2012年12月5日水曜日

i-SIM News 115/進化した映像アカデミー

 スポーツ情報マスメディア研究所で週2日「映像アカデミー」で指導をしている小野寺努です。映像アカデミーでは現在、仙台市教育局生涯学習課の企画「地域映像ソフト」の制作に取り組んでいます。(ISIM 小野寺努研究員 映像アカデミー担当)

 テーマは「仙台市におけるスポーツ活動」で、5本の映像ソフトを制作しています。企画構成・演出・撮影・編集と、私が仕事としている映像制作と全く同じ方法で学生達と共に進めています。この制作によって学んで欲しい事は、自分達の制作したい企画をいかに的確に取材先である団体や個人に伝えられるかということです。企画意図を理解して頂くという事は、企画内容がいかに有意義な事であるかを知ってもらい、共に制作をする意識に近づけて頂けるかです。大事な事は、人と人との繋がりによって初めて制作ができる感謝と喜びの気持ちを知る事です。また学生同士の信頼・協力が必要だという事を知り、より絆を高めて欲しいと思っています。

 私が長年、映像制作という仕事を続け、取材を通して感じた事を若い時期から、それもできるだけ早く経験し感じて欲しいと思っています。

 次にアカデミー参加学生からの声を紹介します。

 ・スポーツ情報マスメディア学科2年 郷内和軌
「私は仙台大学のある柴田町からお声をかけて頂き、東日本放送みやぎふるさとCM大賞の制作に地元の方々と参加させて頂きました。企画・構成の段階から地元の方々と協力して制作できて、進路選択に向けての視野が広がり、素晴らしい経験をさせて頂きました。」

 ・スポーツ情報マスメディア学科2年 大友晃貴
「地域映像ソフト制作に私も参加しています。取材をお願いする際に自分の伝えたい事が伝えられたか不安でしたが、相手の方の優しく丁寧な対応に触れ、感謝の気持ちになり、この活動が将来社会に出た時の良い経験になるであろうと思っています。」