一年、いかがでしたか。それでは、今年を締めくくるi-SIM Newsを粟木一博研究員にお願いいたします。どうぞー。

◆2009 プレーバック
先日、サンタクロースから指令があり、娘にクリスマスプレゼントを贈りました。前から彼女が欲しがっていた電子辞書です。英和辞典だけではなく機能満載、とても便利です。しかし、電子辞書がどれだけ便利になろうとも紙でできた辞書がなくなるとは思えません。それはなぜでしょうか。紙、インクの香りや質感、前後にある関係のない語句。単語の意味を調べることとは無関係に見えるようなことが、案外、紙でできた辞書の魅力を支えているのかもしれません。スポーツも同じです。仮想空間が本物の体験に取って代わることは決してないでしょう。研究員と活動に関わる様々な人たちとがスポーツをテーマに実際に様々な経験をし、それによって「つながり」を築き、それを強めてゆく。そんな研究所の一年を振り返っ てみました。
宮城県サッカー協会、ベガルタ仙台、ベガルタ仙台ホームタウン協議会とともによりよいスポーツ環境づくりをテーマに「おかげさまプロジェクト」が発足。その中でCM映像やポスターの制作などの役割を担いました。キーワードは「ありがとう」、「どういたしまして」です。
8月28日から3日間、宮城テレビ放送との共催で「第2回国際スポーツ情報科学カンファレンス」を開催しました。29日には2016年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会の河野一郎事務総長とラグビーの神戸製鋼コベルコスティ—ラーズゼネラルマネージャー総監督の平尾誠二氏による特別講演が行なわれました。3日間を通じて延べ130名の参加がありました。参加者、スポーツの現在と未来、あらゆる環境で行われているスポーツ。これらを「つなぐ」ことがテーマとなりました。
9月20日(日)から22日(火)までの3日間、北海道中川町で、今年で2回目となる「こどもスポーツ大学」が開催されました。参加した子ども達は上川北部地区五市町村から集まった小学4年生から6年生までの24名です。スポーツを通じてルールを守ることや仲間と協力することなどを通じて「自ら考え行動すること」を学ぶ2泊3日の活動です。この他、このi-SIM Newsの発信開始、研究委託を受けている、和歌山県、秋田県、岩手県でのタレント発掘・育成事業など、おかげさまで大変充実した一年を送ることができました。来年度もますます活動を発展させていく所存です。どうぞ皆様方の温かいご支援、ご指導を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

〈編集後記〉一喜一憂するような社会の動き、様々な人間模様を織りなした2009年もフィナーレを迎えつつあります。まさに「光陰矢のごとし」。残すところ数十時間。人も物も忙しく動く時期です。帰省時の交通事故や風邪などにはくれぐれもお気をつけ下さい。「終わりよければすべてよし」。心安らかに2009年を送り、すがすがしい気分で新年を迎えたいものです。
(荒木)

2009年12月21日月曜日

i-SIM News:022/映像編集アカデミーへ突撃インタビュー!

こんにちは。仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所(ISIM)の前田です。
先週のi-SIM Newsの文章が全て英語で書かれていたことに驚きましたか?
ISIMでは、国際性に富む人材の育成にも力を入れています。

12月も残すところ、あと10日ほどとなりました。
仙台大学周辺は、雪の降る日が多くなってきました。皆さんが、住んでいる街はどんな冬景色になっていますか?
さて、本日はi-SIM News:005/人間性と社会性を磨く自由闊達な場=ISIMアカデミーの際に紹介致しました「映像編集アカデミー」について、指導担当である小野寺研究員と受講生に、実際にアカデミーに取り組む中で感じる自分の変化やこれから取り組みたいことについてインタビューします!


