2012年12月19日水曜日

i-SIM News 116/2012年振り返り

 今年もあと12日で終わり。今日で2012年の354日/366日(96.7%)終了です。皆様の元旦の計は如何だったでしょうか?(ISIM 近江康宏 事務課長)

今年を振り返ってみますと・・・・・・・・
◆世の中は・・・・
 スカイツリー開業、原発再稼働問題、消費税増税法案可決、尖閣諸島・竹島問題、ノーベル生理学・医学賞受賞、オスプレイ配備、ロンドンオリンピック、金環日食、LCC、長距離夜行バス事故、衆院解散総選挙、等々いろいろありました。殆どが私たちの生活に直接的にまたは間接的に、そして短期的に、中長期的に絡んでくることばかりです。特に領土問題では、文化・スポーツの分野にまで悪影響が及んだことは大変残念なことであったと思います。とある海外メディアでは、2020年東京五輪招致へも波及するとの見方を示しています。来年9月のIOC(国際オリンピック委員会)総会での開催地決定までに何とかこの問題の火消を願わないわけにはいきません。

◆スポーツ情報マスメディア研究所(ISIM)は・・・・
 運営スタッフが4月より一新しました。北海道美深町へインターンシップをしている1名を除き、仙台大学(宮城)勤務の研究所運営スタッフが全員一新しました。研究所は外部の諸団体様と連携を取りながら研究活動を進めている部分もあり、不慣れな我々運営スタッフ故、皆様へ多大なご迷惑をお掛けしたものと思います。然しながら、何とか大きな失敗もせず今年の活動を終えることができましたのも皆様の絶大なるご支援の賜物と信じて止みません。この場をお借りして深謝申し上げる次第です。

さて、来年は・・・・・・・・・
 来年の干支はヘビ(巳年)です。インターネットで調べてみますと、「巳」という漢字の語源は胎児を表したものだそうで、母親が子供をお腹の中で包み込むようにしている様を現した漢字と言われ、包むと同じような意味で考えられた語源をもつものだそうです。他方、「蛇」の意味するところは我慢強さや執念深さ、また恩を受けた時にはその恩に報いることなどの意味も持つそうです。研究所運営スタッフとしては、今年の反省を踏まえ、来年は効率化を念頭に目指していきたいと思います。効率化を図り、そこにできたスキマ時間に新たな何かを埋め込んでいく。そこは研究所のコアの部分でなくてはならないと思っています。そして、今年ご支援を頂いた皆様の恩に報いること、これが重要ではないかと思うところです。ヘビにあやかり、我慢強く行きたいと思います。改めまして本年1年間の皆様のご支援に感謝いたしますとともに、来年も何卒よろしくお願い申し上げます。

2012年12月17日月曜日

「第8回スポーツを考える会」開催

 仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所(ISIM)は2012年12月13日(木)、仙台市内で「第8回スポーツを考える会」を開催しました。

 この会は地域スポーツクラブやスポーツ行政、マスメディア関係者、市民、本学教職員・学生など、スポーツに関係・関心のあるさまざまな方にご参加いただき、スポーツをテーマに情報共有や意見交換をしながらネットワークの構築を図るものです。

 第8回となった今回の情報提供テーマは「デュアルキャリア」(話題提供者:阿部篤志講師)。デュアルキャリアとは、「高等教育の枠組みの中で、トップレベルで競技を行なうアスリートの、高いレベルでのトレーニングの継続を可能にするための環境・制度に対するアプローチ」をさします。アスリートにスポーツを「させる側」の責任や義務として、パフォーマンスと学業との実効性のあるバランスをいかに図るかがいま、欧州を中心に重要な政策課題の一つになっており、スポーツ基本計画にもその推進が明記されたことから、日本でも今後、さまざまな取り組みが行なわれていくとのことでした。
 また今回の座長・土生善弘氏(宮城県教育庁)からは、間もなく策定される「宮城県スポーツ推進計画」における今後10年間のビジョンとチャレンジについて、「I have a dream that…」というフレーズを用いた熱のこもったプレゼンテーションが。そのエネルギー溢れる姿に皆が引き込まれました。参加者はそれぞれの立場からこれらのテーマについて意見交換を活発に行ない、盛会となりました。

 次回(第9回)の座長は宮城県高校体育連盟事務局長の鈴木秀利様にお願いをし、また新たなテーマでスポーツを考えます。

(朴澤学長の挨拶)

(土生善弘氏のお話)

(阿部篤志先生のお話)

2012年12月5日水曜日

i-SIM News 115/進化した映像アカデミー

 スポーツ情報マスメディア研究所で週2日「映像アカデミー」で指導をしている小野寺努です。映像アカデミーでは現在、仙台市教育局生涯学習課の企画「地域映像ソフト」の制作に取り組んでいます。(ISIM 小野寺努研究員 映像アカデミー担当)

 テーマは「仙台市におけるスポーツ活動」で、5本の映像ソフトを制作しています。企画構成・演出・撮影・編集と、私が仕事としている映像制作と全く同じ方法で学生達と共に進めています。この制作によって学んで欲しい事は、自分達の制作したい企画をいかに的確に取材先である団体や個人に伝えられるかということです。企画意図を理解して頂くという事は、企画内容がいかに有意義な事であるかを知ってもらい、共に制作をする意識に近づけて頂けるかです。大事な事は、人と人との繋がりによって初めて制作ができる感謝と喜びの気持ちを知る事です。また学生同士の信頼・協力が必要だという事を知り、より絆を高めて欲しいと思っています。

 私が長年、映像制作という仕事を続け、取材を通して感じた事を若い時期から、それもできるだけ早く経験し感じて欲しいと思っています。

 次にアカデミー参加学生からの声を紹介します。

 ・スポーツ情報マスメディア学科2年 郷内和軌
「私は仙台大学のある柴田町からお声をかけて頂き、東日本放送みやぎふるさとCM大賞の制作に地元の方々と参加させて頂きました。企画・構成の段階から地元の方々と協力して制作できて、進路選択に向けての視野が広がり、素晴らしい経験をさせて頂きました。」

 ・スポーツ情報マスメディア学科2年 大友晃貴
「地域映像ソフト制作に私も参加しています。取材をお願いする際に自分の伝えたい事が伝えられたか不安でしたが、相手の方の優しく丁寧な対応に触れ、感謝の気持ちになり、この活動が将来社会に出た時の良い経験になるであろうと思っています。」