2012年8月1日水曜日

i-SIM News 108/メディアからの学び


 こんにちは。スポーツ情報マスメディア学科マスメディアコース3年の横山紘基【よこやま こうき】です。今日まで、講義や実習を通しメディアという媒体について学んできましたが、今回はマスメディア学科の学生として、私がこれまでの経験から感じてきたことを書きたいと思います。

 まず、私が感じていることは、日々のメディア(主に報道)に対する見方が変わったということです。毎日ニュースを見る中で、このニュースの背景には何があるのか、将来的に推測されることは何なのかなどと考えることで、メディアに対してあらゆる視点から見られるようになってきました。スポーツ情報マスメディア学科長である山内先生の講義では、1週間にあったニュースを答えさせるというものがあります。この講義から、ニュースは文脈を考えて、背景やその先を読み取ることがメディアから情報を得る際、また自分が伝える際には非常に重要であるということを学びました。
 大学生ならこのようにニュースを見ていくことは当たり前かもしれませんが、この学科では、メディアを学びつつ、ニュースを捉えることができます。私達にしかできない貴重な経験だと思っています。常にマスメディア学生の視点から、ニュースを捉え、考え、メディアの報道の仕方に強く関心を持つことで、メディアに対する見方、考え方が変わってきたと私は感じています。
また、2年生の取材報道実習で柴田町にある河北新報船岡販売所と震災の被害にあった石巻で実習を行い、記者になったつもりで報道の現場を肌で感じました。まず、販売所では「オアシス」という町のフリーペーパーの作成に携わり、写真の撮影と記事を書かせていただきました。石巻の実習ではメディアが伝えている震災の報道を調べてから現場を訪れ、報道と現状とを比較しました。
これらの実習から、自分で情報を伝えることの難しさとメディアの果たす役割を生で体感でき、情報の持つ重要性を改めて感じることができました。また、情報を伝えるには、現場で自分がどう動けるかが報道の質を高める鍵になると実感しました。
これからも幅広い教養を身に付け、成長したマスメディア学科の学生になって卒業できるように、講義、実習等に積極的に取り組んでいこうと思います。