「こんにちは。スポーツ情報マスメディア学科1年 鎌田 淳史(かまた あつし)です。
私は、将来紙面の出版・編集に関する仕事に携わりたいと思い、スポーツ情報マスメディア学科に入学しました。
ISIMで行われている映像編集アカデミーを受講することで"情報の伝え方"に対する、自らの考え方に変化を感じています。
私にとっての映像編集アカデミーは、表現方法(映像、文字、言葉)や表現による効果について、将来へ向けた専門性と教養を身に付ける場であると考えています。
今後は、レイアウトやデザインについても勉強し"情報を伝える力"をつけていきたいです。」


「こんにちは。スポーツ情報マスメディア学科1年 佐藤 幸輝(さとう こうき)です。
私は、高校時代の部活動での経験から、将来はバスケットボールの試合分析に関する仕事に携わりたいと思い、スポーツ情報マスメディア学科に入学しました。
映像編集アカデミーを受講してからは、情報の伝え方や受け手の視点を考えるようになりました。
ここで学んでいることは、試合分析に活用する映像の撮影に活かせることがとても多くあると感じています。」


「こんにちは。スポーツ情報マスメディア学科1年 進藤 健二(しんどう けんじ)です。
私は、将来企業広報として文章で情報を伝える仕事に就きたいと考えています。
映像編集アカデミーを受講して、映像撮影や映像編集に関する技術を学ぶと同時に"情報を受け取る対象の視点"について深く学んでいます。
また、ご指導いただいている小野寺さんは、私たち学生との接し方や指導の仕方にとても魅力を感じられる方です。
これからも、小野寺さんから多くのことを学び、そして少しずつ活動の場を広げていきたいと考えています。」


「皆さん、はじめまして。映像編集アカデミーを担当しております 小野寺 努(おのでら つとむ)と申します。
映像編集アカデミーでは、受講している学生達が、記者、広報、アナリストなどに共通して必要とされる"情報を伝える"ということを学んでいます。
また、学生の興味・ニーズに対応する場にできるよう、学生たちとのコミュニケーションを大切にしています。
学生達と関わる中で、学生達の自分や物事に対する意識レベルの向上を実感しています。
この意識レベルの向上が次へのステップにつながると肌で感じています。
そして、撮影や映像編集の技術習得よりも本人にとって意味のあることだと思っています。
今後も、アカデミーを通して学生達と"情報を伝える"ことについて学んでいこうと考えています。」


<編集後記>
皆さん、ISIMで行っている映像編集アカデミーの活動や学生の成長を今回のインタビューから伝わったでしょうか。
学びたい学生に対して常にオープンスペースとなっていることもアカデミーの特徴だと思っています。
今回は、インタビューを通して"生の声"をお伝えしましたが、まだまだ紹介しきれないことが多いので、機会がありましたら、是非お立ち寄りください。
街中クリスマス一色となり装飾やイルミネーションが綺麗な季節となり、こころなしか気持ちがウキウキしてきました。
このi-SIM Newsも今年は残すところあと1回となりました。この1年を振り返りながら、気持ちよく1年を締めくくりましょう!(前田)

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仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所
Institute of Sport Intelligence & Massmedia (ISIM)

TEL:0224-55-1045(内:656)
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2009年12月14日月曜日

i-SIM News:021/ What is "journalism"?

How do you do?, this is Yu Nitobe from Department of Sport Intelligence and Mass Media(SIM) at Sendai University. It has been getting colder than last week. Please take care of yourself. By the way, do you know the word "journalism"? today, I would like to introduce "what is journalism" to you. Mrs. Lin!! Please introduce about it.
Hi, this is Lin from Department of SIM. It's my second year teaching here and my specialty is Mass media and Journalism Studies. Today I would like to share with you some of my thoughts about "journalism".
To most Japanese students, the word "Journalism" (or "press") might sound unfamiliar and foreign because it is not a word they frequently use in daily conversations. Even for those who are aware of what it means, they sometimes answer that it is of the same meaning with "mass media". Moreover, people usually think of it as a jargon only understood among mass media companies. However, what I want to emphasize here is, journalism, as a social activity, is neither only a job at mass media companies nor a consumer goods. It is an activity which used to play an important role in the process of democratization, and now is still essential to our society and daily lives. Journalism carries an important task to keep a society work in a democratic system, and to avoid any autocratic decisions.
Before sharing with you my thoughts on "journalism", I want to define it in a broad sense that it is "an activity of recording/reporting/explaining social issues by anyone in a society". By defining journalism this way, we will find that it is not only the employees at mass media companies who can be called journalists, people who regularly record/report/explain issues happening around them can be potential journalists as well. Especially with the drastic development of information and computer technologies in recent years, people using blogs, web news sites or email networks to report news are increasing and they all can be called journalists as long as what they write are based on facts and rational discussions.
Therefore, journalism is not an activity which is only limited to some special skilled reporters but is a practice to be carried out by members of the society to discover social problems, reporting and bringing them people's attention. The area journalism mostly covers include sports, politics, culture, economics and international/local affairs, but there still have more areas needed to be discovered and reported from an alternative perspective.
[the editor's postscript]
Everyone, did you understand "journalism"? If you are interested in "journalism", Department of SIM supports all of you!
Thank you.
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2009年12月7日月曜日

i-SIM News:020/バンクーバーオリンピックにおける情報支援プロジェクト!

