2009年10月26日月曜日

i-SIM News:014/「思い描くものを形にできる場所」=インテリジェンスルーム


仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所の宮本です。本日のテーマは「インテリジェンスルームの秘密」。オープンキャンパスや学科一日体験会で、皆さんはその「秘密」に気づきましたか?藤本先生からのレポートです。氏家君からの「仙台大学大学祭」のご案内も併せてどうぞ。

★インテリジェンスルームの秘密
皆さんこんにちは、藤本です。今回は学内有数の映像編集機材が揃う「インテリジェンスルーム」の紹介をしたいと思います。この部屋は仙台大学第3体育館の4階に位置し、廊下からみてガラス越しにならぶ映像編集用のパソコンはまさに圧巻の一言です。部屋の名前に「インテリジェンス」とあるように、この部屋では、課題を作成したり、レポートを作ったり、単にパソコンなどの機械やソフト等を操作できるようになるだけではなく、収集した情報の共有、機器やソフトの使用方法、自分たちが作成した物の評価など、そこで行われる「人と人とのコミュニケーションからくる情報交換」を基に「思い描くものを形にできる場所」であり、その形にする方法をこの部屋がサポートしてくれるのだと思います。


具体的には、平日は授業での使用をはじめ、部活動の大会映像の編集・加工、レポート作成などが行われています。さらに北京オリンピックにおいては、世界各国の強化戦略の分析などを行う情報支援プロジェクトが行われ、「インテリジェンスルーム」も重要な活動拠点となりました。「インテリジェンスルーム」はスポーツ情報マスメディア学科の学生だけではなく仙台大学生の皆さんが使いたいときに使用できるように、決められた時間内に常時開放しています。この部屋での活動を通じ、新しいアイデアが生まれ、多数の成果に繋がっています。また、機材の操作方法を覚えることで、作品のクオリティが上がり、次の活動へのチャレンジができる場所にもなっています。

★仙台大学大学祭開催間近
スポーツ情報マスメディア学科2年、大学祭実行委員の氏家奨悟です!!10月も終わりに近づいてきました。10月後半と言えば・・・ハロウィン!!それも大事だけど、10/31、11/1にある仙台大学大学祭を忘れちゃいけません!!今年の大学祭は例年以上に内容が盛りだくさんとなっており、来場して頂いた皆さん全員に、ご満足して頂けるイベントを沢山ご用意しています☆☆その中で、私なりに注目点を3つにまとめました。

<模擬店>今年の模擬店出店団体は21団体となっており、中には沖縄そば、ミネストローネ、のっぺ汁などのように涼しい季節に合った様々な食べ物があるので、是非お腹をペコペコにさせて立ち寄ってみてください。

<講演会> 仙台大学初の歌手ライブは、なんと今話題のLGYankees、Noa、SO-TAの豪華3組☆スポーツ講演会には、最近クライマックス決勝進出を決めた楽天イーグルスの初代監督 田尾安志さん、そして、カリフォルニア州立大学ロングビーチ高の学科長ガスリーさんに来ていただき、貴重な講話をして頂きます。野球好きの方、楽天好きな方は必見です!また、当日は仙台大学副学長のキーナート先生との対談も予定しています。

<イベント・後夜祭>今年の実行委員主催イベントは2つあります。1つ目は、早食い大会!2つ目は、ファションデートNo.1決定戦!審査員は会場にいるみなさん☆全員参加型のイベントになっていますので、是非参加してみて下さい。他にも、10団体以上の団体がダンスや踊り、催し事などを用意しています。また、後夜祭では、全員が参加できるビンゴ大会や各イベントを用意しています。以上のように、楽しいイベントをたくさんご用意致しております!是非この機会に仙台大学にご来場ください。

日時・時間帯:10/31 9:00‾18:00 11/1 10:00‾20:00

<編集後記>
いかがでしたか。今週末は仙台大学大学祭に多くの方が参加していただけることを願っています。皆様もお友達を連れて参加してみて下さい。ご意見、ご感想はisim2008@scn.ac.jp  までお気軽にお送りください。(宮本)

