2012年2月1日水曜日

i-SIM News 097/情報戦略を学び世界を感じる! 仙台Jプロジェクト

2012年1月 13(金)〜22(日)の10日間、記念すべき第1回ユースオリンピック冬季競技大会(WYOG)はオーストリアのインスブルックで開催されました。そこ で今回は、本学で実施され、現在も継続中の"仙台Jプロジェクト"の活動について報告します。(ISIM 溝上拓志 アシスタント・スタッフ)
 
 仙台Jプロジェクトは、グローバルな情報に触れることを目的とした「スポーツ情報戦略論実習Ⅱ」を受講しているスポーツ情報マスメディア学科3年生と「スポーツ情報戦略演習」を受講している大学院生で構成され、ユースオリンピック競技大会から情報戦略活動を経験し、組織的な情報戦略活動を体得するのが狙いです。本プロジェクトはスポーツに教育的な価値があると考え、子どもたちにスポーツを通じた学びの機会があることを知り、体験してもらうことで多様な“気づき”を得てもらいたいと考え活動しています。

 活動内容は主に2つです。1つは大会期間中に世界各国の選手団情報や大会運営組織、一昨年夏にシンガポールで行われた第1回ユースオリンピック競技大会との比較、そしてオリンピックの価値や地球規模の課題を学ぶ、文化・教育プログラム(CEP)等のWYOGに関する情報を収集して分析する「情報戦略スタッフ活動」です。

 もう1つは、2つのグループに編成し本学の所在地である「柴田町」に対して、「スポーツと教育に関する気づきを提供できることは何か」を実践する「グループ活動」です。現在私たちは、メンバーから提出された100枚に渡るインフォメーション(素材情報)やインテリジェンス(評価情報)を、ファイナルレポートとして1つにまとめる作業をしています。私たちの活動から多くの子どもたちが自分の将来を“築く”知識を、スポーツを通して“気づき”、学んでほしいと思います。

 私は今回、学科授業の履修者の1人としてプロジェクトリーダーを務めています。運営方法に関して発言・行動をする際、考えなければいけないことや組織の在り方・仕組みについても学ぶことができました。これらの貴重な経験を、今後のプロジェクト活動と将来に生かしていきます。