こんにちは。仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所(ISIM)の二戸部です。12月は別名「師走」!!皆さんお忙しい時間をお過ごしでしょうか。1人、2人とバンクーバーオリンピック出場内定者も決まり、いよいよ決戦間近に感じられる今日この頃。私も昨年の北京オリンピックでは、日本選手団を「情報」面から援護射撃する「北京オリンピック情報支援プロジェクト」に参加しました。このプロジェクトには、仙台大学スポーツ情報マスメディア学科の学生も参加し、「情報を伝えることの喜び」「情報を上手に伝えることの難しさ」を体験しました。今回のi-SIM Newsでは、昨年に引き続いて実施が予定されている「バンクーバーオリンピック情報支援プロジェクト」における、仙台大学サポートチームの活動について紹介します。それでは、藤本先生よろしくお願いします。
競技スポーツとスポーツ情報戦略
「バンクーバーに向けたナショナルチームの準備と仙台大学」
こんにちは!仙台大学の藤本です。いよいよバンクーバーオリンピック(2月12日開幕)まで残すところ数ヶ月となりました。皆さんはどんな競技に注目していますか?各種目のナショナルチームは現在シーズンに突入した時期でもあり、日本代表選手はこれから続々と決まり報道されてくると思います。あまり知られていませんが、新たな選手が出てきている競技もあります。特に注目は、皆さんが良く知っているスキーのフ・・・っと、ここで紹介するのはやめておきます。皆さんも今から代表選手有力候補を探してみてはどうでしょう。新しいオリンピックの楽しみ方も見つかるかもしれません。
さて、話は変わって、仙台大学では、オリンピック日本選手団をサポートする活動が動き出します。前回(2008年)の夏のオリンピック(北京)では、仙台大学で初めてとなる日本選手団を影で支える活動を行ってきましたが、今回も冬のオリンピックをサポートする活動がスタートします。何をするかと言うと、日本選手団が必要な競技に必要な情報を探して、まとめていきます。先ほども書いたような、日本人選手だけじゃなく、海外の有力選手を見つけ、その選手の競技歴やどんな練習環境でトレーニングを行っているかなど、様々な情報を集めます。また、冬のオリンピックではすべての種目で道具が重要な役割を持っています。 このような道具の開発に関する情報を集めたりもしています。皆さんも新聞や雑誌、もちろんテレビに映る情報からも見つけられる情報はたくさん隠されています。ぜひ自分だけの「とっておき情報」を探してみてください。その情報は仙台大学のサポートチームでも探せていない情報かもしれません。見つけた!と思ったときはぜひ連絡を ・・それでは。
<編集後記>
皆さんいかがでしたか。仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所とスポーツ情報マスメディア学科は大学内だけではなく宮城県・日本を越えたグローバルな活動を行っています 。 先日、i-SIM Newsの17号にてご紹介した、久保田氏の講演会が学内でありました。この講演を通して我々スタッフや学生は、「情報を伝えることの奥深さ、難しさ」を再確認させていただきました。2月のバンクーバーオリンピックも、「情報の質」を大切にしながら、「仙台大学サポートチーム」はチーム一丸で頑張ります。詳しい内容をお知りになりたい方やご意見などのある方はisim2008@scn.ac.jp <mailto:isim2008@scn.ac.jp> へご連絡ください。(二戸部)

2009年12月1日火曜日


 仙台大学スポーツ情報マスメディア学科
「取材報道演習Ⅰ(河北新報社による出前講義)」

 平成21年12月1日(火) 、河北新報社の社員による出前講義が行われた。90分 間の講義の内容は、「新聞社の役割」や 「仕事の内容」について、日頃感じていることを、入社5年目 の6人の社員に 率直に話していただくというものであった。日々、マスメディアに関する講義を受講し ている学生達は、 若い新聞社の社員による新鮮な講義を積極的に受けていた。

