2012年10月17日水曜日

i-SIM News 113/スポーツ祭り2012「スポーツアドベンチャーワールド」開催

 10月8日(月・祝)に、「体育の日」中央記念行事 スポーツ祭り2012が開催されました。その中のプログラムのひとつで公益財団法人日本体育協会主催の「スポーツアドベンチャーワールド」が味の素ナショナルトレーニングセンターで行われ、本研究所研究員が講師およびアシスタントスタッフとして参加しました。(ISIM 徳江郁美 運営スタッフ)

 今回実施された「スポーツアドベンチャーワールド」の目的は、こどもと保護者が一体となってスポーツを学び、コミュニケーションをとることを学ぶとともに、スポーツがより楽しくなるプログラムを実施し、スポーツ指導の大切さを体験させることでした。
 また、コンセプトとしては「スポーツのチカラ」の実感、「する人」「みる人」「支える人」、「交流(ふれあい)」「祭典(にぎわい)」「挑戦(がんばり)」「女性スポーツの参加(こども、指導者)」とし、午前の部を男女混合の「アクティブキッズ」、午後の部を女子限定の「アクティブガールズ」としてそれぞれ約40組80名の参加となりました。

 「アクティブキッズ」では、約10名程度で構成された親子一緒のグループがそれぞれ4つのゲームに挑戦しました。初めて見るゲームに目を輝かせている子どもたちや、子どもたちに「どう挑戦させるか」、「どうしたらうまくいくか」声をかけている保護者の姿が見受けられ、一つのゲームを達成した時には、子どもも大人も関係なくみんなで大喜びをしていました。

 

 「アクティブガールズ」では、実施したゲームの内容は同様でしたが、少し工夫をした箇所がありました。「アクティブキッズ」では、グループ分けの際にビブスを配布しましたが、「アクティブガールズ」では女子ならではの髪留めを渡し、最後には「オール・アポード」(30㎝~40㎝四方の台にチームが全員乗る)を実施しました。接触を伴うプログラムにも抵抗なく積極的に取り組む様子が見られ、今後の「女性(女子)のスポーツ参加」を促す一つのきっかけとなったのではないかと感じます。

 

 今回のコンセプトでもある「する人」「みる人」「支える人」のさまざまな立場の人がプログラムを通して、「スポーツのチカラ」を実感でき、私自身も勉強になったことが多々ありました。「やった!」という喜びの表情や、「どうすればいいのだろう」と真剣に取り組むこどもたちの姿が、今でも目に焼き付いています。その喜びや一つのことに真剣に取り組む楽しさが、今後スポーツとかかわっていく中でさらに増えていくことを心から願っています。