2009年4月1日水曜日

ISIM カンファレンス・講習会

第3回スポーツを考える会
2009年11月30日(金)  20:00~22:30
おでん三吉(仙台市青葉区一番町4-10-8)


はじめて夕食を交えて開かれた「スポーツを考える会」。朴澤学長をはじめマスコミ関係者、東北経済産業局員や高校教諭、スポーツ関係者・東北大教授などスポーツに関心を持つ方々約30人に参加頂きました。当初は「2016オリンピック・パラリンピック東京招致を振り返る」をメーンテーマにする予定でおりましたが、論客ぞろいで大いに盛り上がり「今年は楽天とベガルタにいい夢を見せてもらった。来期が楽しみ」や「地域スポーツの発展に欠かせないリーダーの育成が立ち遅れている」といった発言のほか「芝の上手な栽培法」まで飛び出し、談論風発。それぞれのスポーツへの思いを“交換”し合い、近日中の再会を期して閉会いたしました。今後も、マスメディア研究所はいろいろな企画を展開して人と人との交流を深める予定でおります。


タイトル:第2回国際スポーツ情報科学カンファレンス
"地域、学校、トップから考える、これからのスポーツ"
日時:2009年8月28日(金)~30日(日)
場所:仙台大学、エル・パーク仙台


仙台大学は8月28日から3日間、株式会社宮城テレビ放送との共催で「第2回国際スポーツ情報科学カンファレンス」を開催しました。3日間を通して仙台大学の学生が約60名、一般参加者が約75名と計130名を超える方々にお越しいただきました。2016年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会の河野一郎事務総長とラグビーの神戸製鋼コベルコスティ―ラーズゼネラルマネージャー総監督の平尾誠二氏による特別講演が行われた29日の仙台会場では、ミヤギテレビと河北新報に取材もしていただきました。今回のカンファレンスでは、全日程を通して「地域・学校・トップ」のスポーツの現状を共有し、そして、これからのスポーツを考えました。それを実現するためには、その3者に限らず、このカンファレンスへの参加者を含めた「様々な立場の人々」が結ばれることが重要だと私たちは考えています。その意味では、「結ぶ」をコンセプトに開催したこのカンファレンスにおいて、参加者の皆様から「様々な分野からスポーツを考えることができた」「様々なスポーツの価値を知ることが大切であると感じた」などのご感想をいただき、私たちが関わっていく未来スポーツに向けて、確かな一歩を踏み出すことができたと実感しています。


タイトル:花田達朗氏講演会「マスメディアとジャーナリズムの現在と課題」
日時:2009年6月26日(金)
場所:仙台大学

現在、わが国では活字離れ、視聴者離れが起こっている。これは、朝刊を閲読している人の平均閲読時間は25.1分です。世代別にみると60歳代は平均36.2分、20歳代は平均15.5分と若くなるほど平均閲読時間は減っていることやテレビの視聴率も上がらないことなどからわかります。また、・やらせ、パクリ、捏造などの個人的な不祥事や集中豪雨型報道、メディアスクラムなどメディアの不祥事が多いことから現在はジャーナリズムが衰退しマスメディアに対するイメージも低下しています。90年代には、インターネットが登場し、当初は通信手段として使われていたが、短時間で不特定多数の人へ伝達・分配するマスメディア的な使われ方になり、現在、既存のマスメディアが浸食されています。

また、現在まで、「ハードとソフトが一致」した中でジャーナリズムの財源が調達されてきました。しかし構造変化の中で「ハードとソフトの一致モデル」が崩れている今、社会的に必要不可欠なジャーナリズムの財源をどのように調達するのか。その方法の1つとして、一人の人間がプロとして職能を達成していくプロフェッショナリズムが必要だと考えます。「個」としてのジャーナリストが必要であり、ネガティブな状況ではあるがチャンスはあるかもしれません。

現在、時代は目にも止まらぬ速さで進んでいるが、いずれの時代においても、変化する環境の中で現実と格闘し、発想の転換を通して克服していくということが必要ではないでしょうか。