 平成17年に入社した東野氏は、現在秋田県政記者クラブに所属し、行政の政策 の取材を行っている。入社2年目で、宮城県警記者クラブに所属になり、事故や事件の際、被害者 やその家族に対する取材では大きな葛藤が あったと話す。学生から「どうやって、それを乗り越えたのか」という質問には、決して野次馬ではなく、誠心誠意被害者や関係者の現状を伝えることで、救えることがあるんだという意識のもと、取材に取り組んだと答えていた。今の仕事のやりがいは、取材した人とのつながりによって、いろんな人と出会えること。また、秋田にいて強く思うことは、工業等が盛んではなくても、地域に密着して励ますことも、地方紙としての重要な役割だということ、と熱く語った。
 
写真部に所属する高橋氏は、Jリー グのモンテディオ山形のホームページに掲載する写真の撮影のアルバイトがきっかけで入社した。現在ではベガルタ仙台担当。憧れのプロサッカー選手を目の前に、写真を撮れることにやりがいを感じ、こういう関わり方もあったんだと、スポーツが好きだったことがマスメディアの仕事に発展した経緯を話した。
 普段使用しているカメラを学生に持たせたり、機材について詳しく説 明したりして、学生達の興味をより一層ひいていた。

 編集局の整理部に所属する杉山氏は、整理部の仕事について説明した。本社の記者、通信社、友好社から寄せられた情報を、整理部でニュースの価値判断をし、見出しを付け、レイアウトを行うとのこと。自分が1番最初の読者になれることが嬉しいし、どのようにしたら読んでもらえるかを考えて仕事をすることに、やりがいを感じると、読者目線で仕事をして いる様子を話した。

 今年、人事部から整理部に異 動になった相沢氏は、大学時代にまちづくりについて勉強していたことがきっかけで、河北新報社に入社した。もともと、マスメディアにも興味があり、地元で地域に関わる仕事をしたいと考えていたことから、河北新報社は非常に マッチしていたが、入社してすぐ人事部に配属された時はどういう部署か分からず戸惑ったという。仕事内容は、出張する人の手配等の勤怠管理だが、楽天の田中選手の取材で飛行機の残り1席を確保できた時に、やりがいを感じたと話 した。

 山形県政と、モンテディオ山形担当の山形氏は、社会で困っている人に対して、何かできないか考えた結果、そのことを世間に知ってもらうことも救うことの1つ の方法であると思い、新聞社に入社した。そのため、記事に対して、何らかの反応があった時、この仕事のやりがいを感じると語った。
 最後に、営業・事業部の佐々木氏。実は佐々木氏は、先生になるという夢を持っている。しかし、社会での経験を積んでから先生になろうと決め、 職種のデパートといわれる新聞社へ入社した。営業の仕事は、販売、広告、事業の3種類に分かれており、コンサートやスポーツイベント、展覧会等の催し物を行う事業部で働いている。各イベントで、様々な人に出会えることで、多くの経験が積むことができ、やりがいを感じると話した。先生になることだけを考えているのではなく、事業部の仕事をする上で、イベントを喜んでくれる人がいると素直に嬉しいと笑顔で学生達に話した。

以上のような、熱く、内容の濃い講義が繰り広げられた。いろんなきっかけから新聞社に入社した社員達の話を聞き、これから就職活動の 始まる学生達に とって、大きな後押しになったのではないだろうか。やりがいを感じながら働くことの面白さ、働くことの意義を学生達は感じ取っていた。


第3 回スポーツを考える会
2009年11月30日(金)  20:00~22:30
おでん三吉(仙台市青葉区一番町4-10-8)

はじ めて夕食を交えて開かれた「スポーツを考える会」。朴澤学長をはじめ マスコミ関係者、東北経済産業局員や高校教諭、スポーツ関係者・東北大教授などスポー ツに関心を持つ 方々約30人に参加頂きました。当初は「2016オリンピック・パラリンピッ ク東京招致を振り返る」をメーンテーマにする予定でおりました が、論客ぞろいで大いに盛り上がり「今 年は楽天とベガルタにいい夢を見せてもらった。来期が楽しみ」や「地域スポーツの発展に欠かせないリーダーの育成が 立ち遅れている」といった発言のほか「芝の上手な栽培法」まで飛び出し、談論風発。それぞれのスポーツへの思いを“交換”し合い、近日中の再会を期して閉 会いたしました。今後も、マスメディア研究所はいろいろな企画を展開して人と人との交流を深める予定でおります。


