2011年8月18日木曜日

i-SIM News 087/インターンシップを終えて

こんにちは。私は6月中旬からお盆前まで、仙台大学スポーツ情報マスメディア研究所でインターンシップ生としての2ヶ月間働かせていただきました。私を暖かく受け入れてくださった研究所の方々のおかげで、日米大学の相違点に気付くなど、貴重な体験をすることができました。(アメリカ・モンタナ大学4年 齋藤智子)
はじめは、インターンシップ生として実務に携わることはあまりできないのでは、と考えていました。しかし、インターンシップ初日からその予想は良い意味で裏切られ、ミーティングはもちろん、研究所での様々な業務をスタッフの一員として取り組むことができました。
研究所では、主にミーティングや簡単なルーティンワークに参加していましたが、7月下旬には岩手でのタレント発掘・育成事業に参加させていただきました。前日のミーティングを終えて、当日は見学及び研究スタッフのサポートをする予定でした。しかし状況が一変し、急遽私自身が子どもたちにレクチャーをすることになったのです。何をどう教えていいものかと悩みましたが、研究員の方々からの助言もあり、当日のプランを作成することができました。
 岩手県のタレント発掘(いわてスーパーキッズ)は、小学6年生と中学1年生を対象にプログラムが実施されています。そこで驚いたことは、スーパーキッズたちの姿勢です。まっ先にゲームに取りかかる子、周囲の意見を聞いてまとめる子、的確に間違いを指摘する子など、千差万別でした。彼ら一人一人にとって「自分を知る」良い機会になったのではないかと思います。また中学1年生のプログラム中、英語を取り入れた簡単なゲームでは、自分の持っている力を一生懸命発揮して問題に取り組む姿が印象的でした。質問についても恥ずかしがることなく、堂々として、時には子どもらしい可愛い失敗もしていました。
インターンシップの体験を通じて、子どもに何かを教える楽しさとともに、私自身が成長できる良い機会になったと考えております。今回はタレント発掘について取り上げましたが、その他にもおかげさまプロジェクトのような人と人とのつながりを再確認できる、とても意味のあるプロジェクトにも参加できました。人とのつながりを大切にする研究員の先生方に支えられ、今回のインターンシップが素晴らしい経験になりました。