2009年10月19日月曜日

i-SIM News:013/学生と教員が一緒に新しい分野を開拓=スポーツ情報戦略コース

こんにちは、仙台大学の阿部です。AO入試A方式前期の結果が出ましたね。皆さんの想いは結果に繋がりましたでしょうか。これから受験をしていただく皆さんも、ぜひ大きな夢を描いてチャレンジしてください。

さて今日は、先週の山内先生に引き続き、スポーツ情報戦略コース主任の粟木(あわき)先生から、同コースについてのメッセージをお伝えします。

★学生と教員が一緒に新しい分野を開拓=スポーツ情報戦略コース
みなさんこんにちは、粟木です。スポーツ情報戦略という分野は歴史がある分野ではなく、学生教員がいっしょになって新しい分野を開拓しながら授業を進めています。2年次からそれぞれのコースに所属します。基盤の科目としてはデータを扱うことの基礎的な能力を培うためのデータ分析・活用の方法を学んだり、情報は人と人とによって扱われるという基本的な理念に基づき人間関係の基本について学んだりすることになります。この他、スポーツ情報戦略論演習・実習として実際のスポーツ情報を取り扱うことを学びます。具体的には地元の高校の県総合体育大会での活躍をビデオに収め編集・提供したり、ニュースレターを発行し、高校生のスポーツ活動を支えるという演習を行ったり、オリンピックなどの国際大会では情報支援活動の実情を知り、その支援を行ったりする活動が挙げられます。教員一同、今後これらの活動をより充実させ、実りの多き授業が展開されるよう努力してゆく所存です。

<編集後記>
「スポーツ情報戦略」とは何ですか、とよく聞かれます。情報を戦略的に扱う、というと、何か秘めた感じがしますが、実は何ら特別のものではなく、誰にとっても大事なことなんです、という話をします。皆さんが興味・関心を持つスポーツを通して、ヒトや情報の本質を学ぶことで、どの世界に出ていっても際立った「情報力」を持つ人になってほしい。それが、本学科の強い思いであり、また日々めざしているところでもあります。ご意見やご質問は、いつでもお気軽にisim2008@scn.ac.jp まで。(阿部)

2009年10月13日火曜日

i-SIM News:012/「見て、伝える」を学ぶ=スポーツマスメディアコース

 仙台大学の阿部です。先週末は、本学科を含めた3学科のAO入試が行われました。受験生の皆さん、お疲れさまでした。皆さんがそれぞれに夢を持ってそれに向かっていこうという気持ちを強く感じることができ、それを目指す道として、本学に挑戦していただけたことを、とても嬉しく思いました。ありがとうございました。


 さて今日は、スポーツマスメディアコースの授業について、コース主任の山内(やまのうち)先生からのメッセージをお伝えします。

★「見て、伝える」を学ぶ=スポーツマスメディアコース
 皆さんこんにちは、山内です。今週のi-SIM Newsは「マスメディアコースの実習授業」をご紹介します。スポーツへの接し方は「する」「見る」「支える」などがあり、一人の人がさまざまな関わり方をします。そのなかでも多くの人は「見る」が一番多い接し方と思います。

 マスメディアコースでは、このスポーツを「見る」「伝える」世界を学びます。スポーツを見たり、効果的に伝えるためにメディアの技法に学ぶことがたくさんあります。メディアを知り、技法の真髄を理解するには学内の座学だけでは限界があります。マスメディアコースでは2、3年次に在仙マス・メディアの協力を頂き現場実習に取り組んでいます。 