第2回国際スポーツ情報科学カンファレンス
"地域、学 校、トップから考える、これからのスポーツ"
日時:2009年8月28日(金)~30日(日)
場所:仙台大学、エル・パーク仙台

仙台 大学は8月28日から3日間、株式会社宮城テレビ放送との共催で「第 2回国際スポーツ情報科学カンファレンス」を開催しました。3日間を通して仙台大学の 学生が約60名、一般参加者が約75名と計130名を超える方々にお越しいただきました。2016年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会の河野一 郎事務総長とラグビーの神戸製鋼コベルコスティ―ラーズゼネラルマネージャー総監督の平尾誠二氏による特別講演が行わ れた29日の仙台会場では、ミヤギテ レビと河北新報に取材もしていただきました。今回のカンファレンスでは、全日程を通して「地域・学校・トップ」のスポーツの現状 を共有し、そして、これか らのスポーツを考えました。それを実現するためには、その3者に限ら ず、このカンファレンスへの参加者を含めた「様々な立場の人々」が結ばれることが重要 だと私たちは考 えています。その意味では、「結ぶ」をコンセプトに開催したこのカンファレンスにおいて、参加者の皆様から「様々な分野からスポーツを考え ることができた」「様々なスポーツの価値を知ることが大切であると感じた」などのご感想をいただき、私たちが関 わっていく未来スポーツに向けて、確かな一 歩を踏み出すことができたと実感しています。


タイ トル:花田達朗氏講演会「マスメディアとジャーナリズムの現在と課 題」
日時:2009年6月26日(金)
場所:仙台大学

現 在、わが国では活字離れ、視聴者離れが起こっている。これは、朝刊を 閲読している人の平均閲読時間は25.1分です。世代別にみると60歳代は平均 36.2分、20 歳代は平均15.5分と若くなるほど平均閲読時間は減っていることやテレビの視聴率も上がらないことなどからわかります。また、・やら せ、パクリ、捏造などの個人的な不祥事や集中豪雨型報道、メディアスクラムなどメディアの不祥事が多いことから 現在はジャーナリズムが衰退しマスメディア に対するイメージも低下しています。90年代には、インターネット が登場し、当初は通信手段として使われていたが、短時間で不特定多数の人へ伝達・分配す るマスメディア的な使われ方になり、現在、既存のマスメディアが浸食されています。

ま た、現在まで、「ハードとソフトが一致」した中でジャーナリズムの財 源が調達されてきました。しかし構造変化の中で「ハードとソフトの一致モデル」が崩れ ている今、社会 的に必要不可欠なジャーナリズムの財源をどのように調達するのか。その方法の1つとして、一人の人間がプロとして職能を達成していくプロ フェッショナリズ ムが必要だと考えます。「個」としてのジャーナリストが必要であり、ネガティブな状況ではあるがチャンスはあるかもしれません。

現 在、時代は目にも止まらぬ速さで進んでいるが、いずれの時代において も、変化する環境の中で現実と格闘し、発想の転換を通して克服していくということが必 要ではないで しょうか。


特別 講演「戦い(スポーツ)とインテリジェンス」
2009年12月9日(火) 16:00~17:30
仙台大学

「陸 上自衛隊第二施設団長兼船岡駐屯地司令一等陸佐 白井純夫氏」をお招 きし、スポーツと情報戦略における特別講演が行われました。白井氏は、冷戦下の東欧 ルーマニア駐在武 官として現地での情報収集を経験し、更にソ連を睨んだ北海道・北部方面隊の情報将校(調査部長)として自衛隊の情報収集、情報分析の最前 線で活躍した、情報のエキスパートです。
白井氏は、「戦いにおいて、周りの状況を判断し、相手方が取り得る可能行動を複数列挙し、最もありそうなパターンを想定しなければ な らないことは、スポーツでも同様」と述べられました。
参加した学生からは、「スポーツの世界に限らず、どのような分野においても、情報が大切である ことに気付かされた」との感想が聞かれました。


第2 回スポーツを考える会
2008年11月27日(木) 13:00~15:00
仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所分室(仙台 市青葉区川平2-26-1)

