2012年7月4日水曜日

i-SIM News 106/開設から1年、今年度の活動とこれから=ISIM情報戦略グループ

スポーツ情報戦略に関わるハブ拠点として仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所が「スポーツ情報戦略研究グループ」を開設してから1年が経ちました。今回は、その取り組みを中心にご紹介します。(ISIM 溝上拓志 アシスタント・スタッフ)

 今年度情報戦略グループとして行ったことは、昨年6月に配信(i-SIM News083/情報戦略「知の集約と発信」拠点、いよいよ始動)した際に掲載した「アカデミープログラムの枠組みと内容(一部計画案)」におけるプロジェクトの一つ、情報(IT)リテラシー向上セミナーをスポーツ情報戦略フォーラムという題目で、5〜6月の2ヵ月に渡り7回開催しました。
 フォーラム開催の目的は、「スポーツ現場の第一線で活躍されている方にお越し頂き、情報の運用に関わる実践事例を紹介いただくとともに、そこから情報の卓越性について検討を加えることで、その知見を広く共有するとともに、情報を扱う際に求められる価値観や態度について学び、実践的な情報活用のスキル向上を目指す。」ことです。全日本女子バレーボールチーム・チーフアナリストの渡辺啓太氏や、日本サッカー協会広報部情報戦略グループの松田利幸氏など第一線で活躍されている方々に本学にお越しいただき行われました。全学公開で開催したこともあり、スポーツ情報マスメディア学科生だけでなく部活動に所属している他学科生をはじめ様々な本学関係者に参加していただき、情報(Intelligence)について学びました。
 今後情報戦略グループの取り組みとして、一つ目に「部活動との連携促進」によりダートフィッシュ・ソフトウェアを活用した情報戦略支援、二つ目にオリンピックイヤーということで「ロンドンオリンピックを題材にトレーニング」を予定しています。昨年掲げたコンセプトをテーマに学生が情報戦略の実務と実践に触れて学ぶ場を多く設定できるよう、本学関係者の要望を取り入れながら活動を促進していきます。