 河北新報では新聞作りについて講義を受けた後、自分達の手で新聞作りに挑戦しました。映像メディアでは東北放送、仙台放送、ミヤギテレビで、番組作りをしているスタッフの身近で、取材から放送までの実際を学びました。東北放送では「仙台国際ハーフマラソン」「Jリーグサッカー中継」、仙台放送では「スポーツ情報番組・スポルたん」、ミヤギテレビでは「全国サッカー選手権県大会」の取材現場やスタジオで実習しました。参加学生は放送直前まで、分かりやすい番組にするためプロの妥協のない作業や時間との戦いを驚異の目で見つつ「表現し、伝える」考え方、処理の実際を体験しました。

 このように学生達はメディア実習の中でスポーツを「見て(取材)伝える」貴重な体験をしています。

<編集後記>
 いかがでしたか。実際のプロの現場で、スポーツならではの視点と技法を学ぶ取り組みが進められています。次週はスポーツ情報戦略コースで行われていることについてレポートしたいと思います。ご意見、ご感想はisim2008@scn.ac.jp までお気軽にお送りください。(阿部)

2009年10月5日月曜日

i-SIM News:011/スポーツの未来に向けて=ISIMと地域タレント発掘・育成事業

仙台大学の阿部です。昨日、岩瀬研究員とともにデンマークのコペンハーゲンから戻りました。2016年のオリンピック・パラリンピックは、ブラジルのリオ・デジャネイロで開催することが決定。「TOKYO2016」はその夢を実現することができませんでしたが、記者会見では招致メンバーの多くが、「一つのチーム」として招致活動に最善を尽くすことができたことの意義を、それぞれの表現でコメントしていました。このことは報道ではあまり広く伝えられていませんが、今後の私たちのスポーツを考える上では重要な点だと感じています。

そこで今日は、スポーツの未来について考えるテーマとして、スポーツ情報マスメディア研究所(ISIM)が参画している「タレント発掘・育成事業」について、研究所スタッフの前田がお届けします。

◆スポーツの未来に向けて=ISIMと地域タレント発掘・育成事業
こんばんは、ISIM(アイシム)の前田です。各都道府県ではいま、国民に夢と希望を与える「オリンピアン」の輩出や、子どもが自分に適したスポーツに出会い世界を目指していくことを目的とした「タレント発掘・育成事業」が盛んに行われています。

ISIMでは、福岡県、和歌山県、岩手県、秋田県、北海道上川北部5市町村(名寄市・美深町、中川町、下川町、音威子府村)でのタレント発掘・育成事業において、受講生である子ども達へ「自ら考え行動する」ことができる主体性のあるスポーツ選手の育成を目指した「スポーツ教育プログラム」を提供しています。

このISIMスポーツ教育プログラムは、国際舞台をめざすうえで欠かせない要素のひとつである「円滑な人間関係を構築することやチームの中で自分の力を発揮する能力」、「問題を発見・解決する能力」、「自分を見つめる能力」を高めることができるように、座学だけではなく、ゲームやグループワークなどを体験的に学ぶプログラムです。

またISIMでは、日本を代表する選手・コーチが参加する講習会や地域のスポーツ講習会など、スポーツに関わるあらゆる方々のニーズに応じて、同様のプログラムを提供しています。

ISIMはこれからも、スポーツに関わるあらゆる方々と共に、子どもたちの未来の可能性が拡がるプログラムのあり方を考えていきたいと思います。

<編集後記>
国際オリンピック委員会(IOC)は、2016年オリンピック・パラリンピックの開催地を決定した後、スポーツを取り巻く様々な課題について、世界のスポーツ関係者とともに熱く議論を続けています。オリンピック・パラリンピック招致活動のレガシー(未来に引き継がれるもの)について、皆さんはどのようにお感じになっていますか。私たちは、今回の招致活動がこれですべて終わってしまうのではなく、これがきっかけとして動き出している色々なことが、今後もさらに持続可能なものとしていかに発展していくかということが大事だと感じています。そしてそのために、私たちに出来ることは何でしょうか。次回のi-SIM Newsでは、さらにスポーツの未来について考えます。今回の招致の結果や未来のスポーツのあり方についてのご意見やご感想を是非、 isim2008@scn.ac.jp までお寄せください。(Abe)