北京 で行われた夏季オリンピック・パラリンピックを振り返るとともに、ス ポーツにおけるタレント発掘・育成事業(文部科学省推進)の取り組みを紹介しました。 また、今回から スタートした参加者による座談会では、地元メディアを長年に渡って牽引している竹鼻純氏(ミヤギテレビ解説委員)を座長に迎え、「企業ス ポーツの衰退にみるわが国のスポーツの現状」や「若年層におけるタレント発掘事業の是非」について語り合いまし た。次回は、宮城県サッカー協会会長・小幡 忠義氏(塩釜フットボールクラブ)を座長にお迎えします。


第1 回国際スポーツ情報科学カンファレンス
2009年9月1日~3日
仙台大学、仙台放送上杉ホール

仙台 大学スポーツ情報マスメディア研究所は、大学の講義の一貫として、 「第1回国際スポーツ情報科学カンファレンス」を開催しました。国立スポー ツ科学セン ターや日本オリンピック委員会の情報戦略活動を担当する講師陣が終結 し、北京オリンピックにおける情報戦略やスポーツ省(庁)設置に向けた最新の情報提供 がなされました。2日の仙台大 学-仙台放送連携協定記念フォーラムには、東京オリンピック招致委員会事務総長を務める河野一郎氏、日本オリンピック委員会 (JOC)理事を務める荒木田裕子氏、国立スポーツ科学センター(JISS)情報研究部先任研究員を務める和久貴洋氏などが講師として出席し、 「スポーツ 立国」や「2016年東京オリンピックに向けて」などをテーマに、本学学生や地域スポー ツ振興担当者との活発な意見交換がなされました。

第1 回スポーツを考える会
2008年7月29日(火) 10:00~12:00               
仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所分室(仙台 市青葉区川平2-26-1)

地元 で活躍するマスコミの方々や障がい者スポーツの関係者、スポーツボラ ンティアの方々や自治体の担当者などと共に、スポーツのいまと未来を語る「第1回ス ポーツを考える 会」がISIMの分室で開催されました。これは人と人をつなぐISIMの存在意義を体言するべく企画されたもので、この日は、中国の北京で 開催される夏のオリンピック・パラリンピックを前に、日本オリンピック委員会が行ったメダル分析の裏側や日本選 手団の現状報告などを勝田ISIM所長から 行いました。次回からは、ISIMの情 報提供に加え、参加者座長制度による座談会も行い、集った人々が主体的に熱くスポーツを考える試みを始めます。


仙台 大学スポーツ情報マスメディア研究所開所フォーラム
2009年4月28日(月) 15:00~17:00
仙台大学

ISIM は2008年4月に、「国立スポーツ科学センターなどと連携し、スポーツ情報に関す る学術的研究を通して、学内外のスポーツ現場に有益な支援活動の展開を 図る」ことを目的 として設立されました。これを機会に「研究所が社会的な認知を得ること」「あらゆるスポーツ関係者とネットワークを構築する」ことを目指 して「開所フォーラム」を開催しました。

演目 一覧
① フォーラム:ISIM開設の意図と可能性
②[シンポジウム]ISIMに期待すること
③[ディスカッション]ISIMの将来像

本 フォーラムは、自治体関係者、大学関係者、地域のスポーツ指導者など 多くの団体から足を運んで頂きました。事後アンケート(資料参照)を実施したところ、 「プロフェッショナルの現場で即戦力で活躍できる人材を育成してほしい」、「スポーツ情報に関わる人材は現状、不足し、一人前に なるにはかなりの時間を費 やしている。是非スポーツ情報の伝え手としてより実践的に学ばせ、マ スコミを始め、各スポーツ団体でのメッセンジャーとしても活躍できる人材を育てていっ てください」と いった人材育成に関して期待を寄せたご意見を頂きました。これらのご意見を大切にし、ISIMの「研究成果」や「事業成果」を広く社会に対 して「発信」して いく必要があると感じました。

