2012年9月5日水曜日

i-SIM News 110/こどもスポーツ大学 in NAYORO 開催!


 

 2012年8月18日と19日の2日間、北海道上川北部広域5市町村(美深町、中川町、下川町、音威子府村、名寄市)の小学生を対象に、こどもスポーツ大学 in NAYOROが開催されました。今回参加した小学生17名は、2日間小さな“大学生”として、スポーツを通して様々な力を身につけました。(ISIM大町祐太アシスタントスタッフ)

  こどもスポーツ大学は、今年度で5回目の開催。これまで美深町を皮切りに、中川町、下川町、音威子府村で授業を開校し、総勢100名以上の卒業生を輩出してきました。
 名寄市の健康の森をメイン会場として行なわれた今回のこどもスポーツ大学では【「競い合い」と「高め合い」】をメインテーマに設定し、個人としてまだ自分の知らない力を出し切ることと、チームの中の個人として、チームの中で自分に求められていることを考えて行動することを目標としました。

 ISIM★CUP(競技大会)は個人種目と団体種目の両方の力を求められた大会です。大学生たちは、自分たちで17人を3つのチームに振り分け、2日目に実施される大会に向けて、それぞれ練習を行ないます。チームを振り分ける際には「5つの市町村の友達が均等にチームに入ること」や「3~6年生の様々な学年の友達がチームに入ること」などが、チーム作りのルールとして設定されました。最初は悪戦苦闘の子どもたちでしたが、制限時間内で3つのチームを作り上げることができました。
 
 夕方からは4年前にこどもスポーツ大学 in BIFUKAを卒業した1期生たちを対象に、大学院プログラムも実施。未来のスポーツに携わっている、自分たちの姿を考えるために“今”の自分を見つめ直し、それぞれ将来の自分に誓いを立てました。その後の夕食では、“大学生”と“大学院生”との交流も行なわれた。大学生からの率直な質問に対して、真剣に受け答えする姿はお兄さん、お姉さんというよりも、もっとたくましい大きな背中の先輩に写りました。

                                      【今回のこどもスポーツ大学 大学院に参加してくれた
                                         こどもスポーツ大学 in BIFUKAを卒業した1期生】


 2日目のISIM★CUPでは、各チームの各個人が、それぞれのチームのために自分の持っている力を出し切っていました。はじめて経験するような競技が多い中で、チームメートと協力して、競技に臨んでいる姿は印象的でした。



         【競技大会のクエスチョンボックス」に取り組む大学生の様子】
 

 スポーツ大学が終わってから、もう既にそれぞれの地域に戻ってスポーツに取り組んでいるこどもたち。今後、こどもスポーツ大学で学んだ様々な力を、地域のリーダーとして遺憾なく発揮してくれることを期待しています。そして、またいつかどこかでこの小さな“大学生”たちに再会できることを心から期待しています