特別講演「戦い(スポーツ)とインテリジェンス」
2008年12月9日(火) 16:00~17:30
仙台大学

「陸上自衛隊第二施設団長兼船岡駐屯地司令一等陸佐 白井純夫氏」をお招きし、スポーツと情報戦略における特別講演が行われました。白井氏は、冷戦下の東欧ルーマニア駐在武官として現地での情報収集を経験し、更にソ連を睨んだ北海道・北部方面隊の情報将校(調査部長)として自衛隊の情報収集、情報分析の最前線で活躍した、情報のエキスパートです。
白井氏は、「戦いにおいて、周りの状況を判断し、相手方が取り得る可能行動を複数列挙し、最もありそうなパターンを想定しなければならないことは、スポーツでも同様」と述べられました。
参加した学生からは、「スポーツの世界に限らず、どのような分野においても、情報が大切であることに気付かされた」との感想が聞かれました。


第2回スポーツを考える会
2008年11月27日(木) 13:00~15:00
仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所分室(仙台市青葉区川平2-26-1)

北京で行われた夏季オリンピック・パラリンピックを振り返るとともに、スポーツにおけるタレント発掘・育成事業(文部科学省推進)の取り組みを紹介しました。また、今回からスタートした参加者による座談会では、地元メディアを長年に渡って牽引している竹鼻純氏(ミヤギテレビ解説委員)を座長に迎え、「企業スポーツの衰退にみるわが国のスポーツの現状」や「若年層におけるタレント発掘事業の是非」について語り合いました。次回は、宮城県サッカー協会会長・小幡忠義氏(塩釜フットボールクラブ)を座長にお迎えします。


第1回国際スポーツ情報科学カンファレンス
2008年9月1日~3日
仙台大学、仙台放送上杉ホール

仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所は、大学の講義の一貫として、「第1回国際スポーツ情報科学カンファレンス」を開催しました。国立スポーツ科学センターや日本オリンピック委員会の情報戦略活動を担当する講師陣が終結し、北京オリンピックにおける情報戦略やスポーツ省(庁)設置に向けた最新の情報提供がなされました。2日の仙台大学-仙台放送連携協定記念フォーラムには、東京オリンピック招致委員会事務総長を務める河野一郎氏、日本オリンピック委員会(JOC)理事を務める荒木田裕子氏、国立スポーツ科学センター(JISS)情報研究部先任研究員を務める和久貴洋氏などが講師として出席し、「スポーツ立国」や「2016年東京オリンピックに向けて」などをテーマに、本学学生や地域スポーツ振興担当者との活発な意見交換がなされました。

第1回スポーツを考える会
2008年7月29日(火) 10:00~12:00               
仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所分室(仙台市青葉区川平2-26-1)


地元で活躍するマスコミの方々や障がい者スポーツの関係者、スポーツボランティアの方々や自治体の担当者などと共に、スポーツのいまと未来を語る「第1回スポーツを考える会」がISIMの分室で開催されました。これは人と人をつなぐISIMの存在意義を体言するべく企画されたもので、この日は、中国の北京で開催される夏のオリンピック・パラリンピックを前に、日本オリンピック委員会が行ったメダル分析の裏側や日本選手団の現状報告などを勝田ISIM所長から行いました。次回からは、ISIMの情報提供に加え、参加者座長制度による座談会も行い、集った人々が主体的に熱くスポーツを考える試みを始めます。


仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所開所フォーラム
2008年4月28日(月) 15:00~17:00
仙台大学

ISIMは2008年4月に、「国立スポーツ科学センターなどと連携し、スポーツ情報に関する学術的研究を通して、学内外のスポーツ現場に有益な支援活動の展開を図る」ことを目的として設立されました。これを機会に「研究所が社会的な認知を得ること」「あらゆるスポーツ関係者とネットワークを構築する」ことを目指して「開所フォーラム」を開催しました。

演目一覧
①フォーラム:ISIM開設の意図と可能性
②[シンポジウム]ISIMに期待すること
③[ディスカッション]ISIMの将来像

本フォーラムは、自治体関係者、大学関係者、地域のスポーツ指導者など多くの団体から足を運んで頂きました。事後アンケート(資料参照)を実施したところ、「プロフェッショナルの現場で即戦力で活躍できる人材を育成してほしい」、「スポーツ情報に関わる人材は現状、不足し、一人前になるにはかなりの時間を費やしている。是非スポーツ情報の伝え手としてより実践的に学ばせ、マスコミを始め、各スポーツ団体でのメッセンジャーとしても活躍できる人材を育てていってください」といった人材育成に関して期待を寄せたご意見を頂きました。これらのご意見を大切にし、ISIMの「研究成果」や「事業成果」を広く社会に対して「発信」していく必要があると感じました。