 
第3回スポーツを考える会
2009年11月30日(金)  20:00~22:30
おでん三吉(仙台市青葉区 一番町4-10-8

はじめて夕食を交えて開かれた「スポーツを考える会」。朴澤学長をはじめマスコミ関係者、東北 経済産業局員や高校教諭、スポーツ関係者・東北大教授などスポーツに関心を持つ方々約30人に参加頂きました。当初は「2016オリンピック・パラリン ピック東京招致を振り返る」をメーンテーマにする予定でおりましたが、論客ぞろいで大いに盛り上がり「今年は楽天とベガルタにいい夢を見せてもらった。来 期が楽しみ」や「地域スポーツの発展に欠かせないリーダーの育成が立ち遅れている」といった発言のほか「芝の上手な栽培法」まで飛び出し、談論風発。それ ぞれのスポーツへの思いを交換し合い、近日中の再会を期して閉会いたしました。今後も、マスメディア研究所はいろいろな企画を展開して人と人との交流 を深める予定でおります。


タイトル:第2回国際スポーツ情報科学カンファレンス
" 地域、学校、トップから考える、これからのスポーツ"
日時:2009828()30()
場所:仙台大学、エ ル・パーク仙台

仙台大学は8月28日から3日間、株式会社宮城テレビ放送との共催で「第2回国際スポーツ情報科学カ ンファレンス」を開催しました。3日間を通して仙台大学の学生が約60名、一般参加者が約75名と計130名を超える方々にお越しいただきました。 2016年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会の河野一郎事務総長とラグビーの神戸製鋼コベルコスティ―ラーズゼネラルマネージャー総監督の平尾 誠二氏による特別講演が行われた29日の仙台会場では、ミヤギテレビと河北新報に取材もしていただきました。今回のカンファレンスでは、全日程を通して 「地域・学校・トップ」のスポーツの現状を共有し、そして、これからのスポーツを考えました。それを実現するためには、その3者に限らず、このカンファレ ンスへの参加者を含めた「様々な立場の人々」が結ばれることが重要だと私たちは考えています。その意味では、「結ぶ」をコンセプトに開催したこのカンファ レンスにおいて、参加者の皆様から「様々な分野からスポーツを考えることができた」「様々なスポーツの価値を知ることが大切であると感じた」などのご感想 をいただき、私たちが関わっていく未来スポーツに向けて、確かな一歩を踏み出すことができたと実感しています。


タ イトル:花田達朗氏講演会「マスメディアとジャーナリズムの現在と課題」
日時:2009626()
場所:仙台大学

現 在、わが国では活字離れ、視聴者離れが起こっている。これは、朝刊を閲読している人の平均閲読時間は25.1分です。世代別にみると60歳代は平均 36.2分、20歳代は平均15.5分と若くなるほど平均閲読時間は減っていることやテレビの視聴率も上がらないことなどからわかります。また、・やら せ、パクリ、捏造などの個人的な不祥事や集中豪雨型報道、メディアスクラムなどメディアの不祥事が多いことから現在はジャーナリズムが衰退しマスメディア に対するイメージも低下しています。90年代には、インターネットが登場し、当初は通信手段として使われていたが、短時間で不特定多数の人へ伝達・分配す るマスメディア的な使われ方になり、現在、既存のマスメディアが浸食されています。

また、現在まで、「ハードとソフ トが一致」した中でジャーナリズムの財源が調達されてきました。しかし構造変化の中で「ハードとソフトの一致モデル」が崩れている今、社会的に必要不可欠 なジャーナリズムの財源をどのように調達するのか。その方法の1つとして、一人の人間がプロとして職能を達成していくプロフェッショナリズムが必要だと考 えます。「個」としてのジャーナリストが必要であり、ネガティブな状況ではあるがチャンスはあるかもしれません。

現 在、時代は目にも止まらぬ速さで進んでいるが、いずれの時代においても、変化する環境の中で現実と格闘し、発想の転換を通して克服していくということが必 要ではないでしょうか。


特別講演「戦い(スポーツ)とインテリジェンス」
2009 129日(火) 16001730
仙台大学

「陸上自衛隊第二施設団長兼船岡駐屯地司令一等 陸佐 白井純夫氏」をお招きし、スポーツと情報戦略における特別講演が行われました。白井氏は、冷戦下の東欧ルーマニア駐在武官として現地での情報収集を 経験し、更にソ連を睨んだ北海道・北部方面隊の情報将校(調査部長)として自衛隊の情報収集、情報分析の最前線で活躍した、情報のエキスパートです。
白 井氏は、「戦いにおいて、周りの状況を判断し、相手方が取り得る可能行動を複数列挙し、最もありそうなパターンを想定しなければならないことは、スポーツ でも同様」と述べられました。
参加した学生からは、「スポーツの世界に限らず、どのような分野においても、情報が大切であることに気付かさ れた」との感想が聞かれました。


