2010年7月5日月曜日

i-SIM News:049/「TEAM宮城」プロジェクト=活動進捗・今後の展開

仙台大学助教の藤本です。i-SIM News45,46から引き続き、宮城県高校総体を活動の場として展開している授業「TEAM宮城」プロジェクトにおける、活動進捗・今後の展開についてご紹介します。それでは、前回同様にナビゲーターは、TEAM宮城プロジェクトリーダーを務めている高橋悠さんです。お願いします。
みなさんこんにちは。スポーツ情報マスメディア(SIM)学科3年の高橋悠です。今回は以前に紹介しました4つのチームの各リーダーから、Team宮城の具体的な活動の進捗状況や今後の展開について紹介してもらいたいと思います。
(1)情報支援活動本部(HQ)
私たちHQでは、これまでに定期的なリーダーミーティングの開催やニュースレター(6月6日発行)の作成、各チームの情報共有がスムーズにできるような環境作りを行ってきました。リーダーミーティングでは先生にも参加して頂き、各チームの活動状況の報告やその時々の課題・疑問等を話し合い、議事録作成や活動日程の図表化をしてその後の作業が進めやすいような工夫をしてきました。今後の具体的な活動としては、
(1)Team宮城の活動全体の振り返りビデオ
(2)総括レポート
(3)活動報告書
以上の3つの作成と、引き続き各チーム間の連携がきちんと図れ、メンバー全員で活動していけるような環境作りを行っていきたいと考えています。(高橋悠)
(2)インテリジェンス・チーム(Iチーム)
現在までにインテリジェンス・チームとしてプロモーションペーパー(以下PP)を発行しました。これは主に宮城県の一般の人や選手、指導者の方々向けに発行したもので、他県が行ってる取り組みやユースオリンピックの存在、マイナーと言われるスポーツの選手や競技の紹介をまとめた物です。他県の取り組みやユースオリンピックに関しては、選手や指導者に刺激を与えるといった意味合いが強く、またマイナースポーツを広くプロモーションするといった目的です。今後については、PPを配布した場所では好評だったと聞いているので、実際に現場の人たちに何らかの形で欲しい情報・あったらいいなと思う項目等を聞いて、第2弾を制作しようと考えています。(中川哲太)
(3)アナリシス・チーム(Aチーム)
アナリシスの現在の活動状況は分析するための資料も手に入り、各自が担当競技に分かれ分析項目に沿って活動しています。チーム発足時は、プロダクト案が決まらないということでとても苦労しましたが先生方を含めHQのメンバーからもアドバイスを頂き、チームでなんとかプロジェクトを成功させようとする大きな力を感じました。今後の活動としては、また新たに頂いたアドバイスを参考に各自が分析項目を視覚化していく段階に入っていくところです。(村上大介)
(4)プロモーション・チーム
プロモーション・チームでは部活動促進のアプローチを、プロモーションビデオを利用して部活動不参加の人やこれから部活動を始める人をターゲットに取り組みを進めてきました。そのために宮城県高校総体の大会、試合の映像を収集してきました。今後の活動としては、映像作成と共にどのようにこの映像を利用して行くかを深く考えていきたいと思います。(栗田成)
最終回の授業へ向け、どのチームも目的・目標をもって作業を行っています。「組織的な情報活動」はとても奥が深く、自分たちなりの「組織」を作るということはなかなか難しいですが、これまでに出たたくさんの反省点を生かしながら、「宮城県高校総体におけるスポーツ活性化」という最終目標を達成できるように、メンバー全員で協力し活動していきます。
<編集後記>
いかがでしたか。この授業では、"スポーツ情報を扱う事の意味"を学生一人ひとりにいかに意識させるかが第一歩です。同時にスポーツ情報を扱うリアルな現場で活動することにより、チームでプロジェクトに取り組む事の重要性を充分体感する事ができたのではないかと感じています。今後の展開としては活動を通して得た情報をどのように発信し、また、その後の活動に生かしていくのかなど、学生の視点から生み出される新たな取り組みや手法に期待したいと思います。 (藤本)