第2回スポーツを考える会
2008年11月 27日(木) 13:00~15:00
仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所分室(仙台市青葉区川平2-26-1

北 京で行われた夏季オリンピック・パラリンピックを振り返るとともに、スポーツにおけるタレント発掘・育成事業(文部科学省推進)の取り組みを紹介しまし た。また、今回からスタートした参加者による座談会では、地元メディアを長年に渡って牽引している竹鼻純氏(ミヤギテレビ解説委員)を座長に迎え、「企業 スポーツの衰退にみるわが国のスポーツの現状」や「若年層におけるタレント発掘事業の是非」について語り合いました。次回は、宮城県サッカー協会会長・小 幡忠義氏(塩釜フットボールクラブ)を座長にお迎えします。


1回国際スポーツ情報科学カン ファレンス
200991日~3
仙台大学、仙台放送上杉ホール

仙台大学スポーツ情 報マスメディア研究所は、大学の講義の一貫として、「第1回国際スポーツ情報科学カンファレンス」を開催しました。国立スポーツ科学センターや日本オリン ピック委員会の情報戦略活動を担当する講師陣が終結し、北京オリンピックにおける情報戦略やスポーツ省()設置に向けた最新の情報提供がなされました。 2日の仙台大学-仙台放送連携協定記念フォーラムには、東京オリンピック招致委員会事務総長を務める河野一郎氏、日本オリンピック委員会(JOC)理事を 務める荒木田裕子氏、国立スポーツ科学センター(JISS)情報研究部先任研究員を務める和久貴洋氏などが講師として出席し、「スポーツ立国」や「2016年東京オリンピックに向けて」などをテーマに、本学学生や地域スポーツ振興担当者との活発な意見交換がなされました。

第 1回スポーツを考える会
2008年7月29日(火) 10:00~12:00               
仙台大学スポー ツ情報マスメディア研究所分室(仙台市青葉区川平2-26-1

地元で活躍するマスコミの方々や障がい者スポーツの 関係者、スポーツボランティアの方々や自治体の担当者などと共に、スポーツのいまと未来を語る「第1回スポーツを考える会」がISIMの分室で開催されま した。これは人と人をつなぐISIMの存在意義を体言するべく企画されたもので、この日は、中国の北京で開催される夏のオリンピック・パラリンピックを前 に、日本オリンピック委員会が行ったメダル分析の裏側や日本選手団の現状報告などを勝田ISIM所長から行いました。次回からは、ISIMの情報提供に加 え、参加者座長制度による座談会も行い、集った人々が主体的に熱くスポーツを考える試みを始めます。


仙 台大学スポーツ情報マスメディア研究所開所フォーラム
2009428() 1500~17:00
仙台大学

ISIM 20084月に、「国立スポーツ科学センターなどと連携し、スポーツ情報に関する学術的研究を通して、学内外のスポーツ現場に有益な支援活動の展開を 図る」ことを目的として設立されました。これを機会に「研究所が社会的な認知を得ること」「あらゆるスポーツ関係者とネットワークを構築する」ことを目指 して「開所フォーラム」を開催しました。

演目一覧
①フォーラム:ISIM開設の意図と可能性
②[シ ンポジウム]ISIMに期待すること
③[ディスカッション]ISIMの将来像

本フォーラムは、自治体 関係者、大学関係者、地域のスポーツ指導者など多くの団体から足を運んで頂きました。事後アンケート(資料参照)を実施したところ、「プロフェッショナル の現場で即戦力で活躍できる人材を育成してほしい」、「スポーツ情報に関わる人材は現状、不足し、一人前になるにはかなりの時間を費やしている。是非ス ポーツ情報の伝え手としてより実践的に学ばせ、マスコミを始め、各スポーツ団体でのメッセンジャーとしても活躍できる人材を育てていってください」といっ た人材育成に関して期待を寄せたご意見を頂きました。これらのご意見を大切にし、ISIMの「研究成果」や「事業成果」を広く社会に対して「発信」してい く必要があると感じました。